風は穏やかで・・優しく頬をなぜ・・空気は澄んで甘く・・ふるさとに言葉はいらぬ。
久しぶりに、田舎の空気を思う存分吸った・・・
幼い頃のそのままの味、あのままの優しさが心を和ませてくれる・・大都会と違って、
濁り気のない空気が、頭の中の地図を遠く過ぎ去った・・・
幼い時代に引き戻してくれる、それにしても、忘れがたい想い出を育んでくれた、
遊戯仲間や、先輩方がほとんどいなくなった・・・
瞬時の寂しさが頭をよぎる・・【心のふるさとは人間関係だ】と友人の言葉を思い出す。
ふるさとへの郷愁とは、自然よりも人間関係にほかならないとおもうことががある・・
そのような高齢年代になったのだとつくづく思う・・・
胸を熱くする心のふるさとを持つ幸せに、黙って手を合わせたくなる・・・