今日は午前中から弱い雨が降り始めた。
雨もよいの日本列島とは反対に、北朝鮮の方は快晴になっているという話から、
北朝鮮のミサイル発射は今日になるのではないかという観測になっていたようであった。
昼食の最中、NHKのニュース番組中に「今北朝鮮の方向に未確認の飛翔体が確認されました。ミサイルが発射されたものと思われます。」というような報道が繰り返されて、しばらくしたら誤探知だったと言いなおしていた。
「北朝鮮から飛翔体」と誤報…最新鋭ガメラレーダーが原因
アメリカからの情報だったのか、日本独自の調査による情報だったのかは明らかにされていないけれど、とんだ空騒ぎであった。
番組中、各地に物々しく配備された迎撃ミサイル写真を映していたけれど、
あんなもので飛翔物体を打ち落とす事ができるとはとても思えないような、
見るからに鈍重な感じの発射装置が無造作に置かれている感じだった。
まさしくピストルの弾をピストルで撃つくらいに難しい作業を、
本気でするつもりとはとても思えないような装置にしか見えなかった。
それどころか、物々しく発表した発射情報が、誤情報であったという事で、政府への信頼はますます地に落ちてしまったのではないだろうか。
終戦当時中学1年生だった夫が、
戦時中アメリカ軍の偵察機を撃ち落とそうとして、日本軍が撃ち上げた爆弾の破片が落下して、たまたま下に居た人(民間人)を直撃したのを、すぐ近くで見た事があると言っていた。
日本軍の弾は性能が低くてB29には届きさえしなかったけれど、落下した破片が国民の命を奪ってしまっていたなんて・・・・・
今回の北朝鮮のミサイルでも、下手に撃ち落とそうとなどしたら、
返って落下物で国民の生命を危険にさらすだけになってしまうのではないだろうか。
北朝鮮問題は、ミサイルを打ち落とすのなんのと、血走った道を選ぶのではなくて、外交努力で解決を図る方がよほど賢明なのではないだろうか?
当たりもしない迎撃ミサイルに、さらに
7000億円もの税金を投入するくらいなら(北朝鮮問題の裏に有るものコメント欄)、まだまだ他に良い方法が有ったのではないかと思えるのだけれど・・・・・


追記
ガメレーダーとは千葉県に設置された設備で、防衛省が1兆円をかけて造った大型レーダーの事でした。
ここの担当者が、「何かが感知された」と報告したのを、
聞いた管制官が、アメリカからも報告があったと勘違いして、
北朝鮮の飛翔体が、アメリカとガメレーダーと両方で観測されたと、早とちりして、ミサイル発射と報告したのだという話を、夕方ニュース番組で説明していました。
全くのヒューマンエラーだということでした。