【ロンドン=蒔田一彦】英BBCは21日、社会に影響を与えた「女性100人」の2023年版を発表した。日本人では、陸上自衛隊で男性隊員から性暴力を受けたことを実名で訴えた元自衛官の五ノ井里奈さんが選ばれた。
BBCは、五ノ井さんによる被害の実名公表に関し「性被害を受けた人が声を上げれば激しい反発に直面する男性優位の社会では困難なことだ」と評価した。五ノ井さんの訴えを機に自衛隊で内部調査が実施され、100件以上のハラスメントの申し立てがあった点も指摘した。
読売新聞
山梨県は22日、東京電力ホールディングスと中部電力の燃料・火力発電事業を統合したJERA(東京)と、製造工程で二酸化炭素(CO2)を発生させないグリーン水素活用事業で提携した。早ければ令和7年度にも水素発電設備を新設し、企業向け電力供給の実証実験を開始する。
今回の提携では、太陽光発電の電力と、夜間や天候の悪い場合には、グリーン水素を活用した電力を供給できるようにして、製造過程でCO2を排出しないカーボンフリー電力を常時供給する体制構築を目指す。
このために大型太陽光発電施設があり、山梨県のグリーン水素製造拠点となっている甲府市米倉山の施設に水素発電設備を新設し、常にカーボンフリー電力を提供できるようにする。規模については精査中で、これによって、水素発電の方式を燃料電池とするか、水素を燃料とする火力発電にするかを今後決定する。
記者会見した長崎幸太郎知事は「国内の発電大手のJERAとの提携は大きな発展の可能性がある」と期待を示した。JERAの奥田久栄社長も「燃料安定供給、経済性のある取り組みにしていく」と説明した。 産経新聞
厚生労働省の専門部会は22日、来年度以降の新型コロナウイルスワクチン接種について、65歳以上の高齢者ら重症化リスクの高い人を対象に原則、費用の一部自己負担を求める定期接種として実施することを了承した。 地方交付税で約3割を補助した上で、原則一部の自己負担を求める。対象は季節性インフルエンザワクチンと同じで、65歳以上の高齢者と60~64歳で一定の基礎疾患がある人。コロナワクチンは来年度には一般流通している見通しで、定期接種の対象外であっても、自治体などの補助を除き全額自己負担となる任意接種はできる。 来年3月末までは「特例臨時接種」で、生後半年以上の全ての人が無料で接種できる。
産経新聞
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で22日、中国海警局の船3隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは110日連続。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。
産経新聞