Friends of Valves 自作真空管アンプ

自作真空管アンプを中心にいろいろ載せていきたいと思います。

オールメタル管アンプの製作(3)(イベントの告知の追加も)

2022-10-10 20:52:49 | ステンレスシャーシのアンプ

昨日は、我々、オーディオおよび真空管アンプを趣味とする集まりの恒例行事「自作真空管アンプでレコードを聴く会 in 小野」の告知をしましたが、よく考えると、イベントの内容についてあまり記載がなかったので、ここで簡単に内容を説明したいと思います。

イベントは、第I部(10:00~12:00)と第II部(13:00~16:00)に分かれており、第I部では、会の皆が作成した真空管アンプの聞き比べを行います。今のところ6台のアンプが出る予定(まだ決定ではありません)で、それぞれ課題曲や作者が持ち込んだレコードやCDで曲を再生し、各アンプの個性や音質違いを見ていただく、ややマニアックな部になっています。

そして第II部は、真空管アンプで主にレコードを聴いていただく部となっており、アンプの聞き比べは行いません。そして、来場者が持ち込んだCD/レコードも再生可能です(ただし、レコードの場合、汚れた盤面だとプレーヤの針を痛めるのでお断りする場合があります)。

という内容になっています。たくさんのご来場をお持ちしております。

さて、昨日は、イベントに向けた最終確認でアンプの音の調子が悪いことがわかりましたが、原因は、NFBがかかりすぎていたためのようで、今日は色々調整し、満足のいく音質になってきたかと思います。今日はその写真を撮り忘れてしまったので、ブログには記載できません。

 

やはり、今日のネタはステンレスシャーシのオールメタル管アンプの製作にしたいと思います。

現在アンプを組むべく、主に真空管の配置を検討しています。この配置は重要で見た目と内部の配線に影響します。その両方を満足するようにしないと、最悪、見栄えは悪いし、シャーシ内の配線も混沌として汚いわノイズは出るわで、目も当てられない結果となってしまいます。

しかも、このステンレスシャーシの穴あけ位置が、独特というか、元々キットのようなので、部品の配置が決まっていたようで、そこに別の真空管と回路を載せるのは結構大変です。なので、ここは慎重にいかねば。

回路は一応、ほぼ決まったのですが、先に掲載しても製作後うまくいかない可能性があるので、うまくいった回路を最後に載せようと思います。

では、最初の案からです。

この並びは、元々のキット(6ZDH3A SRPP+2A3)の場合の並びに近づけてみたものです。これでも悪くはなさそうですが、右側に大きい球や電コンが並ぶので見た目の重心が右側になりそうです。球の中央にアース母線を通し、球の外側にラグ版を設置すれば、造り安さはそんな悪くはなさそうです。が、球の外側のラグ版配置が、ここで記載している通りサブシャーシを使うとちょっと使い勝手が悪い。

次に下記の写真のような配置。大きい球をシャーシの両側に配置し、バランスを良くしたものですが、前段の球のソケットが1つ余ってしまいます。ここは、シャーシに蓋をしないといけないことになります。

シャーシの中は、アース母線を真空管の間に一本中央に通してしまうと、最初の案と同じようにラグ版の配置が難しくなりますので、この辺りは少し工夫がいりそうです。しかし、外観はバランス的に良いのではないかと思います。

次に3つ目の案です。これは、一見バランスが良さそうですが、次段の球が上と下に分かれています。シャーシ内部の部品の配置は、左右対称にはなりそうにありません。

ただ、アース母線をどう配置しようか、ラグ版をどう配置しようか悩みます。

結局、3案とも悩みそうですが、候補は、2個目か3個目の案になりそうです。この2つの配置でシャーシ内の配線をどうするか考えたいと思います。

 

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オールメタル管アンプの製作(2)

2022-10-08 18:39:59 | ステンレスシャーシのアンプ

前回のブログでトランス類が汚いと書きましたが、今日はトランスを磨いて色塗りを行いました。

下記のように、どうもオリジナルの塗装の上から同じ色をスプレーしたような感じであまりきれいではなく、ラベルもかなり汚れています。そこでこれらを剥がして一から塗装したいと思います。

ただ、ラベルについては、ちょっと薄すぎて剥がして磨くと文字が消えてしまったので、とりあえずはなしとしました。

早速、サンダーを使って塗装を剝がします。

塗装を剥がしていくと、案の定、下地は錆びていました。これらの錆も磨いていきます。

サンダーの振動で手が痺れましたが、何とか全トランスを磨き終えました。

これで一応汚れをふき取ります。本当は、シンナーで脱脂すればいいのでしょうが、住宅街でそんなにおいを漂わせるのも気を使いますので、とりあえずキッチンペーパーで汚れをふき取るだけにしました。

写真に撮り忘れましたが、この後プレサフで下地処理をしています。

さて、肝心の色ですが、何が合うかいろいろ考えを巡らせているものの、想像だけではわからいので気になっていた緑といつも使う濃い緑(黒っぽい緑)を試してみました。

最初は緑を試してみます。

先日、愛車がパンクした際に行ったオートバックスで購入したホルツの「RO-2 ローバー車用 ブリティッシュレーシンググリーン」を塗ってみました。

この色だと若干私のイメージと異なり、トランスではなく、シャーシ側に塗りたくなりそうな色です。結構濃い色ですがやはり緑っぽいです。

ここはいつもの黒っぽい緑か・・・

次は、その黒っぽい緑のホルツ「T-67 トヨタ車用 ダークグリーンMIO」です。

やはり、この色がいいです。結局見た目は黒なので、ちょっと保守的になっている気がしないでもないですが・・・黒っぽい赤があればいいなと思いました。

ということで、下記のように仕上がりました!

ラベルが無くなったのが少し痛いですが、まあ、これでいくことにしましょう。

ということで、今日はここまでの作業にしたいと思います。

 

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オールメタル管アンプの製作(1)

2022-10-02 19:59:22 | ステンレスシャーシのアンプ

そろそろアンプを製作しようと思っていたら、車がパンクしたとか、家の柿が色づいてきたとかで昨日は忙しかったのですが、今日はアンプづくりを開始できました。

実は回路はまだはっきりと決めてないのですが、恐らくは、サブシャーシを使うことになろうかと思うので、サブシャーシの作成を行いました。

まずは、アルミの角パイプからL字型のシャーシを切り出します。

そして、型紙を張り付け穴あけ。

穴あけが終わったら、磨いて下地材のプラサフを塗布し完成です。

穴は、ラグ版や基板、メタルクラッド抵抗など必要になりそうなものを想定して開けています。

そして、シャーシに取り付けてみます。

サブシャーシはなかなか良さそうな感じですが、手前のラグ版が邪魔してます。ラグ版をどうしようかちょっと課題ができました。

あと、トランス類ですが、写真での見た目はそれほどでもないですが、じかに見ると塗装も気になります。前オーナーは、元の塗装の上から黒色をスプレーされているようで、あまりきれいではなくちょっと気に入らない。折角のステンレスシャーシなので、これもどうするか考えていく必要がありそうです。

ということで、また次回にしたいと思います。

 

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アンプの球決定。シュールなオールメタル管アンプ

2022-09-24 20:09:21 | ステンレスシャーシのアンプ

ステンレスシャーシのアンプをどんな球で作るのか、考えると夜しか眠れなかったのですが、漸く決まりました。

つい最近、赤色の球(5693)を2本だけ入手したので、これが使えないかなと思っていたところ、そういえば、6L6や6C5、5T4等メタル管を持っていたよなと、倉庫を探していたところ、見つけました。

運よくすべてRCAの球でそろったのでこれを使ったアンプにしたいと思います。オールメタル管のシュールなアンプをしかも全部RCAの球で。

最近では、オールRCAなんて贅沢はなかなかできないと思いますが、なんといってもメタル管というニッチなところなので、こういう贅沢ができるのだと思います。

ところで、メタル管で思い出したことがあるのですが、以前、オークションでメタル管の6L6を出品し落札いただいたのですが、落札者がかなりのマニアの方で、しかもメタル管に惚れ込まれた方のようで、メタル管への思いについてわざわざお手紙をいただきました。

この手紙をいただいて、いつかはメタル管でアンプをと思っていたのですが、なかなか機会がなく、またついには忘れてしまって今まで作らなかったのですが、ふと赤玉を見て思い出し、そういえば倉庫にあったよなということで、冒頭の球を掘り起こしたわけです。

この手紙も平成19年と、今から16年ほど前にいただいたもののようです。先日、アンプ製作環境の再構築を行った際に本棚から出てきて、読んでみてあらためて、メタル管があったなと記憶を呼び起こしてくれました。

ということで、ステンレスシャーシのアンプはメタル管を使ったアンプにしてみたいと思います。

 

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球未定ですがとりあえずアンプ製作

2022-09-23 22:29:29 | ステンレスシャーシのアンプ

先日落札したアンプには球が付いていなかったので、新たな回路を組んでちゃんとアンプに仕上げようと思い、動き出しました。

しかし、どんな球にするかまだ決めていなく、とりあえずは球がなくてもできる作業から始めます。

そのうちの一つが、シャーシをきれいにすることと、サブシャーシを作ることです。

ということで、シャーシの洗浄。

洗浄前の写真を撮っておけばよかったのですが、洗浄始めたころにそういえばと思い出して、写真をパチリ。

結構、油分が付いているのか、かなり水をはじいています。最初は、手洗いソープで洗っていたのですが、落ちなくて、歯磨き粉でやってみたところ、うまく落とすことができました。

水の弾きも少なくなっていい感じです。

そして完了したのが、下記になります。

シミのような汚れは落とせなかったのですが、結構きれいになりました。

そしてサブシャーシですが、ちょうどころあいの大きさの部材があったので、この角パイプを利用して作ろうと思います。

チョークや出力トランスのネジで止められるように図面を引きました。まだどんなアンプか決めてないのですが、多分こんなのがいるだろうなということで作っています。

さて、早くどんな球でアンプにするかを考えなくては。とりあえず出力トランスがシングル用だったので、シングルアンプにする予定です。

 

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