春 夏 秋 冬

めぐり来る 春夏秋 麗しき 大和し護れ 民草いとえ 
          

ブログ休止のお知らせ

このブログの表題に入れた短歌の、春夏秋冬の中の冬の字が、誰かによって削られて、修正不能になって久しいのですが、昨日から編集画面までが、誰かにいじられたようで、出す事が出来なくなっています。 この記事作成画面も、何時使用不能になるかもしれない状況にありますので、 春夏秋冬はこの記事をもって、しばらく休ませていただく事にしました。(2010年3月) * * * * * * *  Fc2ブログに不祥事が起き、広告主が引き上げたそうです。 Fc2は何時終了になるか予断を許さない状況かと思い、 気になる過去記事を少しずつ、こちらのブログに写す事にしました。(2015・4・24)

天皇陛下ご即位20年

2009年11月12日 13時40分30秒 | 皇室

天皇陛下即位20年:皇居で祝賀行事…一般記帳も受け付け
天皇陛下即位20年の祝賀行事が12日午前、皇居・宮殿「松の間」で行われた。皇太子ご夫妻をはじめ、秋篠宮ご夫妻、常陸宮ご夫妻ら皇族方10人が出席し、天皇、皇后両陛下に祝意を伝えた。
 皇太子さまは、皇太子妃雅子さまとともに両陛下の前に進み「ご即位20年おめでとうございます」と述べた。天皇陛下は「どうもありがとう」と答えた。
 皇居内の宮内庁庁舎前には祝賀の記帳所が設けられ、午前9時半から一般の記帳を受け付けた。一番乗りした東京都新宿区の事務所経営、関野興治さん(70)は「朝6時から並びました。すがすがしい気分です。両陛下には『どうぞご健康で』とお伝えしたい」と話した。
 宮内庁は14日から23日まで、記念事業として、皇居・東御苑で「即位の礼」などで使われた装束類などを一般公開する。28、29の両日には結婚の際に使われた儀装馬車を運行する。【真鍋光之】 毎日新聞 2009年11月12日 11時35分(最終更新 11月12日 13時19分)


天皇陛下がご即位の礼をされてから、今日で20年になられる。
子供の頃からずっと皇太子様と思っていたので、天皇陛下と言えば昭和天皇という感じがしみこんでいて、
初めのうち、今上を天皇陛下と思うのは、ちょっと違和感があったが、
いつの間にか天皇陛下と言えば、今上天皇の御事と思うようになっている。
50歳をだいぶ過ぎられてのご即位で、平成は何年続く事ができるだろうかと、
やや心細い思いもしていたけれど、
今や大正をはるかに越えて平成も21年となり、間も無く年末を迎えようとしている。
平和憲法を守るという強い信念の下、象徴天皇に徹し国民の事をこの上なく大事に思って下さっている両陛下に、何時までもお元気で、
平成の御世が一日でも長く続きますように、祈らずには居れない。
私達は本当に素晴らしい天皇陛下を頂いていると、
改めて感謝の気持ちが湧いて来る。

追記
この稿を書き終えた後テレビで、「天皇陛下御在位20年記念式典」をやっている事に気がついた。
鳩山総理を初めとして、各界代表の心のこもった挨拶が有った。
みなそれぞれに両陛下の日頃なさってきてくださった事に感謝の意を表していたが、彼等の言葉をを少しもおべんちゃらと感ずる事は無く、
素直に同感の気持ちで私は聞いていた。
そして本当に素晴らしい天皇陛下と皇后陛下であると、改めて確信したのだった。

式典に招かれた人の中に、ペシャワール会の中村哲医師が居られたのを目にして、天皇陛下のペシャワール会の活動に対する御思いを、見せて頂いたような気がして、嬉しかった。
天皇陛下のこの御思いも、国民のほとんどの思いと、同様のものなのではないだろうか?
最後に天皇陛下がお言葉を述べられたが、今の私達の思いとほとんど違わないお言葉に、国民と共に生きてきてくださっている天皇陛下のお姿を、改めて尊いものに思ったのだった。

最後に鳩山総理の音頭で、万歳三唱が有ったが、
此れこそ本当の陛下のご長寿万歳を祈る、万歳三唱であると思った。

天皇陛下御即位20年記念式典でのお言葉天皇、皇后両陛下会見全文(1) 


つのる民主党への不信感

2009年11月11日 12時23分33秒 | 思想信条
志村建世さんのブログの11月10日の記事「増税策が見えない」の中に、
>新自由主義に踊らされて、金持ち優遇に傾いていた税制の是正は、どこへ行ったのだろう。所得税の累進制をもとに戻す、法人税率ももとに戻すと、事あるごとに言っていた社民党さえも、不公平税制の是正を言わなくなってしまった。株投資など不労所得への課税軽減策も、見直される気配がない。と言う記述があった。
私も小泉改革のやった不公平税制を、どうして匡さないのか、不思議に思っていたので、この記事を見てこのことを不思議に思っている人は大勢居られるのではないかと言う思いを強くした。

日本では2008年1月に株取引による利益への税金は、10%から20%に上げられていたようである。福田政権の時に上げられたものと思われるが、あまり報道されていなかったので、私は全然知らないで、今も小泉政権が下げた時のままかと思っていたのだったが・・・・・
鳩山政権もさっさと法人税を元通りに、戻しても良いのではないだろうか?

志村さんによると法人税と言うのは、
法人の会計では、あらゆる経費に加えて貸し倒れ引当金など、適用できるすべての控除を利用した上で残る利益に税金がかかる。法人税が100%でも法人は倒産することはない。。との事だから、不景気で倒産してはいけないから、税率を上げられないと言うものではないようである。
儲けに対してしか、税金はかからないのだから。
そして所得が高くなるにつれて、税率を高くする累進課税も、早急に元に戻しても良いのではないだろうか?

上関の埋め立て工事で、反対派の人に対する暴力行為に対する態度も、
被害者側からは聴取せず、加害者側の中国電力の関係者からばかり事情聴取するなど、検察も自民党政権時代通り強いものの見方だし、
又海上保安庁の対応も、反対派住民を疎外していると言う。(祝島島民のブログより)

民主党は本当に国民の生活が第一と言うスローガンどおりに、国民の身方として誠実な対応をする積りが、今でも変らず有ると信じて良いのだろうか?

政治と理想

2009年11月10日 10時28分06秒 | 思想信条
「お母さんのような賢い人でも騙されたんだよな~」と言って、しばしば夫は私のことをおちょくる。
小泉さんが「労働のビッグバンなんて言って派遣法を許したのも、小泉改革の一つになっていたんだよ。・・・・・」
その度に私は「私が馬鹿だったから騙されたんです。」と断言する。
そして「貴方だって若い頃、共産主義思想に騙されたでしょう?」と切り返す。
騙される時、人は大抵馬鹿だから騙されるのだと思う。
政治思想にだまされるときと言うのは、現実の政治の不条理に矛盾を感じ、心配している時であろう。
そんな時現状を打破せねばならないと主張する政治家が、華々しく登場したら、
それを自分の理想を実現してくれる人(団体)と思い違いしてしまって、
何もかも丸信じしてしまい、例え自分の理想と違うところが見えてきても、
「それは理想が実現するまでの一時的なことだから、暖かく見守っていなかったら、理想なんて絶対に実現する事は無い」と大目に見てしまう。
何でもかんでも大目に見ているうちに、ずるずると行き着くところまで行ってしまうと言うことではないだろうか?

ベルリンの壁が崩壊して20年になると言うことで、当時の事がいろいろと報道されているけれど、
壁が出来た頃乗り越えて西ベルリンに行こうとして、射殺された人が多数有った事を聞くと、
共産主義と言うのも、只の権力主義であった事が証明された気がする。
生活に必要な物を平等に分け合って、共に仲良く暮らしましょうと言うのであれば、
西の方が良いと壁を乗り越える者があっても、
「去るものは追わず」で、殺したりはしないはずではないかと思う。
逃げるものを撃ち殺すとなったら、此れは御領主様の考え方であると思う。

逃亡者を殺すべきというのは「一人でも多く働き手を確保していたい」と言う動機から来るのだろう。
逃げたら射殺されると言う事で、民に逃げるのをためらわせ、
良民の流失をを食い止めようというのだから。

今元東ベルリンの住民だった人にアンケートをしたら、60%あまりの人が東のままが良かったと言っていたそうである。
此れは60%あまりの人は、経済危機で就職難の現在よりも、以前の方が恵まれていたと言うことだろうけれど、
40%近くの人は今尚、現在のほうがましだと思っていることを意味するのではないだろうか?

何処の国にも恵まれている人々と、そうで無い人々ができるものだから、
比較的恵まれていた人々が前の方が良かったと言ったからと言って、前政権の政治が正しかったと言う証左にはならないだろう。
残りの40%の人々の、涙の上に築かれた幸せだったかもしれないのだから・・・・・

政治に理念、理想が無くてはどうしようもない。
鳩山総理の掲げられた「友愛」と言う理念に私も感動した。

しかし理念や理想が立派だからと言って、必ずしもその政権に立派な事ができるとは限らないのも現実であると思う。
キリストがどんなに立派な人であったからと言って、その教えを説く司祭がキリストと同じ人格では無いのだから、同じように立派な事をするとは限らないだろう。
鳩山内閣はまだまだこれからだけれど、注意深く見守っていかなければならないのは、同じ事だと思う。

理想も大事だけれど、その政権が「現実に何をしているか」と言うことが一番大事な事なのだから。

大東亜共栄圏と言う理想も、理想としたら間違っているものではなかったと思う。
当時の日本は「鬼畜米英」と言う言葉を合言葉のようにしていたけれど、
現在の米英のやっていることを見ると、肯かされる所に事欠かないのも事実である。
しかしあの強欲な鬼畜のごとき人々は、米英の中でもほんの一部の悪人で、大部分の国民は、米英と言えども、善良で優しい人が大部分なのではないだろうか?

日本は大東亜共栄圏と言う理想を掲げていながら、共栄とは名ばかりで、
日本を盟主とする版図を広げようとしただけのものであったと言うことが、
日本が同胞として同盟しようとしているはずの国々(アジアの国々)の国民に対する、日本軍の侮蔑的言辞と残忍な行動の数々で明らかになっている。
(ソ連の唱えていた「万国の労働者よ団結せよ」もやっぱりソ連の下でと言う事で、大東亜共栄圏と同様に覇権主義を隠蔽した、覇権主義であったと思われる。)

戦前の右翼の話を見ると、アジアの国々から日本を頼って来た、それぞれの国の改革者達を、本当に親切にもてなし、できる限り助けようと勤めていたらしい。
この人達は本心で、東亜の人々が団結して、西欧の非道から身を守ろうと言う理想を実現しようとしていたのだと思う。

しかし今の右翼なる者達は、アジアの人々を愛するどころか、悪いところを探し出して憎む事を、良しとしている所が有るような気がする。
アジア人同士がいがみ合って、まとまらない事こそ米欧の思う壺だと言うのに!

昔小泉総理に騙されてと言うよりも、自分から騙されて、支持していた時の自分の浅はかさを思い出すと同時に、
政治家を信じ応援すると言うことの、危なっかしさを改めて感じさせられている。

* * * * *
以前のブログで「恋愛論ではないけれど」と言う記事を書いた事がありますので、宜しかったらご覧下さい。

小春日和の午後

2009年11月09日 16時23分00秒 | 日常徒然
お昼過ぎに立木さんにお参りする為に、鹿跳橋(ししとび橋)を渡っている時、ふと空を見上げたら、雁がV字型の隊列を作って、南に向かって飛でいるのが見えた。雁はどうして空の上であんなに綺麗なV字型に並ぶ事ができるのだろう?
「雁が南に向かって飛んでいかあ」と言う有名なせりふを、私は思わずつぶやいていた。
二日前に立冬も過ぎたのに、一時よりはかえって暖かく感じられる昨日今日のお日和。
そう言えばこんな日を、小春日和と言うのだった。
通り道にコスモスの花も咲いていた。

このお天気も今日までで、今週のこれからの天気予報は、曇りや雨マークばかりのようだった。
オバマ大統領来日で今週の日本は、どんな1週間になるのかな?

今年は紅葉が早いようで、立木観音の参道の紅葉は、大部分はまだ緑が残ってはいるけれど、かなり赤くなったものも多数有った。
只毎年感じる事なのだけれど、紅葉の葉が昔はもっとしっとりとした感じだったのが、近年の紅葉は木に在るうちから、かさかさに乾いている感じなのである。
立木観音のある辺りは工場も無いから、公害と言うわけでもないかと思うのだけれど、
もしかしたら排気ガスが常に満ちているからかと考えてみて、
山上の紅葉もやっぱりかさかさになっていた事を思い出した。
まだ木についているのに、散って何日も経った落葉のような干からびた紅葉を見ると、ちょっと不安になってしまう。

しかしながら平和な日本で、穏やかな小春日和を満喫させて頂ける有り難さを、
今改めてかみ締めている。

米下院、医療保険改革法案を可決

2009年11月08日 16時31分42秒 | 海外情報

米下院、医療保険改革法案を可決=大統領「国民皆保険」実現へ前進 
【ワシントン時事】米下院は7日、本会議を開き、オバマ大統領が内政の最重要課題に掲げる医療保険制度改革法案を賛成220票、反対215票の小差で可決した。米議会本会議で「国民皆保険制度」の導入を目指す法案が可決されるのは初めてで、大統領は改革実現へ一歩前進した。
 法案には最大の焦点となっている公的医療保険制度の導入を明記。しかし、上院では同制度の導入に慎重意見があり、今後の法案審議の行方は依然不透明だ。(2009/11/08-14:02)


オバマ大統領は本気だったようである。
遂に医療保険制度改革へ一歩を踏み出された。
然しながら、今朝偶々見たニュースによると、この医療保険制度改革を嫌う人々が、
かなり大勢あり、最近の地方選挙では2つとも、民主党は共和党に負けてしまったと言うことである。

医療保険制度改革に反対の人々が、「我々の保険制度を壊すな!」と言うシュプレヒコールを唱えているところが、テレビで映されていた。
全くの無保険者は4千数百万人だそうであるが、アメリカの人口は約3億人と言うことだから、無保険者は圧倒的に少数派であるらしい。

無保険者が4千万人以上も有ると言うことは、医療費の高いアメリカにおいては4千万人以上の人が医療の恩恵をほとんど受けられない事を意味し、
ほって置いて良い事ではないはずなのだけれど、
それによって自分達の医療保険が壊されると思っている人がその6倍もあると、
大統領にとっては生易しい決心では、できることではないだろう。

そういう意味でオバマ大統領は最下層の人々のために、本気で一肌脱ぐ決心で取り組んでおられるのではないかと思う。
しかしオバマ大統領の支持率はどんどん下がって行っているそうである。

国民の為になる事をしたがる政治家の支持率は、不思議と下がるものの様である。
小泉総理のように国民を苦しめる政治をやっていたら、支持率は鰻上りとなるのだから、
民意とは不思議なものである。

処でオバマ大統領の来日が13日に延びるかもしれないと言う報道を見て、
カレンダーを見たら、13日は金曜日であった。
キリスト教徒が一番縁起の悪い日としている日が、13日の金曜日であるらしいから、
この日を期して、ついでに日本人に罪を着せる事もできるとばかりに、
オバマ大統領暗殺など企む、不届き者が出なければ良いがと、ちょっと心配になった。

アメリカのアラブ人の暴挙と、オバマ大統領来日延期

2009年11月07日 15時45分17秒 | 海外情報

米軍基地乱射 戦場の実態知り失望か
2009年11月7日 朝刊

 【キリーン(米南部テキサス州)=加藤美喜】米テキサス州のフォートフッド陸軍基地で五日、重体だった一人が死亡し犠牲者が計十三人となった銃乱射事件で、複数の米メディアは、実行犯の軍医で陸軍少佐ニダル・マリク・ハサン容疑者(39)が、アフガニスタンやイラクからの帰還兵から診療を通じ話を聞く立場だったと報じた。自らも派兵対象になっており、動機解明にどうつながるか注目される。

 AP通信によると、同基地の司令官は六日、ハサン容疑者が発砲前「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだと語った。捜査当局はこの情報をまだ確認中だという。

 ハサン容疑者は陸軍入隊後、精神医療畑を歩み、ワシントンの陸軍医療機関で研修を積んだ後、今年七月に基地に配転された。

 基地は、海外派兵の最終訓練を行うとともに、帰還兵が精神診療などのため最初に戻る場所。

 ハサン容疑者のいとこはニューヨーク・タイムズ紙などの取材に「(精神科医の容疑者は)帰還兵から恐ろしい戦場の実態を連日、聞く立場だった」と証言。容疑者は近くアフガニスタンかイラクへの配置が決まっていたとされ「自分の派兵に幻滅していた」とも語った。

 いとこによると、容疑者自身は米国生まれだが、両親はエルサレム近郊の出身。親の反対を押し切って入隊したが、米中枢同時テロの後、イスラム教徒として嫌がらせを受けたという。除隊も考えたが、軍の奨学金返済義務があり断念。ただ結婚紹介の申し込みでは国籍を「パレスチナ」と記入するこだわりをみせていた。

 ハサン容疑者は警官との銃撃戦で負傷して病院に運ばれており、捜査当局は同容疑者の体調が回復次第、事情聴取を始める方針だ。


何と悲惨な事件だろう!
銃の乱射で犠牲になった13人の人は勿論のこと、
加害者である陸軍少佐もある意味では被害者と言えそうな事件であった。

加害者マリク・ハサンはアメリカ生まれだけれど両親は、今のアメリカと敵対関係にあるアラブ出身で、軍の精神科医であったと言う。
アフガニスタンやイラクの戦争に参加して、現地で残酷な事をしてきて、
心身ともに参ってしまっている人達の話を、数え切れないほど聞かされて、
アメリカ軍の理不尽さと、自分の父祖の地が今蒙っている悲惨な運命を思うと、きっと耐えられない思いの毎日であった事だろう。
遠くアメリカで話を聞いているだけでも辛いのに、
侵略軍の一員として、現地に行く事が決まってしまったとき、
遂にハサンの精神が、爆発してしまったと言うことなのではないだろうか?

私は昨日このニュースを見た時、どうしてこんな事をする前に、除隊しなかったのだろうかと不思議に思ったのだけれど、
奨学金返済義務が有った為、除隊もできなかったものらしい。

入隊を志した時には、こんな中東との戦争が起こるとは思わないで、
希望に胸膨らまして勉強したのだろうに、事もあろうに祖国と戦争状態になってしまったのであった。
戦争が始まってからは嫌がらせも受けたそうだけれど、さぞ辛い日々であったことだろう。

戦争とは何と無残な事を、人々にもたらすものだろう!
イラクやアフガニスタンの人々は、戦争が始まって8年以上の間、ずっと地獄のような生活だったろう事を思うと、痛ましくてならない。
戦争で国際紛争を解決すると言うことは、もう断じて止めにしてもらいたいものである。

この事件の影響で、オバマ大統領の来日が、13~14日ごろに変更される見通しであると言う。然しながら一部で囁かれていたように、普天間基地問題でアメリカの要求通り、オバマ大統領の訪日までに、政府が方針を決めなかったら、オバマ大統領の訪日が無くなるかもしれないと言う懸念を述べている人もあったが、
予定を変更しても来日されると言うことは、只の脅しであったと言うことが明らかになったことになる。

尤もオバマ大統領自ら、普天間基地移転問題は大統領の訪日迄と、日にちを限る必要は無いと言っておられるテレビニュースが2~3日前に流れていたのだったけれど・・・・・

やっぱり田中宇さんの「沖縄から覚醒する日本」の見通しどおり、アメリカは沖縄から撤退する事を目論んでいると言うのは、本当のことなのかもしれない。


原発施設の配管接続ミスに思う

2009年11月06日 12時29分07秒 | 原発・エネルギー問題

トリチウム含む水24年間放出=配管誤接続が原因-柏崎原発1号機
11月5日22時19分配信 時事通信

 東京電力は5日、柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)1号機で、放射性物質トリチウムを含む水を24年間、誤って海に放出していたと発表した。微量で外部環境への影響はないとしている。排水配管の誤接続が原因という。
 柏崎原発によると、東芝の関連会社が1985年の運転開始前に工事をした際、原子炉格納容器内の装置から廃液処理用タンクに接続する配管を誤って接続。同年以降、1カ月に約210ミリリットルのトリチウムを含む水を放出していた。 


絶対に安全なように造りますと、何度も政府が保証していたはずの原発の施設で、配水管の接続を間違えると言うような初歩的なミスが有り、しかもその事に24年間全く気づかないまま放置されていたと言うのだから、恐ろしい限りである。

このことによる環境への影響は無いと、東京電力は言っているそうであるが、
この手の問題が見つかった時、大抵の担当者は、環境への影響は無かったと、断言する。

しかし「きっこのブログ」工事ミスでトリチウムを24年間も放出/柏崎原発によると、柏崎原発の近くの桜の花びらに畸形が有ったり、
柏崎の近くの海で取れる魚にも畸形のあるものが多数見られると現地の漁師さんが言っておられるそうである。

そういうことが有っても一切聞いていない振りをして、
「環境への影響は無い」と簡単に言い切る体質の経営者や、国をどうして信じることが出来るだろう?
そういう人達が、「原発は安全です。安全に留意して施工し発電します。」と言われても、やっぱり危ないのではなかろうかと心配は募るばかりである。

話は原発の事では無いけれど、先日テレビで面白い事を暴いてくれていた。
熊本県で農業用の水を確保する為に現地の人が本気で望んで造られた貯水ダムの話であった。
当初土地の人がこの土地は火山灰で出来ているから、水が(地中に吸い込まれて)貯まらないから、普通にダムを造ってのも、貯水できないだろうと言っていたのに、ちゃんとした調査をしないで、安易な造り方でダムを完成させてしまった。
案の定ダムの水は、農繁期の水の一番必要な頃には、ほとんど底を突く状態で、ダムを造っても何の恩恵を受ける事もできない、駄目ダムとなっている。
土地の人達はダムが出来る前と同じように、今でも水を分け合わなければならず、取水時間の回り合わせによっては早朝とか、夜間になっても取水口の管理をせねばならない状態であると言う。

そのダムを管理している役所の記載をテレビが紹介していた。
ダムが完成した年から毎年、水量不足なしと書かれているのである。
全然目的を果たしていないダムなのに、書類上は水不足なしと言うことになっているのである。
そして一部に水が足りないと言う人も有るけれど、我々は足りていると認識しているとか何とか言っておられるらしい。

農業用用水を期待して、経済的負担も受け容れる覚悟で造ってもらった、貯水ダムが全然貯水せず、只負担を残すだけの存在になっていると言うのに、
「水が足りるか足りないかは、認識するものの判断によって違うが、役所としては足りていると認識している。」としゃあしゃあとして言っているのを見せられると、将に開いた口がふさがらないと言いたくなってしまう。

今のお役所仕事は、開いた口がふさがらないような事を平気でやるのが常習化している事を思うと、
責任ある政府であるなら原発は絶対に作らせないと言って欲しいものである。

輸入ワクチンの危険

2009年11月04日 11時40分33秒 | 新型インフルエンザ
今年の新型インフルエンザに感染する人が、急増しているとテレビなどは連日、
弥が上にも国民の不安を煽るように繰り返し繰り返し報道している。
今日は子供が死んだ。
今日死んだ子供は、別に余病を持っていないのに死んでしまった。
このインフルエンザは怖いぞ。
子供を持っている親は油断するな。

一見国民の健康を心配する親切な報道の振りをしているけれど、
小さな子供を持つ親は戦々恐々とならざるを得なくなり、
親の不安が子供に伝わって、高熱をさらに高熱にしてしまう場合もあるのではないだろうか?
親はその熱の高さに驚いて、更に慌てて病院に連れて行かなければ大変な事になると心配して、静かに寝させておいたほうが余程体のためになると言うのに、夜中に病人をつれて回ると言うこともしかねない。

危機感が危機感を呼んで、悪循環が起きる事を考えたら、あそこまで大げさな報道をしているのは、不安を煽ってインフルエンザへの恐怖心を更に募らせたいからなのでは無いかという疑いを、私は禁じ得ないでいた。

今朝「きっこのブログ」の輸入ワクチンの危険が露呈と言う記事を読んだら、マスコミが決して国民の健康を心配して、インフルエンザの報道をしているのではないと言うことが明らかである事が分る。

政府は国内産のインフルエンザワクチンが2700万人分しか無いので、外国製のワクチンを購入する契約を、外国の製薬会社と既に交わしているそうである。
それなのに、今諸外国で起こっているインフルエンザワクチンの副作用についての報道が、ついぞ流された事が無いのである。

新型インフルエンザのワクチンには、もともとギランバレー症候群や筋萎縮症、不妊症や脳神経系の病気などを発症させる副反応が認められており、今回のワクチンでも、今年9月にワクチンを接種したアメリカ・ワシントン在住の25才の女性が、全身麻痺を起こし、現在も自力の歩行や会話、食事などができない状態だと報告されている。そうである。
又今回のワクチンの特徴はワクチン接種による死亡例が非常に多いことだそうである。
スイスでは10月30日付けで政府が、「妊婦と18才以下の少年少女への接種を禁止、60才以上の高齢者への接種は保健当局の勧告に従うように」と発表したそうである。

此れだけのニュースを国民に全然知らせないままに、弱毒性に過ぎないインフルエンザを必要以上に煽り立てて、恐怖させる事によって、
テレビは国民を、外国製のワクチンでも接種したがるように、ひたすら仕向けているのではないだろうか。

民放の財源がコマーシャルに頼っているからと言って、国民を騙して毒性さえ囁かれている、ワクチンを無防備に一人でも多くの国民が接種するように誘っているとしたら、此れはコマーシャルの限度を越して、犯罪の域に達していると言えるのではないだろうか。

ブッシュ冷え

2009年11月03日 16時04分22秒 | 日常徒然

各地で今秋一番の冷え込み 東京では木枯らし1号
 日本列島は3日、冬型の気圧配置と強い寒気が流れ込んだ影響で、各地でこの秋一番の冷え込みとなり、東北地方で初雪と初氷を観測した。

 気象庁は3日、東京(都心)で2日夜に最大瞬間風速16・4メートルを観測、冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が吹いたと発表した。昨年より1日遅い。

 気象庁によると、最低気温は北海道旭川市で氷点下6・1度、仙台市で3・4度、大阪市で7・4度、鹿児島市で7・8度。各地でこの秋最低で、11月下旬~12月上旬並みの寒さとなった。

 盛岡や山形、新潟で平年よりも早い初雪が降ったほか、秋田で初氷、水戸で初霜を記録した。

 また福島県の磐梯山、群馬県の榛名山、浅間山で初冠雪を観測した。

2009/11/03 11:16 【共同通信


今日は日本列島全体に寒気が流れ込んだそうである。
滋賀県も朝から寒かったけれど、夕方になって益々寒くなってきたので、
とうとう炬燵を出そうと言うことになってしまった。
まだ立冬にもなっていない段階で、炬燵を出すのは我が家での一番早い冬仕様かもしれない。

東京も寒いと言うことだけれど、ブッシュへの抗議デモ、
季節はずれの寒さになって参加者の皆さん、
寒さに震えておられるのではないだろうか?
ブッシュ氏、全く迷惑な日に来られたものだ!

と言うより、ブッシュ氏の来日が、日本列島を凍えさせたのかな?
文化の日と言ったら例年は日本晴れの穏やかなお天気と相場が決まっていたものなのに・・・・・

ブッシュ大統領の始球式へのアクション

2009年11月02日 14時39分33秒 | Weblog

前米大統領:ブッシュ氏、民間招待で3日に来日
 ブッシュ前米大統領が3、4の両日に日本を訪問する。大統領退任後、初の訪日。日米関係筋によると民間団体の招待による非公式な訪問で、日本政府関係者との会談などは予定されていない。4日には民間団体の主催する非公開のセミナーにも出席。東京での野球観戦も予定しているという。先に政界を引退し、じっこんの仲だった小泉純一郎元首相との会談も計画しているとみられる。


アメリカ本国でさえ、イラク戦争は間違っていたと言う反省がなされている、あの間違った戦争を強引に推し進めた張本人であるブッシュ元大統領を、事もあろうにプロ野球日本シリーズの始球式で投げさせるらしいと言うニュースを耳にして、耳を疑っていたものだったが、
やっぱり本当に実行されるらしい。

このことに対し日本人の誰一人抗議する者がなかったら、世界に対して日本は恥の上塗りと言ったところであったけれど、
東京の有志の人達が反戦カレンダーと言う緊急アクションを予定されているそうである。

ブッシュ前大統領の始球式を止めさせる事がどうしてもできないなら、
せめてこのことに対する不快の念を表すことによってでも、
日本人の心有る人々の思いを大いに伝えて頂きたいと願われる。
私には遠い滋賀県から心を寄せている事しかできないけれど・・・・・

敦賀原発60年間でも大丈夫?

2009年11月01日 17時13分50秒 | 原発・エネルギー問題

敦賀原発:1号機 40年超健全性「妥当」と判断--県原子力専門委 /福井
 県原子力安全専門委員会(会長、中川英之福井大副学長)が30日県庁であった。来年3月に40年超運転を迎える敦賀原発1号機(敦賀市)について、「60年間の運転を仮定しても健全性を維持できる」とした日本原子力発電の高経年化技術評価を審査し、「妥当」と判断した。

 今年9月に原子力安全・保安院から認可を受けた1号機の高経年化技術評価について、原電と保安院が内容を説明した。この中で、原電が10年前に健全性評価を行った10カ所の機器で、その後にトラブルが起きたことなどが報告され、委員から「当時の健全性評価に問題があり、技術評価部隊と点検部隊の間の意思疎通が十分でない」などと指摘された。しかし今回の健全性評価自体に大きな異論はなかった。【酒造唯】


原発は30年の寿命と聞いていたのに、40年過ぎても、問題ないと言うお墨付きが、原子力安全委員会からでたそうである。
その時に、
、「60年間の運転を仮定しても健全性を維持できる」とした日本原子力発電の高経年化技術評価を審査し、「妥当」と判断した。
と言うのだから恐ろしくなってくる。
原発の施設は、60年経っても事故が起きない限り使い続ける積りなのだろうか。
敦賀原発は琵琶湖の山向こうだけれど、距離はどのくらいはなれているのだろうか?
もし爆発事故でも起きたら、琵琶湖の水が汚染されて、近畿地方の人々の水道水は、枯渇することになるかもしれないと言うのに、何とのんきな原子力安全専門委員会なのだろう。
でも安全と言う判断を否定する資料も何も、私達は持ち合わせていないから、信じるしかないのだし・・・・・

最初は30年と言っていたものをずるずると引き延ばすこの体質に、不気味なものを感じてしまう。