猫を捨てる奴は捨てられろ

猫とプログレとオーディオとベスパのブログです。

Fractureの謎

2009年05月17日 22時30分00秒 | 音楽
クリムゾンの74年のピッツバーグの完全版をDGMでダウンロードしたら「Fracture」が途中で一旦音が切れていました。
クリムゾンのライブ版ではよくあることなので気にしてなかったのですが、後日DGMから、
「切れててごめんなさい、傷は修復しました、本当の完全版をダウンロードできます」とのメールがきました。
せっかくそこまで言ってくれてるのだから、再ダウンロードしました(「Fracture」のみ)。
音切れはなくなっていました。
でも気になることがありました。
元の不完全版よりファイル容量が小さくなっています。
不完全版のFlacファイルの容量が75.6MBなのに対し、完全版は73.0MBです。
不完全版より短い完全版というのは何なのでしょうか。
ここで頭をよぎったのは、切れた箇所を上手く繋ぐためにその箇所が短縮されたのではないかということでした。
Abridgedが大好きなDGMのことです、やりかねません。

でもインチキはやっていませんでした。
その箇所を聴き比べてみて謎が解けました。
当時このライブを録音するのに、2台のオープンリールレコーダーを用意して、片方のテープが終わりそうになったら、
もう片方のテープレコーダーをスタートするということをやっていたようです。
なので、1本目のテープの終わりと2本目のテープの始まりで、何秒か音がダブります。
元々の不完全版のファイルには、この1本目のテープの「Fracture」が切れるまでと、2本目のテープの演奏途中からの「Fracture」が、編集無しにそのまま収められていました。
なので約20秒間、演奏の同じ箇所がダブっています。
完全版はそこのダブりを無くし音を繋いだので、結果として不完全版より容量が小さくなっていたのでした。

疑ってごめんなさい。
お詫びに、私が行った1984年の福岡公演と2000年の「Tribute to the Love Generation」公演をダウンロードするので、
アップしてもらえませんか。
コメント
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