天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ 

わびぬれば 今はたおなじ 難波なる みをつくしても あはむとぞ思う

早春賦

2013年02月19日 | 春はあけぼの




春は名のみの 風の寒さや

谷の鶯 歌は思えど

時にあらずと 声も立てず


氷解け去り 葦は角(つの)ぐむ

さては時ぞと 思うあやにく

今日もきのうも 雪の空


春と聞かねば 知らでありしを

聞けば急かるる 胸の思(おもい)を

いかにせよとの この頃か


吉丸一昌