ピットブルまだ見つからず 繋ぎ止めようとしたところ逃走 鷹栖町は箱わな設置 1週間前もレトリバー脱走 (youtube.com)
保護者) 「犬が逃走したということでちょっと心配だったので」。 鷹栖小学校・草薙進一教頭) 「危害を加えないかとても心配ではあります」。 16日あさの登校時間、旭川市の隣、鷹栖町の小学校には緊張感が漂っていました。その理由は、ある犬の脱走です。 小学生) 「アメリカンピットブルが脱走したから気をつけてと言われていて、それで怖いなと思っていて」。 15日午前9時半ごろ、鷹栖町のブリーダーの飼育施設から「ピットブル」と呼ばれるアメリカン・ピット・ブル・テリア1頭が脱走しました。 鈴木麻友記者) 「飼い主が犬をこちらのコンテナにリードで繋ぎ止めようとしたところ、犬は逃げ出したということです。そのままあちらの方向に走り去って行きました」。 飼育施設があるのは農地が広がる場所ですが、犬は町の中心部や旭川市などがある南西方向に逃げたということです。札幌市では人の生命などを侵害するおそれが高い「特定犬」に指定されているピットブル。一体どんな犬なのでしょうか。 ヒューマンドッグトレーニングサービス・浅井保雄代表) 「基本的には闘犬ですよね」、「アゴも相当強いですから(噛まれると)当然大怪我することはあり得ますね」。 道外では、けが人も出ています。今月7日、栃木県の住宅から逃げ出したピットブルに似た雑種が人や犬に噛みつくなどして男女4人がけがをしました。 ヒューマンドッグトレーニングサービス・浅井保雄代表) 「まず寄ってほしくないです。お子さんに限らず、珍しいからと言って触ったりは決してしないほうがいいと思います」。 今回、鷹栖町で脱走したピットブルは1歳8ヵ月のオスで体長はおよそ50cm、体重は20kgほどだということです。近くに住む人によりますと、この飼育施設から犬が脱走するのは今回が初めてではないといいます。 近所の人) 「(去年)あんまり大きくないやつが3匹か4匹来て、わんこだから脱走することもあるんだろうぐらいしか思っていない」。 また施設の従業員によりますと1週間前にもゴールデンレトリバーが脱走し、いまもまだ見つかっていないということです。ピットブルの脱走から丸1日以上、今も目撃情報はありません。鷹栖町は捕獲のために箱わなを設置したほか、道は飼育や管理の方法に問題がなかったか今後調べる方針です。