天皇陛下即位20年:皇居で祝賀行事…一般記帳も受け付け
天皇陛下即位20年の祝賀行事が12日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われた。皇太子ご夫妻をはじめ、秋篠宮ご夫妻、常陸宮ご夫妻ら皇族方10人が出席し、天皇、皇后両陛下に祝意を伝えた。
皇太子さまは、皇太子妃雅子さまとともに両陛下の前に進み「ご即位20年おめでとうございます」と述べた。天皇陛下は「どうもありがとう」と答えた。
皇居内の宮内庁庁舎前には祝賀の記帳所が設けられ、午前9時半から一般の記帳を受け付けた。一番乗りした東京都新宿区の事務所経営、関野興治さん(70)は「朝6時から並びました。すがすがしい気分です。両陛下には『どうぞご健康で』とお伝えしたい」と話した。
宮内庁は14日から23日まで、記念事業として、皇居・東御苑で「即位の礼」などで使われた装束類などを一般公開する。28、29の両日には結婚の際に使われた儀装馬車を運行する。【真鍋光之】 毎日新聞 2009年11月12日 11時35分(最終更新 11月12日 13時19分)
天皇陛下がご即位の礼をされてから、今日で20年になられる。
子供の頃からずっと皇太子様と思っていたので、天皇陛下と言えば昭和天皇という感じがしみこんでいて、
初めのうち、今上を天皇陛下と思うのは、ちょっと違和感があったが、
いつの間にか天皇陛下と言えば、今上天皇の御事と思うようになっている。
50歳をだいぶ過ぎられてのご即位で、平成は何年続く事ができるだろうかと、
やや心細い思いもしていたけれど、
今や大正をはるかに越えて平成も21年となり、間も無く年末を迎えようとしている。
平和憲法を守るという強い信念の下、象徴天皇に徹し国民の事をこの上なく大事に思って下さっている両陛下に、何時までもお元気で、
平成の御世が一日でも長く続きますように、祈らずには居れない。
私達は本当に素晴らしい天皇陛下を頂いていると、
改めて感謝の気持ちが湧いて来る。
追記
この稿を書き終えた後テレビで、「天皇陛下御在位20年記念式典」をやっている事に気がついた。
鳩山総理を初めとして、各界代表の心のこもった挨拶が有った。
みなそれぞれに両陛下の日頃なさってきてくださった事に感謝の意を表していたが、彼等の言葉をを少しもおべんちゃらと感ずる事は無く、
素直に同感の気持ちで私は聞いていた。
そして本当に素晴らしい天皇陛下と皇后陛下であると、改めて確信したのだった。
式典に招かれた人の中に、ペシャワール会の中村哲医師が居られたのを目にして、天皇陛下のペシャワール会の活動に対する御思いを、見せて頂いたような気がして、嬉しかった。
天皇陛下のこの御思いも、国民のほとんどの思いと、同様のものなのではないだろうか?
最後に天皇陛下がお言葉を述べられたが、今の私達の思いとほとんど違わないお言葉に、国民と共に生きてきてくださっている天皇陛下のお姿を、改めて尊いものに思ったのだった。
最後に鳩山総理の音頭で、万歳三唱が有ったが、
此れこそ本当の陛下のご長寿万歳を祈る、万歳三唱であると思った。
天皇陛下御即位20年記念式典でのお言葉天皇、皇后両陛下会見全文(1)