数週間前、トランスボックスを作って測定しましたが、測定ミスがありました。
前回、周波数特性を計測して載せましたが、この測定が間違っていました。
測定時、負荷ありとなしで測定しましたが、ほぼ同じ特性だったので、おかしいなあとは思っていたのですが、まあ計測結果だしと思ってそのまま載せましたが、よくよく考えてみると負荷抵抗の片側をトランス出力端子に接続し、もう片方をGNDに落とさなければいけないところを落とさずにオシロの入力端子に接続していたので、結局は無負荷状態と同じ接続になってしまい、特性も同じような結果となってしまったのです。
頭の片隅でなぜかと考えていたのですが、そういえばと接続が間違っていたということに気が付いたわけです。
そこで、負荷抵抗を正しい接続にして再度計測してみました。
その結果、とんでもない結果が得られました。
赤色が負荷ありの結果ですが、なんと、-2dB落ちのところで見ると、10Hz~180kHzぐらいまでの周波数特性が得られたのです。
すごい広帯域な特性のトランスだと驚きました。恐るべしタムラです。ちなみに、入力には抵抗620Ωをオシレータ(出力インピーダンス50Ω)に直列に接続し、負荷は、680Ωを接続していますので、IN/OUTとほぼ同じインピーダンスになっております。
気になる音質については、比較するトランスがないため何とも言えませんが、海外のトランスに比較して安い感がある日本のメーカのすごさが改めて認識されました。
しばらくこのトランスで遊んでみたいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます