以前、3C33シングルアンプを載せました。
今日は、その3C33シングルを改造しました。音質的には透明感があり、まあまあかなと思っていましたが、製作時にあまりNFBがかけられなく、音の深みのようなものが薄いかなという気がしていたため、この点をちょっと改善できないかと思い、改造してみた次第です。
なぜNFBが少ししかかけられなかったかというと、3C33のカソードに定電流回路を入れていたため、大出力時に電流供給があまりできず、歪が発生してしまうため、かけられなかったのです。なぜNFBが関係しているかはあまりよくわかっていませんが、とにかく帰還量を増やすと歪むので、そこそこでやめたのです。
そこで、以前実験したカソード抵抗の代わりにトランジスタを使う回路に定電流回路を置き換えたのです。
詳細は後回しとして、置き換えた様子を掲載します。
置き換え前は↓こんな感じでした。
まるで間違い探しのような写真ですが、大きく違うところが3か所あります。まあこの辺の説明ものち程。
そして、この改造後に音を聞いていましたが、いまいちパッとしない、いい音なのかそうでもないのか・・・実は明日オフ会なのでたぶんこのまま持って行っても責められるだけのような気がして、困ったなあ、と思っていましたが、音楽を聴いているうちにかなりボリュームを上げないといけないことに気が付きました。
元々初段で使用している球は、6BR7というローノイズの5極管ですが、この球のgmはそれほど高くないので、ゲインが少し低めなのですがこれがちょっとパッとしない可能性を考え、同じピン配でもっとgmの高い球がないか調べていたのですが、手持ちにある6686/E81Lという球が差し替えできそうでしたので、若干の調整後、これに差し替えました。gmは約10倍増えました。
上記の右側が6BR7、左側がE81Lになります。
E81Lに差し替え後、音が明るくなった感じでしかも余韻が増したような感じになり、いい感じです。明日はこの状態でオフ会に臨みたいと思います。