大阪市住之江区南港東の集合住宅付近で刃物を所持していた男に大阪府警の警察官が発砲した事件で、男に刃物で切り付けられた70代女性が「ごみを捨てた後に、突然襲われた」と説明していることが13日、府警住之江署への取材でわかった。2人の間に面識はなかったとみられ、同署が詳しい経緯を調べている。
同署によると、男は同区の職業不詳、松本幸治容疑者(58)。午前6時ごろ、「上の階で男のどなり声がする」との通報を受け、署員が駆けつけると、刃物を持った松本容疑者と、頭部を刃物で切られた70代女性を発見した。
刃物を捨てるよう警告したが従わなかったため、署員が足を狙って発砲し、銃刀法違反の疑いで松本容疑者を逮捕した。松本容疑者は右脇腹を負傷し、搬送された。松本容疑者と女性はいずれも意識はあるという。
同署の本田直樹副署長は「現時点では、警察官の拳銃の使用は適正な職務執行だったと判断している」とのコメントを出した。
現場は大阪メトロ南港口駅近くにある住宅などが点在する地域。
産経新聞
刃物男に警察が発砲 けがの女性「知らない男に襲われた」 大阪市(2023年11月13日) - YouTube
13日朝、大阪市住之江区の集合住宅で刃物を持った男に警察官が発砲した事件で、近くでけがをしていた女性が「知らない男に襲われた」と話していることが分かりました。 銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されたのは、職業不詳・松本幸治容疑者(58)です。 警察などによりますと、午前6時すぎ、大阪市住之江区の集合住宅で、通報を受けて駆け付けた警察官に松本容疑者が包丁を2本持った状態で向かってきたため、警察が警告の後、発砲したということです。 近所の人:「2回発砲。バンバンって音が」 松本容疑者は右脇腹にけがをして搬送されました。 松本容疑者は直前に70代女性を刃物で切り付けたとみられていますが、女性は「知らない男に襲われた」と話しているということです。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が11、12両日に実施した合同世論調査で、岸田文雄内閣の支持率は前回調査(10月14、15両日)比で7・8ポイント減の27・8%となり、令和3年10月の第1次政権発足後最低を2カ月連続で更新した。不支持率は過去最高の68・8%(前回比9・2ポイント増)だった。 物価高対応のために政府が決定した約17兆円規模の経済対策への評価を尋ねたところ、「評価しない」が66・6%で、「評価する」の27・2%を大きく上回った。評価しない理由は「今後、増税が予定されているから」(39・9%)が最も多く、「政権の人気取りだから」(20・6%)▽「経済対策より財政再建を優先すべきだから」(17・3%)-と続いた。 首相が、来年夏の段階で賃上げと所得税減税を合わせ、所得の伸びが物価上昇を上回る状態をつくると表明したことへの評価では、実現に「期待しない」の71・0%に対し、「期待する」は27・0%。5年度補正予算案が一般会計で約13兆円規模となることに関し、国の財政状況への認識を尋ねたところ、「大いに不安」「やや不安」は計88・7%だった。防衛力強化のための防衛増税について来年度は行わず、9年度に向けて段階的に行う方針は「評価しない」(51・2%)が「評価する」(42・4%)を上回った。 東京都江東区長選を巡る公職選挙法違反事件で柿沢未途前法務副大臣が辞任したことに関し、任命権者である首相の責任が「大きい」「やや大きい」の回答は合計で70・6%となった。 今国会で成立予定である特別職の国家公務員の年収を引き上げる給与法改正案で、政府が首相と政務三役は増額分を国庫に返納する方針を示したことについては「評価する」(51・6%)が「評価しない」(45・6%)を上回った。 会場建設費が最大2350億円に上振れする見通しとなっている2025年大阪・関西万博の開催の是非を聞いたところ、「費用を削減して開催」(56・7%)が最も多く、「開催中止」が26・9%、「このまま開催」が15・2%だった。
産経新聞