鍵盤弾き宮野わかなの音楽生活

鍵盤弾きの日常日記

バロック音楽は深い!

2009-11-11 11:18:39 | wakanaの音楽ネタ
話が遡りますが、金曜日は「踊りと楽器」の講座を受けて来ました。
バレエピアニストの第一人者服部先生がシリーズでやっています。
あ~もっと早く分かっていれば。今までにもいろんな楽器と
出会えたのに。

当日は軽い服装でお越しください。なんで?
先生はバレエシューズ履いてるし。
実際にステップを覚えて踊ります。
ジグ、メヌエット・・・ピアノ曲で知っていても
実際は踊りの音楽。もうかなり昔から楽曲と
踊りがかけ離れてしまいました。しかしその踊りを知らずに
楽曲解釈は100年早い!?メヌエットのイメージもがらっと
変わりました。すごい早いテンポも存在したのです。
バロックのゆったりとした、貴族世界の優雅さを想像
しますが実際違うものもかなりあるそうです。
30年前に日本公演したバロックアンサンブルを聴いてみなさん
びっくりしたそうですよ。たった30年前!

それと8分音符は均等に弾かない。
これって??JAZZのバウンスじゃないの?
今だにバッハ(じゃないらしいが)の有名なト長調のメヌエット
は8分音符をそのまま均等に弾くのが当然でしたが、
これも違うんですって!そういえば昔本でそのこと書いてあった
かもしれないと思い出しましたが、レッスンでそう弾きなさいと
という確信持てず。これからは実はこう弾いていたようよ
とレッスンでのアプローチが増えました。
考えたらあのままだとステップしにくいです。
バロック時代に、そのまま弾いていたらイケテないと
思われたんでしょうね。でも付店点音符じゃないから
その均等じゃない弾き方が難しいのです。
そして楽譜も従来の小節があるものだとニュアンスが
違うんですって。うわ読みにくい。

貴族は歩き方を小さいころから、ダンスマスターにならい
ほとんどつま先歩き!!これが現在のバレエの基礎になって
いるのかな?しかし難儀やな。すごいハードです。
それをこなして貴族となるのです。常に上へ上への姿勢です。

そして楽器が登場!今回はこんなコンパクト(持ち運びできる)
なチャンバロが登場。別称があるけど忘れた(肝心なことなのに)
特別注文!弾かせていただきました。

可愛いんです。
中身はこんな感じ・・・


古典音楽愛好家(もう研究家といってもよいくらい)
の渡辺マリさん所有。
音色も癒されます。動画も撮ったのですがこのブログでは
アップ出来ない。音も楽しんで頂きたかったです。残念!!

とっても充実した講座でした。先生は古典音楽と
踊りの会を主催していて、ちゃんと衣装を着てコンサート
なども行っています。こうなると昔の貴族衣装を身につけて
踊りたくなります。いつか!!
次回はビオラダガンバです。又弾かせていただけるかしら?
(弾けないけど)楽しみです。