前記事にkojitakenさんから頂いたコメントへ書いた私のお返事を、
他の方のお目にも触れればと思い、ここに記事として載せさせていただきます。
ほとんど同じものですが一部加筆修正しています。
コメント有難うございます。
小沢民主党は一般の支持率は今はまだ低いのだそうですが、
これから政権をとってもアメリカに楯突いてて見せることによって、
人気をどんどん上げていく計画があるのではないでしょうか?
仰るとおり、安部、麻生のご両人の方が、
ずっと軍国主義的であると思いますが、
あそこまであからさまだと、かえって国民は乗せられないとアメリカは見切りをつけ、
攻める方向を変えてきたのではないでしょうか?
つまり、何時までも対米従属ではあまりに情けない、
そろそろ日本も独立して国を守るべきだという、国民の心情に沿って行動させることによって、国民の支持をつかませる。
(私の前々記事「対米従属を卒業するためには」に田中宇さんの記事に引用されたアメリカの偉い人のその趣旨の論説を引用していますが・・・・
又次の記事「アメリカは核兵器を売り込むために北朝鮮をそそのかしている?」に、先の記事に書いたことの反対の考えに至った経緯を書いています。)
本当の自立のために、日本も国防軍を持つべきであるという考えが浸透したころを見計らって、
あんな北朝鮮という乱暴な国がそばに有るのに、
いつまでも核アレルギーでどうする。
日本が自力で国を守る覚悟があるのなら、核アレルギーは捨てるべきである。
核アレルギーのままでは、本当の自立とは言えないだろうと世論を誘導していきます。
その時に北朝鮮がミサイル発射実験をしようと何をしようと,
核兵器持ち込み反対などと言おうものなら、
国民の大多数が、その反対論者を北朝鮮の回し者と難じて、核兵器反対論は抹殺されてしまうのではないでしょうか?
もしかしたら、「非国民」という言葉が流行り出すかもしれませんね。
それからたまたま「神州の泉」を引用しましたが、私はいつもこのブログを読んでいる愛読者というわけではありません。
郵政民営化のときの経緯を詳しく書いておられたので参考にさせて頂いたまでです。
参考になる資料を書いておられるものなら、左右にこだわることは無いと私は思っているのですが・・・・・
私が小沢さんに不安感を持つ最大の理由は、
アメリカにとってあれだけあからさまに楯突いて見せている小沢さんが、
しかも社民党のように弱小政党ではなく,次期政権に就きそうな政党の党首である小沢さんが、
マスコミから余りいじめられていないという現状が、ちょっと怪しいなという気がしているのです。
第7艦隊発言のことでも、場合によってはアメリカの代弁者のようなマスコミですのに、騒いでいるようには見受けられませんし。
郵政民営化法を通すときは、自民党のほとんどの議員が、初めは反対だったのが、あるときからみんな(反対論者が)黙ってしまったと言う様に、在日米軍の威力は、
日本の政治家にとって、相当の圧迫を与えるもののようですし・・・・
その中で小沢さんが無事であるということが、ちょっと不自然な気がするというのが、この疑いを持った動機の一つでもあります。
なおあの欄を見られたのかと思いました理由は、
「羹に懲りて膾を吹く」とkozitakenさんが昨日の記事で書いておられましたので、あの記事にその言葉を使って書いていましたし、
「気まぐれな日々」の何日か前の記事に、何かを揶揄されて「粋がる」という意味の言葉を使っておられたとき、
「いきがる」という言葉も、
「米軍に60年以上居座らせて平気な者たちが右翼でございと、いきがっている国なのですから・・・・・ 」というように私も使っていましたので、
もしかしたら、kojitakenさんも、あのコメント欄を見て下さっていたのかなと思ったのです。
これはそのブログで、国旗国家について左翼がどうして反対するか理解できないというような意味で書かれた記事に対する、私のコメントに対して、
それは太平洋戦争のときの羹に懲りて、今のような戦争とは程遠い時代に、膾を吹くようなものだという趣旨の返事を、そのブログ主が書いておられたので、
それに反論して、次に引用しましたコメントを私は書いていたのでした。
(引用)
羹に懲りて膾を吹く
太平洋戦争直後アメリカは、まさに羹に懲りて、日本に平和憲法という膾を押し付けました。(この事にはアメリカの平和愛好者の意図も働いたとも聞きましたが・・・・・)
今アメリカは日本人はとうに腑抜けになっているということに気がついていて、
逆に羹を強制してくるようになっています。
だって米軍に60年以上居座らせて平気な者たちが右翼でございと、いきがっている国なのですから・・・・・
その上、守ってもらっているからと言って、莫大な思いやり予算なるものを毎年計上する現政権を、擁護するような腑抜け(又は詐欺師)が、「日本人よ毅然としてあれ」などと言っており、
それに騙された青年達が、自分達のことを勇ましい愛国右翼と信じているような国なのですから・・・・・
仰るとおり羹に懲りて膾を吹くという諺のような現象は、
かつての米軍もそうであったように、この社会にもしばしばあることですね。
しかし今はまさに、膾をあてがうことの愚に気づいたアメリカに日本(人)が、
「羹を強制されている時代である」ということを認識せねばならない時だと思います。
羹を次々押し付けられている時代に、
「羹に懲りて膾を吹くな」などとのんきな事を言う日本人が、本当に国防を考えている人たちなのかどうか疑わしくなってしまいます。
国防とは、軍を動かすだけで出来ることでないのは、アメリカの今の”ていたらく”を見られれば、よくお分かりになると思うのですが?
2009/02/16(月) 07:47:02 | URL | 和久希世