やっぱり北朝鮮からの寒波だったのだろうか?
今日の大津は一気に気温が上がった感じで、買い物に行く時いつも着ていた上着が、暑苦しくて道の途中でわざわざ脱いだほどであった。
春の小川はさらさら行くよ の歌詞の通り、春の暖かい陽光を反射させながら、
春の川はさらさらと音を立てて流れていた。
桜の花は大分開いてきたけれど、これでもまだ5~6部咲きなのかもしれない。
遠くから見るとき、満開を過ぎた桜は白っぽく、色あせて感じられるけれど、
今日の桜はまさに桜色をしている。
春爛漫の日本列島、
凍えながらのお花見をしていたところも有ったらしいけれど、
やっと本当の春らしい陽気になったような気がする。
私は北朝鮮のミサイルなど初めから恐れては居なかったけれど、
政府やマスコミがやたらと騒ぐものだから、肝を冷やしていた人も多かったのかもしれない。
政府はミサイルを発射したら、迎撃ミサイルで打ち落とすなどと勇ましそうな事を言って、
わざわざあちこちにミサイルを配備して見せながら、
ミサイルに照準を合わせるどころか、誤探知などと言う、
私は長らく日本人をやっているけれど、これまで一度も聞いた事もなかった妙な言葉を、NHKテレビで放送して、苦笑を誘う羽目になってしまっただけだった。
どこかのニュースバラエティで、誤探知は今年の流行語大賞に選ばれるかもしれないと言っていたけれど、「不謹慎な事を言う」と言ってあとでしかられたりはしなかったかな?
(中らない迎撃ミサイルをあたらないと言っても、不謹慎なとしかられるのだそうだから・・・・・)
本当に流行語大賞の候補になりそうなくらいに、
初めて耳にした時、ぎょっとするような変な言い回しだなと感じたものだった。
この北朝鮮のミサイル騒動で、自民党の支持率が少し上がったと言うアンケート結果が出ているそうだけれど、
誤探知をするような自衛隊のトップが、麻生総理だと言う事を承知で、
麻生自民党を支持したくなった人が多数有ったなんて信じられない気がする。
これに味をしめて、これからも北朝鮮のミサイル問題をマスコミで、がんがん流すのだろうか?
天木直人さんが次のような事を書いておられる。
(引用)
「ゲーツ米国防長官は3月末のテレビとの会見で、北朝鮮のミサイルが
米国本土に向かってこない限り『迎撃の計画はない』と断言した。同じミサイル
が日本領土に照準を合わせて発射されても迎撃対象としないという意味になる。
文字通り解釈すれば、日米安保条約の米国の責務に反する重大発表だった・・・
北朝鮮のミサイル脅威(から日本を守ること)には米国には必ずしも依存
できないという深刻な新シナリオが浮かびあがる・・・」(引用終わり)
ゲーツ長官は、ミサイルの照準が日本に合わされているのだったら、アメリカは関係ないと言ったそうだけど、この事はこっそりと隠しておこうとするのだろうな。
アメリカの国防長官は日本が危険にさらされる事があっても、守るつもりは無いとはっきりと言ったのに、
それでも日本は「守ってもらっているのだから」と言って、
思いやり予算を出し続けるのだろうか?
100年に一度の金融危機で、財政も厳しいと言うのに?
マスコミで北朝鮮問題を論議するのなら、是非ゲーツ米国防長官の言葉も話題にしてもらいたいものである。