スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

神ともに

2023-10-16 06:28:22 | 音楽
Goodbyeの語源はGod be with you である。
「神ともにいまして」なのである。

1963年に悪ガキの僕らは出会い、1966年に一旦別れた。
あの頃の僕らは、もちろん皆んなが皆んなそうだったわけではないが、イエス様が湖上を歩くなんてありえないと思ったし、もっと言えば神なんているはずがないと反発する若造だった。

そして別れ、今再びここに集って、讃美歌405番「神ともにいまして」を斉唱した。

God Be with You Till We Meet Again

1. かみともにいまして ゆく道をまもり
  あめの御糧もて ちからをあたえませ
 また会う日まで また会う日まで
 かみのまもり 汝が身を離れざれ

2. 荒野を行くときも あらし吹くときも
 ゆくてをしめして たえずみちびきませ
 また会う日まで また会う日まで
 かみのまもり 汝が身を離れざれ

3. 御門に入る日まで いつくしみひろき
 みつばさのかげに たえずはぐくみませ
 また会う日まで また会う日まで
 かみのまもり 汝が身を離れざれ

第18回西南学院中学校同窓会@ソラリア西鉄ホテル

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風をあつめて

2023-10-12 07:20:35 | 音楽
街のはずれの背のびした路次を散歩してたら、白い縁取りのデュランタの紫が、色なき風に揺れるのが見えたんです。

街のはずれの
背のびした路次を散歩してたら
汚点(しみ)だらけの靄(もや)ごしに
起きぬけの露面電車が
海をわたるのが見えたんです

とても素敵な
昧爽(あさあけ)どきを通り抜けてたら
伽籃(がらん)とした 防波堤ごしに
緋色の帆を掲げた都市が
碇泊(ていはく)してるのが 見えたんです

人気のない朝の
珈琲屋で 暇をつぶしてたら
ひび割れた 玻璃(ガラス)ごしに
摩天楼の衣擦(きぬず)れが
舗道をひたすのを見たんです

それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて 風をあつめて
蒼空を翔けたいんです蒼空を

風をあつめて:はっぴいえんど
(作詞:松本隆 作曲:細野晴臣)



今日は、日本語ロックを外国人カバーで。
風をあつめて (Gather the wind) - Happy End Cover
Josh Turner&Carson McKee

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加州旅館

2023-09-26 07:58:37 | 音楽
One of My Favorite Songs「旅館加州」。

どうも日本の琴とは違うなと思ったら中国の古筝(こそう・グーチェン)のようだ。
でも東洋のテイストが心に響く。


The Eagles - Hotel California - Reimagined on the Traditional Chinese Guzheng | Moyun

その印象的な旋律、暗喩に富んだ歌詞から広く愛聴されているこの名曲、オリジナルも載せておこう。


Eagles - Hotel California (Live 1977) (Official Video) [HD]
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吉川忠英

2023-09-16 08:41:51 | 音楽
秋時雨、雨宿り。

図書館でちょっとどうでもいい調べものなんかして外に出ると、巷はもう自分のように黄昏れていた。

帰りたくなくて、ふらふらと市内の裏路地なんぞを彷徨って、外観は小粋な、前からちょっと気になっていた新し目のCafeの前を通りかかった。

こんな時飛び込まないと、また当分ドアを叩くことはないだろう。

「cross road cafe」。

入り口の小さな紙に何か書いてある。
驚いたことに、「吉川忠英 LIVE!」とある。
何たる偶然、こんな事が本当にあるあるだろうか😍

吸い込まれるように店内へ。

てなわけで、日頃の行いが良すぎるのを、神様はちゃんと見ていてくれたのだ、秋の夜長に思いがけないプレゼント、至福の時はあっという間に過ぎていったのである。

吉川忠英…
70年代、陽水や拓郎ほどメジャーではなかったが、知る人ぞ知るアコースティックギターの第一人者として、大滝詠一・中島みゆき・松任谷由実・福山雅治・夏川りみ・加山雄三・Chageなど、ニューミュージック系のアーティストを中心に数多くのレコーディングやコンサートに参加、現在も精力的にLIVEで全国を駆け回っている、76歳。

10人足らずのアットホームなLIVE、ギターの情感とテクニックは予想通り最高、思ったより小柄だった。

cross road cafe@六ツ門町



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チェロ

2023-07-03 06:46:41 | 音楽
似合わんけど、上野通明チェロ・リサイタル。

今、日本の若手チェリストは黄金時代らしい。

2021年ジュネーヴ国際音楽コンクール・チェロ部門日本人初の優勝が、どんなに凄い事(第1位を出さない事も多いとか)かもさっばしわからないが、普段慣れ親しんでいる音とは違う、異次元の低音世界に触れる。

何で生まれがパラグアイ、育ちがバルセロナかと思ったら、やはり父は外交官だった。
貴公子のような佇まい、住んでる世界も違うのだ。



才能とは、どこから来るのか。



経歴、受賞歴も凄い。
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会いたい

2023-02-05 07:35:36 | 音楽
ファーマータナカの My Favorite 「会いたい…」。
貴方の「会いたい」は?

ただただ会いたいのが沢田知可子

会いたくて会いたくて震えるのが西野カナ
逢いたくて逢いたくて眠れぬ夜にあなたのぬくもりを思い出すのが松田聖子
逢いたくて逢いたくてせめて声が聞きたくて用もなく電話するのが浜崎あゆみ
会いたくて会いたくて君への想い涙そうそうなのがBEGIN
逢いたくて逢いたくて遠い空に呼んでみるのが園まり
理由もなく会いたいのに理由を探してるのが中島みゆき
ただ会いたくてもう切なくて恋しくて涙なのが桑田佳祐
あなたに会えてほんとによかったのが小田和正
会いたいと思う事が何よりも大切なのが米米CLUB
(選曲がやはり古臭い😢)

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オーケストラ

2022-11-28 08:12:52 | 音楽
ありがたいことに、オーケストラを聴く機会を得た。

そもそもの話、知人の兄にとか同級生の息子にとかに、ほんの僅かクラシック演奏家がいる(らしい)が、とんと縁がない世界である。

やはり生まれ育ちというものがあるのだろう、指揮者や演奏家達の立振舞いの高貴さや上品さは、アッパーな別世界。
一歳からピアノを始めとか、芸大だとか、国際○○コンクールで第一位とかのエピソードが、貧乏人のひがみに拍車をかける。

それでも血管が切れそうなソプラノの音域、ラフマニノフのピアノ演奏は圧巻(だと感じた)、充分楽しめました。

ホントはいいのか知らないけれど、みんなが撮ってたので、私もパチリ😜



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朝顔

2022-11-13 07:46:38 | 音楽
朝咲いて昼には萎むから朝顔だった。
コスモスなんかもそうだけど、外来種とかもあって、花のイメージはガラリと変わっていく。

オーシャンブルー、和名は琉球朝顔。
11月だというのにその紫は鮮やかに天に向かい、午後になっても花を咲かせ、もの凄い繁殖力で儚いイメージはない。

でもやっぱり、短命が故に永遠(とわ)を思わせる日本朝顔が好きだ。

早川義夫の1969年のアルバム「かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう」から「朝顔」の歌詞を載せておく。
なんせ、ムチャ暗いです。

私が あなたを みそめた 時に
空は 青く澄み渡り
風は笛の音の様に ひびく
このまま あなたと
どこまでも 行きたい
風にのって 丘を走り
山を越えて 花の園へ
ラララ…

私が あなたに 寄せる 思いは
なにも かも すべて
思い出は これでおしまい
だから もっと いっしょに いたい
あの鳥のように 翼をひろげ
高く高く空を 昇ろう
カモメも 飛んでる 海を抜けて
そこには空も 海もない
ふたりがとけ込む 白い光の中へ
消え去る体を みつめながら



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逆カバー

2022-10-23 05:53:50 | 音楽
名曲のカバーは特に珍しくも何ともないが、オリジナルとは違うその曲の持つ魅力に新しい発見と感動がある。

TV番組やCDに見られるそのパターンとしては、日本の曲を日本人が、あるいは外国の曲を日本人がというパターンが多い。
だが、日本の曲のクオリティの高さが認知再評価され、日本の曲を外国人がカバーという「逆カバー・バージョン」が、今熱い。

実際は昔からチラホラあったのだが、皆さんの掘り出し物「逆カバー・バージョン」を是非教えてほしい。
最近のよさげなのを探していたが、結局昔自分の店で流しまくっていた、Ellie My Love(いとしのエリー)/ Ray Charles に行き着いた。

日本のポップスを世界がカバーする「逆カバー・バージョン」の歴史



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朝の雨

2022-09-19 08:45:07 | 音楽
朝(あした)の雨にキバナコスモスが揺れていた。
昔コスモスは、ピンクや白だった。

このまま吹き返しもなく、台風一過となればいいが。



「朝(あした)の雨 ~ Early Morning Rain」は Peter Paul & Mary が有名だが、原曲はカナダのシンガーソングライターである Gordon Lightfoot により作詞作曲された曲、高石ともやとザ・ナターシャー・セブンの日本語訳詞も好き。

朝の雨が降る 古い飛行場
着古したジャンパー 砂混じりポケット
小銭にぎりしめ 行くあてもない
朝の雨の中 濡れてたたずむ

離陸準備の光る707
酒に酔いしれりゃ 女達は消えて
草原に立てば 翼は消えて行く
一人たたずみ 見送るばかり

爆音が響く 胸がふるえる
雲の上行けば 太陽輝いて
西を目指せば 2時間ほどだろう
足もと見つめて 故郷想う

想いは沈む 古い飛行場
夜明けまで飲んだ 酒のにおい
季節が変われば ツキも変わるだろう
帰りたい気分 朝の雨が降る
朝の雨が降る

作詞・作曲:Gordon Lightfoot
日本語歌詞:高石ともや
歌:高石ともやとザ・ナターシャー・セブン他

【聴き比べ #1】朝の雨 PPM vs ナターシャーセブン

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