鍵盤弾き宮野わかなの音楽生活

鍵盤弾きの日常日記

ピアノへの旅② (工房編)

2010-02-20 12:46:15 | wakanaの音楽ネタ
講座が終わり、お昼を食べて伊勢原にある工房へ
向いました。
今回のメンバーは先生と奥様(スコティッシュダンスのダンサー)
と私だけ。生徒さんは今回都合がつかず・・・
遠いと思っていたんですが、お話が尽きなくて
あれ?と思うほど早く到着。

工房のTさんが迎えに来て下さいました。
工房へ着くと、その空間に圧倒され・・・
クラクラしました~チェンバロ、スクエアピアノ
フォルテピアノ 現在のピアノなどがびっちり・・・
まさに鍵盤の歴史がそこにあり。

普通なら博物館で展示がされていて触れるのも難しい
楽器群がそこに~~!!
いっぱい写真も撮って、音も動画で撮りましたが
今回は制作者のTさんからブログなどの公開は・・・
というお話で残念ながらすべてを公開できません。
工房全体の雰囲気はこちらから見られます。
シード音楽工房

でもほんのちょっと?(怒られるかな)
本や映画でしか見たことのない
蝋燭台付きのゴージャスピアノ。


このような優雅な空間で紅茶と先生の奥様が持参されたケーキ。
トルテです。名前忘れましたが、フォーチューンクッキー
のように中に陶器の小物がどこかに入っていて
それをゲットしたかたがその日の王様になれるという
洒落たお遊び付きです。おお~貴族がサロンでお茶している
雰囲気です。

でもそれが目的ではありません~早く弾きたくて・・・
各楽器に関して丁寧な解説をしてくださいます。
年代だとか、どこから来たかとか・・・
しかし私は弾きたい欲望で(ガルル~)うわの空で
ございました。なのであまり覚えていません。

そして、ついに!これがモーツアルトとベートベンの時代
に弾いていたピアノです・・・と紹介されて
気持ちはMAX!!中を見るとちっちゃい~ハンマーが
並んでいます。繊細です。可愛いです。写真でお見せできないのが残念。
この楽器を弾かせていただきました!

普段、ヘドバン演奏なども得意?とする私の表情が
心なしか、穏やかな感じがしませんか?

実は、弾いているときに普通に弾いていたんですが、
制作者Tさんから、ちょっと待った~コール。
ハンマーが壊れる!!!そんなに強く弾かないでください
と指摘され(汗)そこから弾き方レクチャー。
指の形も違うんです。そう思うとあのベートーベンの
激しい楽曲のf(フォルテ) もそんなに大きくなかったのか?
Tさん曰くベートーベンの考えは未来に向かっていて
楽器の進化も考えての作曲家だったそうです。
ここからベートーベンの秘話をTさんの奥様(チェンバリスト)
も加わり驚愕のお話?も聞けました。(これは別日記で)
これからは、演奏編に入るのですが、これ書いていると
今日一日が終わりますので。残念ですが・・・
続く・・・





ピアノへの旅①(講座)

2010-02-20 12:20:56 | wakanaの音楽ネタ
←この絵のような踊りを再現するのです。

最終回ピアノの巻。講座に行ってまいりました!
やっとピアノに辿り着きました。
踊りのステップは3曲です。
それにしてもテンポが早いんですよね~
その音楽も再現してのステップです。
誰か弾いて下さいとの言葉に譜面をみたものの
初見ですし、伴奏はついていません。
単純なものと思うんですが、早いので頭と
手がついていきません。

←これはピアノが作られた時の教則本の表紙。
PIANO FORTE ORGANと書かれてあります。


←これが当時の♪なんですよ~逆さまです。

←あれま~ダブルフラットは縦に表記されてます。

こういう資料がいっぱいあって、目から鱗。
もっとゆっくりと拝見したかったです。

DVDで当時の楽器と踊りの関係?を鑑賞。
先程踊ったステップを貴族が楽しんでいます。
ジェーン・オースティン原作の「高慢と偏見」BBC製作のものです。
そのほかに映画にもなっています。

服部先生の講座では必ず映画などを使用して
視覚から実際のイメージがわかるようにレクチャーしてくださいます。
原作の文学や映画などの知識も得ることが
出来て本当に嬉しいな~
読みたい本や映画が又増えてまいりました。

いつものことですが、内容が豊富で時間が足りません。
そのあとの質問などもあり予定時間が大幅に過ぎます。
これで、講座が終わるのか・・・
寂しい気がします。やっと入口というところなのに。

本来ならそんな気分ですが、今日は今画面で見た
楽器を弾くことが出来るんです!!
だからすでに気持ちはそこに~~

続く・・・