半年前に発表されたDRAMAの面子+新ボーカリストでの新作を、ようやく購入し聴くことができました。
「DRAMA」が好きだったので、個人的には非常に気に入りました。
というか、イエスの全スタジオアルバムの中で、個人的には5番目くらいに好きな作品になりました。
タイトル曲は「DRAMA」時のボツ曲ということでしたが、とてもそうとは思えないきちんと作られた曲でした。
アルバムカラーに合わないという主旨で外されただけの曲なのではと思いました。
ただ、もう少しまとまりの良い構成にできたのではと思わないこともありません。
ベノワ・ディヴィッドのボーカルも非常に好感度が高いです。
アンダーソンの声から耳障りな成分を除いたような、高いけど耳に突き刺さらない声です。
表現力も現在のアンダーソンよりは上なのではと思います。
ただ、ライブ映像を観ると全く華のない人で、存在感についてはアンダーソンの足下にも及ばないので、そこが今後の課題かなと思います。
音も非常に良いです。
口の形がくっきり見えるようなクリアさではないのですが、
80年代前半のミックスを最新のハイファイ機器で録音したような感じで、音楽的にもオーディオ的にも安心して聴ける音です。
これはトレバー・ホーンの腕でしょうか。
先日カラオケ屋に行ったら、このアルバムからのシングル曲「Hour Of need」がもう入っていました。
ニーズがあるのか疑問ですが、
できれば「We Can Fly」も入れてもらえないでしょうか。