春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

官僚が悪いのは政治家の怠慢が原因なのではないだろうか

2009年04月23日 09時46分15秒 | 思想信条
近頃しばしば「官僚が悪い」という言葉を耳にする。
確かに今の官僚の所業には、目に余るものも多い。
しかし、これを官僚だけの所為にしていて良いのだろうか?
公務員の中には立派な人も大勢あると思う。
その中で、悪貨は良貨を駆逐するの法則の下、欲張りであくどく権力志向の強い者が、
善良な普通の役人を押さえ勝ち抜いて、権力に取り付いているというのが、現実なのではないだろうか?

真面目に国のために働こうと努力するようなお役人は、
国から少しでもかすめ取って、自分の懐に入れたいと、鵜の目鷹の目の役人にとっては、目障りで邪魔な存在であろう。
こんなとき政治家が、真面目に国の為を思って目を光らせていたら、悪い方の役人は排除され、真面目に国のために尽くす役人だけが出世して、
国民は国の恩恵を受け続ける事ができるだろうけれど、
政治家が、甘い汁を吸うことにのみ関心のある者だらけになってしまったから、
甘い汁を吸うのには真面目な役人よりも、悪い要求でも何でも対応してくれる役人の方が都合が良いから、悪い役人ばかりが政治家の後押しを受けて出世していく事になったのではないだろうか。
質の悪い官僚だらけとなったのは、政治家の協力が有ったればこそで、役人が独りでそういう状況を作りだす事など、できはしないのではないだろうか。

「魚心あれば水心」と言う事で、両々あいまって今日の状況は作り出されたのだから、
政治家が他人事のように、役人の悪口を言うとしたら、無責任極まりない事と思う。

民主主義国日本では、私たち国民は主権者であると言われている。
政治家は私たち主権者の代理人である。
社主が会社の管理人を雇って、会社を運営させるとき、
社主は人選には特に心を砕くだろう。
間違った人選をしてしまったら、財産を乗っ取られる恐れがあるのは分かりきった事であるから。
人に自分の財産を任せるときは、そのくらいの事は常識であるのに、
自分たちの生殺与奪の権を握るかもしれない権力を任せると言うのに、
私たち国民はなんとのんきだった事だろう!

繰り返しになるけれど、政治家は私たち国民の代理である。
代理人がちゃんと仕事をする人間かどうかについて、どれ程私たちは気をつけていただろうか?
一方政治家は国民の代理人であると言う事を、どれだけの政治家が意識しているだろうか?
苦労して国民を騙し、やっと国会議員という地位を手に入れたのだから、
手に入れたからにはこっちのものと思っていはしないだろうか?
そして国民の多くも国会議員がそう思っているのを、当然のこととして、特に怒りなど持ったこともないのではないだろうか?

国会議員が国民の代理人として、国家公務員を監視しているのだと言う意識がなくなり、公務員に助けてもらって、政治家として、又は大臣としての職務を、何とかこなそうと思い、
そう思うことを別に恥とも思わず、当然の考え方と思う政治家だらけになったから、
悪徳役人も、したい放題ができるようになったと言う事なのではないだろうか?

政治家も国民も、国会議員と言うのは国民の代理人として、国民の権利を守るために国会に出ているのだという事を思い出さねばならない。
国会議員になったのは、国会議員というのが見入りの良い職業だから、
自分の生活費を稼ぐ為の就職として志した者だらけになったから、
自分自身のためにのみ働く事を、恥と思わない国会議員だらけとなっているのではないだろうか。

私たち国民は国会議員の意識のありかを良く見極めて、
今度の総選挙には臨みたいものである。
官僚を見張るべき政治家を選ぶのは、私たち国民なのだから・・・・・