米下院、医療保険改革法案を可決=大統領「国民皆保険」実現へ前進
【ワシントン時事】米下院は7日、本会議を開き、オバマ大統領が内政の最重要課題に掲げる医療保険制度改革法案を賛成220票、反対215票の小差で可決した。米議会本会議で「国民皆保険制度」の導入を目指す法案が可決されるのは初めてで、大統領は改革実現へ一歩前進した。
法案には最大の焦点となっている公的医療保険制度の導入を明記。しかし、上院では同制度の導入に慎重意見があり、今後の法案審議の行方は依然不透明だ。(2009/11/08-14:02)
オバマ大統領は本気だったようである。
遂に医療保険制度改革へ一歩を踏み出された。
然しながら、今朝偶々見たニュースによると、この医療保険制度改革を嫌う人々が、
かなり大勢あり、最近の地方選挙では2つとも、民主党は共和党に負けてしまったと言うことである。
医療保険制度改革に反対の人々が、「我々の保険制度を壊すな!」と言うシュプレヒコールを唱えているところが、テレビで映されていた。
全くの無保険者は4千数百万人だそうであるが、アメリカの人口は約3億人と言うことだから、無保険者は圧倒的に少数派であるらしい。
無保険者が4千万人以上も有ると言うことは、医療費の高いアメリカにおいては4千万人以上の人が医療の恩恵をほとんど受けられない事を意味し、
ほって置いて良い事ではないはずなのだけれど、
それによって自分達の医療保険が壊されると思っている人がその6倍もあると、
大統領にとっては生易しい決心では、できることではないだろう。
そういう意味でオバマ大統領は最下層の人々のために、本気で一肌脱ぐ決心で取り組んでおられるのではないかと思う。
しかしオバマ大統領の支持率はどんどん下がって行っているそうである。
国民の為になる事をしたがる政治家の支持率は、不思議と下がるものの様である。
小泉総理のように国民を苦しめる政治をやっていたら、支持率は鰻上りとなるのだから、
民意とは不思議なものである。
処でオバマ大統領の来日が13日に延びるかもしれないと言う報道を見て、
カレンダーを見たら、13日は金曜日であった。
キリスト教徒が一番縁起の悪い日としている日が、13日の金曜日であるらしいから、
この日を期して、ついでに日本人に罪を着せる事もできるとばかりに、
オバマ大統領暗殺など企む、不届き者が出なければ良いがと、ちょっと心配になった。