東京都杉並区が後援し今月初めに同区内で開かれた在留外国人らとの交流イベントで、参加者の外国人と日本人がトラブルになり、外国人が区民の女性に対し「神はあなたを殺す」などと暴言を吐いていたことが12日、複数の関係者の話で分かった。区民の女性は「外国人がどんな言葉に反応されるか分からず、怖い」と話した。区は「問題があれば主催者から報告してもらう必要がある」としている。
イベントは「難民・移民フェス」(同実行委主催)。今月4日、杉並区立柏の宮公園で開かれ、主催者発表で約4500人が来場。民族料理がふるまわれ、参加者はゲームなどで交流したという。
参加した区民の女性によると、イベントの途中で、黒人女性から日本語で「お茶を飲みませんか」と話しかけられた。
「どこの国から来たのですか」「ナイジェリアです」などと会話しているうちに、区民の女性が「どうやって日本に来たのですか」と尋ね、外国人女性が「飛行機に乗って来ました」と答えたところ、周囲にいたイベントの運営者側とみられる男性らが「飛行機に決まっているじゃないか」などと間に入ってきたという。
外国人女性はナイジェリアの歴史や現状などを訴え始め、区民の女性が「CNNなどで知っている」と返答。「飛行機で来たのなら、パスポートは持っているのですね」と尋ねたところ、外国人女性が次第に激高し始めたという。
「神は一人しかいない」と言ったあと、「神はあなたを殺す」と、大声で3回繰り返した。
ナイジェリアは人口の5割がイスラム教、4割がキリスト教などといわれる。
区民の女性は「会話の流れで尋ねたことに突然激高され、『殺す』などとふつうの日本人なら口にしないことを言われて怖かった」と話し、こう続けた。
産経新聞
埼玉県警は10日、ベトナム国籍で鴻巣市の無職の男(25)を窃盗と住居侵入の両容疑でさいたま地検熊谷支部に追送検した。起訴済みを含め、21件の窃盗事件などに関与したとみている。スマートフォンの地図アプリの航空写真を見て、周囲に草木が生い茂っているなど、狙いやすい家を探していたという。
発表によると、男の追送検容疑は5月下旬~7月下旬、鴻巣、北本両市や吉見町内の民家など17か所に侵入し、現金約73万円とネックレスなど122点(計約587万円相当)を盗んだ疑い。調べに対して容疑を認め、「生活費や遊興費欲しさだった」と話しているという。
読売新聞