暮らしのなかで

ポメラニアンと共につぶやいています。

繰り上げ・繰り下げ平均余命で考えたい

2022-12-03 13:02:04 | 暮らしの中で


年金【老齢基礎年金】【老齢厚生年金】の受給開始年齢は原則65歳であり、65歳になる前に受け取るのが
【繰り上げ受給】という。66歳以降に受け取るのが【繰り下げ受給】と言い、今年4月から受給年齢の
選択肢が増えました・・そこで考えましょう。

魅力的な年金倍増。何歳まで生きられるか❔【令和4年度の年金改定】に基づいて年金額を月額22万円として
計算していきます。受給を1ケ月遅らせることに『0.7%』1年で『8.4%』5年で『42%』10年で『84%』
年間の受給額が増えます。逆に、受給を1ケ月早めるとごとに『0.4%』1年で『4.8%』5年で『24%』年間の
受給額が減ります。65歳時の年金額を264万円とすると60歳からの年金貰い始めるなら200万円に減額されます。

75歳で繰り下げると65歳時点の264万円だった年金が485万円に増加します。60代のうちは働いて収入を得て、
年金繰り下げるによって年金倍増を図る1960年以降に生まれた男性4割・女性なら6割強が90歳迄生きる時代には
合理的な選択と言えそうだが、ただし、繰り下げにはいくつかの注意点があります・・・・・・・
これまで見てきた金額は額面の話であり、年金からは所得税・住民税・健康保険料・介護保険料が天引きされる
収入が増えれば、その分負担も増し、さらに医療や介護を受けると高額療養費や高額介護サ-ビス費の自己負担の
増加の可能性もあります、損益分岐点をプラス5歳で計算すると、70歳開始なら87歳・75歳なら91歳で上回る
ことになります。・・・・・・・平均余命で考える年金受給開始年齢について・・・・

結局、年金を何歳から受け取れば,生涯にわたって受け取れる金額の総額が最も多くできるか、
その答えは【寿命】という不確実な要因に左右される。100歳まで生きることが分かっていれば、75歳まで
繰り下げて【1.84倍】に倍増を25年間受給するのがベストな選択だ・・・・しかし、
人は【何歳まで生きることができるかー】これは誰にも分りません・・・・平均余命【平均寿命】で
考えてみましょう・・厚生労働省の発表によると、2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳
女性が87.57歳で過去最高を更新した2020年と比較して男性は0.09年・女性は0.14年下回りました。
実際、年金の繰り上げ、繰り下げ受給をしてきた人はどれだけいるでしょうか・・・

繰り上げ受給を選択した人は、国民年金では12.4%・厚生年金では0.4%となっている。一方繰り下げ
受給選択した人は国民年金では1.5%・厚生年金では0.9%となっている・・繰り下げ受給を選択すると
その分増えますが、選択する人は意外と少ない。
年金の受給年齢を決めるのは、自分自身です・・・・あなたはどう考えますか❔

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