芸能界から追放と申し渡されたと聞いていた北野誠が、昨日TVニュースに出ているのを見てオヤッと思っていたら、丁度主人が買っていた週刊ポストに、北野誠の記事が載っていた。
理由も言わずに芸能界追放処分という事で、「若者を中心に相当数の抗議や電話が、松竹や降板させたテレビ局にかかっている」ということだった。
北野誠「問題発言」明かさず 大阪で謝罪会見
2009/4/28
「不適切発言」で謹慎処分を受けたタレントの北野誠さん(50)が2009年4月28日、大阪市内で会見を開いた。問題となった具体的な発言については明らかにしなかった。北野さんは「事実に基づかない発言で、関係者の方々に迷惑をおかけしたことを深くお詫びします」と謝罪した。さらに「毒舌家というレッテルに自分自身が縛られていた」と自己分析した。復帰のめどについては「現時点でやめる、やめないかはわからない」と話すにとどまった。
このニュースによると、北野誠は問題発言の内容を一切明かさなかったという事であるが、
松竹芸能の社長あたりから、譬えそれが事実に反する事で有ると、すぐ分かる事であっても、
それをテレビでしゃべったら、
そのデマが人々の耳に残るから、
問題発言の内容については、一切しゃべるなと強く申し渡されていたのではないだろうか?
マスコミの関係者は、テレビや新聞で報道された事が、
どれだけ国民の先入観に入り込み、その判断基準に働きかけるものであるかを十二分に知っているから、こういう極度の用心をするのではないだろうか。
という事は、西松建設問題に関する報道のとき、
ちゃんとした根拠もなしに、
「関係者の話によると・・・・・」というのを立て続けに、報道し続けたのも、
小沢一郎氏に対する偏見を、国民に醸成させるのが目的であった、
という逆証になるのではないだろうか?
先ほどの週刊ポスト誌によると、今回の舌禍事件の内容は「創価学会批判」だったという噂だそうである。
今や権力者の創価学会のことであるならば、
芸能界追放処分にした理由説明の為であったとしても、
創価学会の評判を傷つける恐れのあることは、強烈な緘口令の下、
絶対に隠し通そうという事なのだろう。
今回の事で改めて、マスコミが権力に向って一直線に整列している姿を見せられた思いがする。
ちなみに、週刊ポストの記事によると、北野誠を民主党が、公明党の冬柴鉄三元国交相の選挙区に対立候補として担ぎ出そうかというプランが浮上しているという。
そんな事もあって、急に北野誠のテレビでの謝罪会見が編成されたという事なのだろうか?
「これに出て問題発言について何も言わなかったら、許してやらないでもない・・・・・」とか何とか言われて、
芸能界に復帰したい一心で、北野誠はプロダクションの緘口条件を呑んだと言うことなのかも知れない。