還元焼成を前に、抹茶碗づくりに夢中になる男子たちです。
横山くんの、国宝「卯の花垣」写し。
即席に、しはんの高台削り講座がはじまりました。
中央に「兜巾(ときん)」というとんがりを残すと、お茶の席で茶人が大喜びしてくれます。
一発で削り出すのが極意。
息を詰めて、横山くん・・・
きれいに立ちました。
野本くんの志野茶碗。
男っぽく、大ぶりな高台。
厚みを見ながら、サイドも削いでいきます。
なるべく軽くしたいが、軽く見せないところがミソ。
重厚に見えて、実は軽い、というのが渋みです。
ただ、軽くしすぎると軽薄な「食器」になるので、加減が難しい。
新入会を希望の体験さん。
なぜか渦巻きになってしまいましたが・・・これはこれで個性的。
はたのくんは、焼き締めかな?
サムライ茶碗は、男の夢。
一個、いいものをつくっておきなされ(女子もね、よかったら)。
ちなみにしはんのは、ぐい飲みサイズ。
抹茶碗写しの志野で、お茶をお出しします。
写し(模倣=先人の知恵のおすそわけ)って、いい文化。
いいものをたくさん見て、マネて、作品世界に投影して、そうして新たに独自世界をつくるのだ〜。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園