一昨日は1ドル86円、
昨日は1ドル84円と言う円高になって、
日本の輸出企業は軒並み、困った困ったと言っている、というニュースであった。
特に中小企業には、大打撃であると言う。
一昨日時点では、まだドバイの破綻は関係なかったのだけれど、
昨日はドバイに多額のお金を貸している銀行があるユーロ圏に、
ドバイショックが来て、円はユーロに対しても、円高となってしまった。
中東のドバイの政府系企業が、とうとう銀行からの借金の返済が出来なくなって、返済猶予を求めてきたからであったそうである。
ドルも危ない、ユーロも危ないと言う事で、一番確りしている円が、いっせいに買われたのだそうである。
今日はドバイの事は、何とか収まりを付ける工夫が出来たらしくて、
1ドル87円に落ち着いたそうであるが、
それにしても円高である事に変りはない。
私は経済について全くの素人で、
純粋に素人考えで、これらの推移を見せられた時、思ったのは、
「日本の円が確りしているから、円高であると言うことは、円の総量が現在の日本の国力に比べて、少な過ぎるから、円がやたらと高くなっているのではないか?」と言う事だった。
日本の国内では、お金が足りなくて、中小企業は四苦八苦しているし、
不景気で就職が出来ない人が、史上最悪の割合になっていると言う。
それなのに日本の円は、値打ちがあるから世界中で買われて、
それが又日本人の為になるのではなくて、日本人の首を絞めているなんて、
こんな馬鹿なことってあるだろうか?・・・・・と素人には、不思議でならない。
此れならいっそ、円の値打ちを薄めてしまった方が、
国民の為になるのではないだろうか?
どうやって薄める?
日銀に無利子国債を100兆円位出させて、
それで日本中の自治体に、新しい仕事(大型建設などでは無い、人数を要する地道な仕事)を、提示させて、それを査定して次々に予算を付けて、日本中に円を行き渡らせる事ができたら、円高は収束するし、国民は潤うだろうし一石二鳥となるのではないだろうか?と、夢想したのだった。
他のブログで、しきりに今緊縮予算は間違っていると言っておられたが、
素人考えから言っても、尤もな意見であると私にも思える。