春季雅楽演奏会に出席した天皇、皇后両陛下の長女愛子さま=2024年4月14日午前10時29分、皇居・宮内庁楽部、代表撮影
天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは14日、皇居内の宮内庁楽部を訪れ、春季雅楽演奏会を鑑賞した。楽部が春と秋に開催しているもので、愛子さまは今回で4季連続で出席し、おひとりでの鑑賞は初めて。
演奏会では先に管弦が演奏され、愛子さまは「朗詠東岸(ろうえいとうがん)」など4曲に耳を傾けた。漢詩を管楽器の伴奏で歌う「朗詠」を聴いたのは初めてだったといい、愛子さまは、楽部の東儀博昭・技術指導員に「朗詠というのは難しいのですか」などと質問した。
続いて、舞楽が披露され、東儀氏によると、愛子さまはこれまでの鑑賞経験から、細かな所作の意味合いなどに着目。夫婦となる日に演奏されたとも伝わる「北庭楽(ほくていらく)」など2曲が披露され、愛子さまはめがねをかけて熱心に鑑賞した。終演後、「大変楽しみました」と語ったという。入退場の際には、場内の他の観客らに何度も会釈をしていた。(中田絢子) 朝日新聞
米上院の民主党トップ、シューマー院内総務と共和党トップのマコネル院内総務は13日、イランのイスラエル攻撃を非難する声明をそれぞれ発表し、イスラエルへの支援を含む緊急予算案を早期に承認するよう下院に要求した。
シューマー氏は「イスラエルを助ける最善の方法は、下院が緊急予算案を可決することだ」と強調。マコネル氏は「緊急予算はイスラエルと中東に駐留する米軍に重要な資源を提供する。議会も役割を果たさなければならない」と訴えた。
上院は緊急予算案を超党派で可決したが、下院では共和党議員の一部が反対し、審議が滞っている。 (共同)
産経新聞
愛子さまが雅楽を鑑賞 学生時代から関心(2024年4月14日) (youtube.com)
天皇皇后両陛下の長女、愛子さまが皇居で雅楽の演奏会を鑑賞されました。 愛子さまは、春季雅楽演奏会を鑑賞されるため、14日午前10時半ごろ、皇居・東御苑にある楽部庁舎を訪問されました。 愛子さまは今月から、日本赤十字社に勤め始め、先週は、明治神宮を参拝するなど、仕事と皇族の活動を両立しています。 仕事が休みの14日は、学生時代から関心のある雅楽を楽しまれました。 愛子さまが雅楽を鑑賞するのは4度目で、去年の春と秋に天皇陛下と、おととしの秋に秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまと一緒にご覧になっています。
オーストラリア・シドニーで買い物客らが刃物で無差別に襲われ6人が死亡した事件で、地元警察は14日、事件直後に警察が射殺した容疑者の40歳の男が、女性を意図的に狙って刺した可能性もあるとみて捜査していることを明らかにした。男が3年半前のソーシャルメディアへの投稿で、銃を撃つことに関心を寄せていたことも分かった。
殺害されたのは、客とみられる女性5人と警備員の男性1人。負傷者も大半が女性だった。ニューサウスウェールズ州警察のクック長官補は記者団に対し、女性が標的となった可能性について「それも捜査の一部になるだろう」と話した。
男は2020年10月、フェイスブックに「拳銃を含む銃を撃つ人たちのグループを探しています。会っておしゃべりし、仲良くなりたいです」と書き込んでいた。(共同)
産経新聞
イラン イスラエルを攻撃(2024年4月14日) (youtube.com)
イランはシリアにあるイラン大使館が攻撃されたことに対する報復として13日から14日にかけ、イスラエルを弾道ミサイルや無人機で大規模攻撃しました。イランがイスラエルを直接攻撃するのは初めてです。イスラエルでは14日未明、各地で空襲警報が鳴り響き、エルサレムでも迎撃に伴うとみられる爆発音がとどろきました。イスラエル軍は300以上の無人機やミサイルがイランから発射され、そのうち99パーセントをアメリカやイスラエルの防衛システムで迎撃したと明らかにしました。イラン革命防衛隊も、イスラエルへの報復攻撃を行ったことを認め、「アメリカやイスラエルからのいかなる脅威にも釣り合いの取れた対応をする」と声明で警告しました。こうした中、アメリカのバイデン大統領は13日、イスラエルのネタニヤフ首相と電話会談しました。バイデン氏は「イスラエルの安全保障に対するアメリカの鉄壁の責務を再確認した」とする声明を発表し、14日にG7=主要7カ国の首脳が対応を協議することを明らかにしました。またアメリカから帰国した岸田総理大臣は、イランによるイスラエル攻撃について「深く懸念し、強く非難する」と述べました。
奈良県葛城市の当麻寺の塔頭(たっちゅう)・念仏院(川中教正住職)から昨年盗まれた阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)が、ネットオークションで落札した会社経営、保木領太さん(52)(東京都)から寺に返され、13日、同寺奥院で返還式があった。
仏像は昨年8~9月頃、念仏院に侵入した男に盗まれた。その後、大阪府内の買い取り店に持ち込まれ、オークションに出されたことが判明。府警が男を逮捕し、保木さんに事情を説明していたという。
趣味で仏像を収集する保木さんは返還式で仏像を川中住職に手渡し、「すばらしい仏像で少し残念だが、元のお寺に戻ることに満足している」と語った。
市の歴史博物館が仏像の写真などをデータベース化していたことが発見につながったといい、川中住職は「多くの方の協力で無事に戻り、感謝しかない。詳細な記録で文化財を守った今回のケースが教訓になれば」と話した。
埼玉県川口市でトルコの少数民族クルド人と地元住民らの軋轢が表面化している問題で、新藤義孝経済再生担当相が13日、同市内のクルド人集住地区を地元選出の国会議員の立場で視察した。報道陣の取材に応じ、クルド人問題について「地域住民に迷惑行為をしたり、事件も起きている」「やるべき務めは果たしている」などと初めて詳細に語った。SNS(交流サイト)などでは、「地元国会議員が動いてくれない」などと指摘されていた。
扉やタンク破損、被害30万円
新藤氏は、川口市がそのまま選挙区になる衆院埼玉2区選出。この日、市内の地元事務所から約1・3キロ離れた公園を訪れ、「一部の外国人による迷惑行為のある地区」として視察した。
市によると、この公園では1月、卵形の公衆トイレが何者かに破壊され、扉やタンク、ペーパーホルダーが破損した。被害額は約30万円で、警察へ被害届を提出。防犯カメラの映像があり、「外国人とみられるが断定はできない」(協働推進課)という。
新藤氏はその後、奥ノ木信夫市長や自民党市議団、出入国在留管理庁幹部らと市役所で意見交換した。終了後に報道陣の取材に応じ、「外国人と日本人が共生し、相互理解するための支援は充実させる必要がある」。
その上で、難民認定申請中の強制送還停止が原則2回までに制限される改正入管難民法の6月10日施行に触れ、「不法滞在状態の人、いないはずの人への支援はあり得ない。いてはいけない人、いられない人は国外退去していただくよう、改正法を適切に運用していかなければならない」と語った。
やるべき務めは果たしている
新藤氏は昨年9月、奥ノ木市長がクルド人問題について当時の斎藤健法相に要望した際に同席。地元市議らと勉強会を開いて入管庁に対し、入管法の運用改善を求めてきた。 この日も、川口市に700人程度いるという「仮放免者」の情報を自治体へ提供する際の運用改善や、6月に予定される「仮放免許可書」の携帯義務づけに向け、許可書のサイズを小さくしたことなどを実績として披露。進行役が取材を打ち切ろうとした際も「重要なところなので」とさえぎり、説明を続けた。
「地元の国会議員がなかなか動いてくれないという声がある」との質問には、「法改正以前から問題意識を持ってやってきた。私は私のやるべき務めはできる限り果たしているつもりだ」と応じ、「何よりもこの川口市が争いの場になってほしくない。皆で理解し合いながら互いにルールを守り、法律にのっとって暮らしていこうと、地元の一員として求めたい」と語った。
産経新聞