この記事の中で私はソマリアの漁師さんが、海賊をするようになった経緯を、世情に言われているように、有害化学物質のため魚が取れなくなったためと書いたのですが、もっと恐ろしい事情があったようです。
「世界」の記事を紹介しておられますので、宜しかったらご覧ください。
(一部引用)
陸軍特殊空挺部隊(SAS)出身のリチャード・ウエストベリー卿が作った海洋安全保障コンサルタント会社ハートセキュリティーが、そこにからんでいる。プントランド自治政府のコーストガードなるものに、この民間セキュリティ企業が、警備ノウハウを教えたのだ。習った側がこれを悪用すれば、立派な海賊ができあがる。ひどいマッチ・ポンプではないか?
ソマリア沖の海賊騒動の真の目的は、日本の軍隊をNATOに参加させるためであろうということでした。
尚コメント欄までご覧になってない方の方が、多数かと思いますので、
先にご紹介しました私の記事に、ソマリアの海賊の事についても書きました、私の返事コメントもここに再掲させていただきます。
コメント有難うございます。
日本だけでも平和なら良いというのがどうしてエゴイスティックなのか、言われる意味が分かりません。
又ソマリアに海賊を退治するために行くのではないと言われますが、強引に攻撃してきたときは、実力で排除するつもりで行っているのではないのですか?
日本人を守るためと言っても、外国に出かけた者までは守れないから、安全な道を探してくれるように指導するべきだと思います。
まして日本より税金が安く済むからと言って外国籍にしている船まで、日本船とみなして守ることにしているらしいですが、自分の負うべき国民としての義務は逃れようとあらゆる方法を用いていながら、自分の行動様式を変えれば、何とか成る事でも経費削減のために国家に依存しようとするなど、それこそ利己主義ではないでしょうか?
又公害で反乱する現地の人を叩く様になるかも知れないとの見通しが、
海賊退治に行く考えとそう遠くない考え方だと言った事に、疑問を呈しておられるようですが、
そもそもソマリアに海賊が多くなった理由を知られたら、納得されるのではないでしょうか。
私がソマリアの歴史を調べたわけでは無く、受け売りに過ぎないのですが、
ソマリアの海は昔は海産資源が豊富な海で、現地の漁民は漁で充分生活が出来ていたのだそうです。
それがヨーロッパから、毒を含んだ廃棄物をソマリアの海に次々に捨てに来るようになって、
魚が死んでしまって漁ができなくなってしまったのだそうです。
多分ソマリアには海上保安庁のようなものも無く、ごみを捨てに来る船を阻止するすべが無かったのでしょう。
生活の手段を奪われた現地の漁民が、海賊に商売換えをしたのが
現在の海賊多発地域となった遠因のひとつだと言う話を読んだ事があります。
今回の海賊対策の方法を見ていると、現地人の事情など問題にする事も無く、自衛隊と言う軍事力を使うと言う事に、私は危ういものを感じているのです。
それは公害が出たとしても、公害という原因は無視して、
暴力で邪魔したと言う事にこだわって、武力で弾圧すると言う事に繋がるのではないでしょうか。
1年余り前ですが、ニューカレドニアでのそのような事件を、テレビで放送していたのを見た事があります。(天国に一番近い島 ニューカレドニアの今)
ニューカレドニアを押さえていたのはフランス軍でしたが、日本がこういうことを外国に依存していると言って非難する国があるのかもしれませんが、それはちょっとおかしいのではないでしょうか?
そこまでして資源をかき集める態勢をこそ反省せねばならないのではないでしょうか?
ましてや日本だけ平和であろうとする事を利己主義だなど、本末転倒だと思います。
他国の人を地獄に落としてでも、贅沢を続けねばならない理由が、どこにあるのでしょう。
又戦争でひどい目にあうのは一般庶民と相場は決まっているのです。
戦争を欲しているのはどこの国の場合も、権力者であり支配者なのです。
昔の言葉にもありますが「一将功成って万骨枯る」で、戦争は庶民にとっては地獄の責め苦となるのです。
尚韓国の軍が勝手に残酷な事をしたかのごとき言い方をしておられましたが、
ベトナム戦争に行く羽目になったのは、アメリカ軍の強請の所為なのですから、させられたと表現したまでです。
どこの国の軍隊の残虐行為にしても、
その兵士が国に在って、生業についている事ができていたら、したはずもない事を、
軍隊に強制的に行かされたから、(気の弱い人ほど恐怖心から、精神がかき乱されてひどい事もするようになると聞いた事があります。)やってしまったと言う事情があるのではないでしょうか。
そういう意味でやらされたと表現したのです。
話は違いますが、強盗犯でも、気の弱い者ほど、返って殺人まで侵してしまう傾向があるという話を聞いた事があります。
だから悪いのは戦争を起こすと言う事だ思うのです。
そして消化試合という言葉がありますが、武器消化戦争を起こしている勢力が現在の世界に存在するのは、残念ながら紛れも無い事実であると思います。
そのような勢力の毒牙にかからないためには、憲法9条が最も頼りに成る存在であると言うのが、
憲法9条にこだわる最大の理由です。