風に吹かれて(Breath of Nature)

山歩きにBike、忘れかけたflyfishing、季節の匂いや風を追って遊びたいお気楽男の雑記帳

浅草・合羽橋散歩

2019-01-19 15:49:07 | 散歩






浅草駅に降り立つと、天気予報通り物凄い北風に襲われた。
乱れないようにとしっかりセットした髪もボサボサに、と言うよりは
あまりにも冷たい強風に、ああっ髪が抜けて飛んで行きそう!って感じ?!

 

ここ合羽橋道具街はメインストリート両側にそれぞれ特化した道具屋が
ひしめき合っていてとてもいい、他では見つからないものもここに来れば
大抵見つかるかな。

街中の一角には、かっぱ河太郎の像まである。
約200年前の文化年間に商人合羽屋喜八が度重なる洪水を見かね、
私財を投げ打って治水工事を始めたが、困難を極めていたところそれを見ていた
隅田川の河童達が夜な夜な現れて人知れず工事を完成させたそうな。
その河童を見た人はそれからなぜか運が開け、商売が繁盛したという、
河童橋道具街九十周年の時に商売繁盛を祈願して建立されたらしい。

 

道具屋街の中程にある「飯田」、TVでもよく紹介されるこの店はこれでもかと
キッチンツールが揃っていて、外国人の客も多く見受けられた。
合羽橋交差点を挟んで「ニイミ」と反対側の竹製品店向かい、食品サンプル店が
入っている建物の二階には何故か巨大なカブトムシ。



竹製品の専門店「近藤」、店頭から店内奥、天上までありとあらゆる竹製品が
これでもかと並べられている。
実用品から芸術品レベルのものまでたくさんあり、見ていて飽きない。





九州産の一閑張(和紙を張り付けたもの)も最近では珍しい。



刷毛やブラシの専門店「かなや」、ブラシと軽石を購入。

 

合羽橋交差点の東側の通りで見つけたのは、元建具屋さんが4年前に始めた
蕎麦道具専門店「陽鶴」。
蕎麦打ちを習う予定は無いが、思わず入ってしまった。
こね鉢、麺棒、蕎麦包丁、のし板、ざる、せいろ、蕎麦猪口、石臼など何でも
揃っている。
何も買わなかったが、店の感じも経営者の応対もとても良かった。





昼は浅草で天丼!とリサーチしてきた店に向かうと11時30分開店のはずが、
「本日は12時開店・・・」の張り紙。
日蔭の通りで冷たい北風に吹かれながら待つには時間があり過ぎるので、
予定を変えてロシア料理の店(下の写真)に向かった。
しかしここでは「只今満席」の札!
一応店内で店の人に状況を確認すると、何と!今日だけでなく1月末位までは
昼夜とも予約でいっぱいとのことでした、びっくり、がっかり・・・・・



仕方なく再び天ぷら屋「あかし」へ戻ると、店外に12、3人程が並んでいた、
時刻は12時10分なのにまだ開店していない様子。
店側からの説明も無く、みんな風に吹かれながらいつ開くとも分からない開店を
待っていた、カウンター11席のみだから最初のグループでは入れないのは必至
なので、今回は諦めることにした。

寒さで耳が痛くなるほど、ランチを求めて彷徨い歩く、平日と言えども浅草界隈
外国人旅行者も多く、どの店も並んで待つ人の多さに驚く。
やっと座ることができたのは、予算を大幅にオーバーしたうなぎ屋。
普段質素に暮らしているので、こんな時だけは自分を許すか、
うなぎなんて何年振りだろう・・・・・
料理を待つ間はお酒を一口、冷え切った体に燗酒が染み渡る~

 

肴は漬物と鶏もつ焼き。(また最初に撮り忘れ、写真は串から外したもの)
食べてビックリ、もつ焼きのタレがとても甘~い甘味噌味。
もつはとても新鮮でおいしかったが、塩焼きか普通のタレがよかったなあ。







仏壇屋が軒を並べる仏壇通りの渋い一軒が目立っていた



そう言えば途中で蕎麦屋に入る山本一力さんを見かけたっけ・・・

とても寒~い、浅草・合羽橋散歩でしたがちょっとばかりリフレッシュ
できたかな