クラウン D-45の改造の続きです。
いよいよカップリングコンデンサを交換します。
こいつを換えました。
22uF/50Vの両極性電解です。
Vishayのメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ MKT1813 10uF/100Vを取付けました。
意外にスペースがあるので格好悪いけど問題なく取り付きました。
交換後の写真はありません。
撮り忘れました。
ついでに、この基板の一番下に付いているダイオード4個も、ショットキーバリアダイオード ERC84-009に交換しました。
ダイオードの足が穴に入らないので、入る太さまで削るのが大変でした。
こちらの写真も撮り忘れています。
交換後の音ですが、さすがにコンデンサは抵抗やケーブルと違って、エージングを全くしていない状態でも
良し悪しがすぐに分かります。
今回の場合は大成功と言っていいと思います。
足枷が外れたような、生き生きとした音になりました。
演奏の表現力が上がり、勢いが生まれました。
音場も幅と奥行きが生まれ豊かになりました。
これまでこのアンプのことは決して素性の良いアンプだとは思っていませんでしたが、ちょっと見直しました。
これだったら、オーディオビギナーに薦めても問題のないレベルだと思います。
今回取付けたVishayのMKT1813は、ちょうど良さそうな容量だったので何となく使ってみたに過ぎず、
評判も聞いたことのないコンデンサです。
大当たりのコンデンサだった可能性もありますが、それよりも、
元から付いていたコンデンサ(22uF/50Vの両極性電解)がダメ過ぎたのだと思います。
もうちょっといい部品を使ってくれればいいのにとも思いましたが、プロオーディオで求められる性能というのは
ホームオーディオで求められるそれとは全く異なっているので、これはお門違いな要求でしょう。
なにはともあれ、自宅でD-45を音楽鑑賞用に使っている方が他にもいらっしゃいましたら、
このカップリングコンデンサ交換はお薦めです。
大した手間ではないので、半田付けのできるお友達がいれば、昼ご飯を御馳走するくらいでやってもらえると思います。
でも使うコンデンサはサイズの制限がありますのでその点は吟味して下さい。
あと少し気になる箇所がありますので、それを次回に書きます。
(つづく)
いよいよカップリングコンデンサを交換します。
こいつを換えました。
22uF/50Vの両極性電解です。
Vishayのメタライズドポリエステルフィルムコンデンサ MKT1813 10uF/100Vを取付けました。
意外にスペースがあるので格好悪いけど問題なく取り付きました。
交換後の写真はありません。
撮り忘れました。
ついでに、この基板の一番下に付いているダイオード4個も、ショットキーバリアダイオード ERC84-009に交換しました。
ダイオードの足が穴に入らないので、入る太さまで削るのが大変でした。
こちらの写真も撮り忘れています。
交換後の音ですが、さすがにコンデンサは抵抗やケーブルと違って、エージングを全くしていない状態でも
良し悪しがすぐに分かります。
今回の場合は大成功と言っていいと思います。
足枷が外れたような、生き生きとした音になりました。
演奏の表現力が上がり、勢いが生まれました。
音場も幅と奥行きが生まれ豊かになりました。
これまでこのアンプのことは決して素性の良いアンプだとは思っていませんでしたが、ちょっと見直しました。
これだったら、オーディオビギナーに薦めても問題のないレベルだと思います。
今回取付けたVishayのMKT1813は、ちょうど良さそうな容量だったので何となく使ってみたに過ぎず、
評判も聞いたことのないコンデンサです。
大当たりのコンデンサだった可能性もありますが、それよりも、
元から付いていたコンデンサ(22uF/50Vの両極性電解)がダメ過ぎたのだと思います。
もうちょっといい部品を使ってくれればいいのにとも思いましたが、プロオーディオで求められる性能というのは
ホームオーディオで求められるそれとは全く異なっているので、これはお門違いな要求でしょう。
なにはともあれ、自宅でD-45を音楽鑑賞用に使っている方が他にもいらっしゃいましたら、
このカップリングコンデンサ交換はお薦めです。
大した手間ではないので、半田付けのできるお友達がいれば、昼ご飯を御馳走するくらいでやってもらえると思います。
でも使うコンデンサはサイズの制限がありますのでその点は吟味して下さい。
あと少し気になる箇所がありますので、それを次回に書きます。
(つづく)
突然のコメント、失礼いたします。
私は東京在住のD75ユーザーです。
最近、スピーカーのコンデンサを電解からフィルムに換えて、その効果に味をしめました。D75は、数日前に電源を藤倉のCVS3.5scに換えたばかりです。
記事を拝見して、是非私もコンデンサ交換をしたいと思ったのですが、電気は全くの素人なので、基盤を取り外す段階でつまづいてしまいました・・・
上の写真の右下・左下に横一列に並ぶ端子?(左右それぞれ10個ずつ、D75では9個ずつ)がハンダ付けしてあるので、開けるのに躊躇しています。この端子はもしかすると、強く引っぱれば抜けるようになっているのでしょうか?
分解の手順など、ございましたら、教えて戴ければ幸いです。
また、コンデンサの容量を22uFから10uFへ減らされたようですが、部品探しのときに何を基準に選べば良いかなども、教えて戴ければ幸いです。
ちなみに、私はできれば、もう一つの基盤(底側についているもの)のセメント抵抗も酸化金属皮膜抵抗などに変更したいと考えています。
私は、ブログへのコメントは初体験ゆえ、不備などでご迷惑をお掛けした場合は申し訳ございません。
それでは、ご回答を心よりお待ちしております。
コメントありがとうございます。
基板を外す手順ですが、以下のようになります。
1.リアパネルのXLRコネクタを留めてあるネジを外す。
2.基板を留めてあるネジを外す。
3.基板を持ち上げる。
4.音量調整ボリュームに向かうコネクタを外す。
5.アース線2ヶ所を外す。
これで基板は完全にフリーになります。
上記3.ですが、仰る通り、写真の右下・左下に横一列に並ぶ端子は引っぱれば抜けるようになっています。
ゆっくりと持ち上げれば壊すことなく抜けます。
このコネクタが抜けても、基板の内側に外さなくてはならない箇所がまだ4ヶ所残っています。
それが上記4.及び5.です。
4.は、写真で言うとカップリングコンデンサの真上の白いコネクタです。
これは簡単に外れます。
5.は、半田付けを外さなくてはなりません。
写真で言うと基板のど真ん中に1本、下中央部に1本半田付けされています。
写真に見える白く空いた穴がその場所です。
基板を持ち上げてアース線がいっぱいに伸びた状態で半田ごてを当てるとするっと外れます。
穴に残った半田と線に付いている半田は、組み立てるときのために、半田吸取り線で吸っておきます。
私のコンデンサ選びの基準は、カップリングコンデンサに限れば、一番肝心なのはスペースに収まるサイズかどうかです。
フィルムコンの大容量タイプはでかいですから。
次に、収まるサイズの中でなるべく近い値を選ぶということです。
容量が小さくなるほど低域のカットオフ周波数が高くなる(低音が出なくなる)ので、小さくするのにも限界がありますが、半分の容量になるくらいだったら、現代のアンプでは問題ないと思います(まあ拙ブログ DV-800AVの改造 2 のようなこともありますが)。
そして価格です。
評判の良いものが上記の条件に合えばいいのですが、今回は見当たらず、全く未知数のコンデンサを使うこととしました。
結果として、今回のMKT1813は、なかなか良い選択だったと思います(後日ネット上でもいくつかの良い評価をみつけました)。
ただし、12/8の D-45の改造 2 に書いていますが、このカップリングコンデンサを交換すると、情報量が増えるせいで、使われている部品の粗が気になるようになります。
元々のカップリングコンデンサに質の高くないものを使っているのには、粗隠しの目的もあるのだと思います。
まあ元に戻すのも簡単なので、一回やってみるのもいいと思います。
最後に、底側についている基板の部品の交換は、熱を持つ部品が多く、さすがに危ないのでやめておいた方がいいと思います。
早速のご回答、誠に有難うございます。
親切丁寧に説明してくださったので、何とかできる気がしてきました。
>底側についている基板の部品の交換は、熱を持つ部品が多く、さすがに危ないのでやめておいた方がいいと思います。
ご忠告ありがとうございます。
お言葉に従って、予定変更します。
基盤を見ただけで、そのようなこともお分かりになるのですね。
とてもすごいことだと思います。
私もせめて、各部分の大まかな働きや配線の流れが理解できるぐらいまで、勉強してみようと意気込んでおります。
パーツ交換に成功したら、また改めて、ご報告いたします。
今後とも、宜しくお願い致します。
それで小さい部品をちまちま交換しています。
この改造のダイオード交換もかなりどきどきしました。
お力になれたかは分かりませんが、パーツ交換に成功したら是非お知らせ下さい。
こちらこそ、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
本日、コンデンサー交換に成功しました。
ご助力、誠にありがとうございました。
コンデンサーの極性を間違えて、音が変になったり、なぜかヴォリューム付近の配線がショート?して音が出なくなったりと、大変でした。
何とか、普通の音が出る状態にまで復旧したところで力尽きました。
結果は、私のブログにアップする予定ですので、宜しければそちらを御覧いただけますよう、お願い致します。
ところで、私のブログに、fripp_frippさんのお名前を掲載させていただいても、宜しいでしょうか?
もし、不都合がございましたら、差し控えますので、遠慮なく仰って下さい。
それでは、また後日。
ブログ読ませて頂いております。
今回の記事も非常に楽しみです。
私の名前を出して頂くのも全然OKですというか光栄です。
初日の記事にある「オーディオブログ」というのも当ブログのことなら、これも非常に光栄ですというかごめんなさいですね。
なんせ変なブログですから。
ではまた。