天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

逢いたい

2012年10月07日 | 俳句・短歌
めぐりあひて 見しやそれとも 分かぬまに
雲がくれにし 夜半の月かな


紫式部


あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
いまひとたびの 逢ふこともがな


和泉式部


夜をこめて 鳥の空音は はかるとも
よに逢坂の 関はゆるさじ


清少納言


難波潟 みじかき芦の ふしの間も
逢はでこの世を すぐしてよとや


伊勢


瀬を早み 岩にせかるる 滝川の
われても末に あはむとぞ思ふ


崇徳院