今週も土曜日に父の所へ行ってきました。今回は約30分なので、最近では長い方でした。
雲が厚く垂れ込めており気温がそれ程上がっていなかったので、今日は散歩に行けるかもしれないと母と話しながら9時15分頃に施設へ到着。ここ数回の実績から2階に上がるとそのまま部屋へ向かいましたが、今日は通路にも部屋にも居ません。途中でトイレの様子も見ておきましたが誰も使っていなかったので、珍しく食堂に居るのだと言う事になり、Uターン。食堂の入り口付近で手を振っている父を発見。
職員の方が気を利かせて食堂入り口の直ぐ横(職員詰め所に最も近いテーブル)に席を用意してくださった上に、父にお茶(麦茶?)を入れたカップを置いていってくれました。しかし、本人の目の前で出されたのに父はカップは誰か別の人が飲んで置いていった物だと言って手を付けません。暫くするとお茶を出してくれた職員が今度は氷を入れて冷ましたコーヒーを父に出してくれました。
父から何も話しが出ないので、私が「水曜日の散歩はどうだった」と、施設のマイクロバスでショッピングモールまで出かけた件を尋ねると、「俺は外に出ていない」「病院に行ったのと間違っているだろう」との返事。母が「何か買ったのでしょう」と思い出させようとしても「俺は何も買わない」との返事。いつもだったら、会話が途切れたりかみ合わなくなった時に帰るのですが、出されたお茶もコーヒーも飲もうとしないのでコーヒーを勧めると、熱すぎて飲めないと。氷が入っているから溶けて水っぽくなるから今のうちだと再度薦めるとやっと飲み始めました。
こんな遣り取りをしている食堂は相変らずにぎやかです。
先ず当日のBGMは、日曜日の朝放送されているアニメのエンディングで歌われている中川祥子の『つよがり』が流れています(他にも曲は流れているのですが、知っていたのはこれだけ)。大正か昭和1ケタ台生まれの方にこの曲は向いているのでしょうか?どうも職員の趣味と勘繰ってしまいます。
父との席が用意されるまでの間に、身長170センチぐらいの男性入所者がワゴンに乗せてある誰かのカップを持ってきてしまい、詰め所にいる職員が慌てて取り返しに出て行きました。父と同じく、目の前にあるカップは自分のではないと言っています。
私たちの斜め前(食堂の入り口付近)では男性職員が「食堂のテレビは今日から地デジに変更したから、リモコンの操作を憶えてくれる人は居ないか」と、女性職員一人一人に声を掛けていますが「私、機械は苦手なの」と断られ続けています。結局、入所者を食堂に連れてきたヤマちゃんと言う方が操作方法を聞く事になったようです。
今回用意された席の隣にあるテーブルには品の良い女性が座られておりますが、職員が「7月の花って何かな~。この本だと蓮も夏の花だけど7月じゃないですよね」と言って花の絵を書いてくれるように頼んでいるのですが、用意された色鉛筆の色数が少ないのと、見本として持ってきた本に描かれている花の構図が単純すぎると言っています。それでもやる事が無いためなのか、絵を描き始めたようです。
父がやっとコーヒーを飲み始めた頃に、女性職員が『○○さん、危ないから椅子を持ち歩かないで』と言うのが聞こえたので振り返ると、先程他人のカップを持ってきてしまった男性入所者が椅子を杖代わりに私たちの方に向かってきます。職員に促されて一旦は自分の席に戻ったのですが、再び行動開始。車椅子に乗った男性入所者が邪魔をして前に進めないのがイラつくのか、それとも急かしているのか、しきりに椅子で床を叩いています。職員は気付かないか無視しているようで何も行動を起こしません。車椅子の障害がなくなると、季節の絵を描いている先程の女性入所者の脇に来ました。自分の持ってきた椅子をその女性の横に置こうとして、既に置けれている他の方の椅子を除けています。女性入所者からお小言があったので渋々戻し始めたと思ったら、反対側へ移動させていますよ。リモコンの操作説明を聞き終わったヤマちゃんが通りかかりましたが、スルーしています。メインキャラクター4名程度でもこんなに楽しい寸劇が見られるのは介護施設ならですね。多少の主観や記憶違いは有るでしょうが、決して私が話しを作っている訳ではありません。
さて、コーヒーも飲み終わったし、賑やかな食堂に飽きたのか、父は部屋に戻ると言うので3人で部屋に向かいました。部屋に入ると、ベッドの横にはいつもの様に鉢植えは水のやりすぎで水没状態。それとは別に真新しい鉢植えが1個増えています。やはり買い物に出かけたのでしょうと証拠を指差すと緊張感の無い笑いを浮かべて「何がいつ起った事だか判らない」との事。病院に検査に行ったのも、買い物に出かけたのも、当人にすれば『昨日より前の昔』。私たち2人が来たのは『何週間も、何ヶ月も前』のようです。
そうそう、部屋に戻って直ぐに事務員の方が部屋を訪ねてきました。理由は判りませんが、看護職員が1名減ったので、これまでは施設の職員同行で病院へ通っていたのですが、今後は車は施設で出すが家族同行で病院に通うようにして欲しいとの事。現在入所している施設では施設の車で施設と病院の間を送り迎えしてくださるので助かるのですが、それまでに入っていた施設は入所費用を稼ぐ為に家族が働いていようと、平日は介護状態の人間しか居ない状態であろうと、『ご家族でしょう。休めない訳が何処に有るのですか?』と言われてしまい、家族又は親族が車を用意して病院へ行かなければなりませんでしたので、このくらいの変更は苦ではありませんから、どうしても不都合な曜日を外してもらうと言う事で承諾致しました。
家に帰ってから気付いたのですが、当日のお散歩は一切話さず仕舞いでした。
雲が厚く垂れ込めており気温がそれ程上がっていなかったので、今日は散歩に行けるかもしれないと母と話しながら9時15分頃に施設へ到着。ここ数回の実績から2階に上がるとそのまま部屋へ向かいましたが、今日は通路にも部屋にも居ません。途中でトイレの様子も見ておきましたが誰も使っていなかったので、珍しく食堂に居るのだと言う事になり、Uターン。食堂の入り口付近で手を振っている父を発見。
職員の方が気を利かせて食堂入り口の直ぐ横(職員詰め所に最も近いテーブル)に席を用意してくださった上に、父にお茶(麦茶?)を入れたカップを置いていってくれました。しかし、本人の目の前で出されたのに父はカップは誰か別の人が飲んで置いていった物だと言って手を付けません。暫くするとお茶を出してくれた職員が今度は氷を入れて冷ましたコーヒーを父に出してくれました。
父から何も話しが出ないので、私が「水曜日の散歩はどうだった」と、施設のマイクロバスでショッピングモールまで出かけた件を尋ねると、「俺は外に出ていない」「病院に行ったのと間違っているだろう」との返事。母が「何か買ったのでしょう」と思い出させようとしても「俺は何も買わない」との返事。いつもだったら、会話が途切れたりかみ合わなくなった時に帰るのですが、出されたお茶もコーヒーも飲もうとしないのでコーヒーを勧めると、熱すぎて飲めないと。氷が入っているから溶けて水っぽくなるから今のうちだと再度薦めるとやっと飲み始めました。
こんな遣り取りをしている食堂は相変らずにぎやかです。
先ず当日のBGMは、日曜日の朝放送されているアニメのエンディングで歌われている中川祥子の『つよがり』が流れています(他にも曲は流れているのですが、知っていたのはこれだけ)。大正か昭和1ケタ台生まれの方にこの曲は向いているのでしょうか?どうも職員の趣味と勘繰ってしまいます。
父との席が用意されるまでの間に、身長170センチぐらいの男性入所者がワゴンに乗せてある誰かのカップを持ってきてしまい、詰め所にいる職員が慌てて取り返しに出て行きました。父と同じく、目の前にあるカップは自分のではないと言っています。
私たちの斜め前(食堂の入り口付近)では男性職員が「食堂のテレビは今日から地デジに変更したから、リモコンの操作を憶えてくれる人は居ないか」と、女性職員一人一人に声を掛けていますが「私、機械は苦手なの」と断られ続けています。結局、入所者を食堂に連れてきたヤマちゃんと言う方が操作方法を聞く事になったようです。
今回用意された席の隣にあるテーブルには品の良い女性が座られておりますが、職員が「7月の花って何かな~。この本だと蓮も夏の花だけど7月じゃないですよね」と言って花の絵を書いてくれるように頼んでいるのですが、用意された色鉛筆の色数が少ないのと、見本として持ってきた本に描かれている花の構図が単純すぎると言っています。それでもやる事が無いためなのか、絵を描き始めたようです。
父がやっとコーヒーを飲み始めた頃に、女性職員が『○○さん、危ないから椅子を持ち歩かないで』と言うのが聞こえたので振り返ると、先程他人のカップを持ってきてしまった男性入所者が椅子を杖代わりに私たちの方に向かってきます。職員に促されて一旦は自分の席に戻ったのですが、再び行動開始。車椅子に乗った男性入所者が邪魔をして前に進めないのがイラつくのか、それとも急かしているのか、しきりに椅子で床を叩いています。職員は気付かないか無視しているようで何も行動を起こしません。車椅子の障害がなくなると、季節の絵を描いている先程の女性入所者の脇に来ました。自分の持ってきた椅子をその女性の横に置こうとして、既に置けれている他の方の椅子を除けています。女性入所者からお小言があったので渋々戻し始めたと思ったら、反対側へ移動させていますよ。リモコンの操作説明を聞き終わったヤマちゃんが通りかかりましたが、スルーしています。メインキャラクター4名程度でもこんなに楽しい寸劇が見られるのは介護施設ならですね。多少の主観や記憶違いは有るでしょうが、決して私が話しを作っている訳ではありません。
さて、コーヒーも飲み終わったし、賑やかな食堂に飽きたのか、父は部屋に戻ると言うので3人で部屋に向かいました。部屋に入ると、ベッドの横にはいつもの様に鉢植えは水のやりすぎで水没状態。それとは別に真新しい鉢植えが1個増えています。やはり買い物に出かけたのでしょうと証拠を指差すと緊張感の無い笑いを浮かべて「何がいつ起った事だか判らない」との事。病院に検査に行ったのも、買い物に出かけたのも、当人にすれば『昨日より前の昔』。私たち2人が来たのは『何週間も、何ヶ月も前』のようです。
そうそう、部屋に戻って直ぐに事務員の方が部屋を訪ねてきました。理由は判りませんが、看護職員が1名減ったので、これまでは施設の職員同行で病院へ通っていたのですが、今後は車は施設で出すが家族同行で病院に通うようにして欲しいとの事。現在入所している施設では施設の車で施設と病院の間を送り迎えしてくださるので助かるのですが、それまでに入っていた施設は入所費用を稼ぐ為に家族が働いていようと、平日は介護状態の人間しか居ない状態であろうと、『ご家族でしょう。休めない訳が何処に有るのですか?』と言われてしまい、家族又は親族が車を用意して病院へ行かなければなりませんでしたので、このくらいの変更は苦ではありませんから、どうしても不都合な曜日を外してもらうと言う事で承諾致しました。
家に帰ってから気付いたのですが、当日のお散歩は一切話さず仕舞いでした。