最近になって、徐々に中国の青幇(ちんぱん;戦前からアヘンの取引などをしていた中国のマフィア系秘密結社)
の企業舎弟であることが徐々に明らかになってきたソフトバンクグループですが
色々な情報を総合して判断してみると、かなり窮地に立っていることが分かります
例えば、最近、アメリカでIPOを利用して上場したDiDi(滴滴出行)という中国企業があります
これは、ウーバーの中国版と言うべき企業で、配車サービスを運営するアプリ企業であり、まあ個人タクシーを配車する会社なのですが
ここが最近になって、「中国の個人情報を他国に引き渡している」という容疑で、中国当局から処分を受けています
中国当局は、DiDiのアプリの新規ダウンロードを停止させる処置を講じました
これを受けてDiDiの株価はガクッと値下がりしたようです
そして、このDiDiに大口投資して株式を購入していたのが、ソフトバンググループのソフトバンクビジョンファンドだったと言われています
上場前に株を買っていたのかもしれません、詳しいことは私も知らないのですが、重要なことは
このDiDiへの圧力が、単なるスパイ容疑であるわけがない、ということですね
DiDiは、伝えられるところによると、習近平と敵対する長老、江沢民派の系列企業だと言われています
今後どうなるか?目が離せないことになりそうです
ソフトバンクがらみでもう一つ、ウォールストリートジャーナルの記事からこちらをご覧ください
実は、このグリーンシルの破綻こそ、長年の付き合いのあるソフトバンクとクレディ-スイス銀行の関係破綻の原因になったと言われています
このグリーンシルに大口投資していたのが、ソフトバンク・ビジョンファンドだったのです
ブルームバーグの記事によると、グリーンシル氏の創業したグリーンシル・キャピタルに孫正義氏が15億ドル(約1600億円)を投資したといいます
このグリーンシルの破綻は、ソフトバンク・ビジョンファンドの歴史(大した歴史でもないが)の中で最悪の結果になっている模様です
グリーンシル氏の投資会社は、主に「売り掛け債権」を担保にしてお金を貸す投資ビジネスで
投資先が経営権を奪われることなく、気軽にお金が借りられる、というメリットを生かしたものだったようです
分かりやすく言うと、その企業の、将来発生する売上金を担保にして、先に資金が借りられるというものだったようで
新型コロナの蔓延を機に、企業の業績が下がり、ビジネスモデルに陰りが出たものだと思われます
それ以前から問題があったのかもしれませんが。。。
もう一つ、同じくブルームバーグの記事によると、アメリカに起業家向けのワーキングスペース(コワーキング;会議室などのスペースの共有)
を提供する新鋭企業にWeWork(ウィーワーク)という会社があります
このウィーワークの企業業績が非常に低迷しているわけですが、今期第1四半期(1月~3月)の決算は20億6200万ドル(約2200億円)の赤字
であり、新型コロナの影響が、シェアオフィスビジネスに大きくかかわっているものと思われます
ソフトバンクグループは、このウィーワークにも多額の投資を行っており、先行き不透明な状況に陥っているようです
こうした投資の短期的な行き詰まりによって、件のクレディ―スイス銀行との不和が生じたと思われます
私は、企業も大きくなれば、多くの人の雇用に関わっており、社会的責任が生じてくると思っています
企業に公共性を求める考え方は、古く感じるかもしれませんが、今の「株取引によって、M&Aで簡単に経営権を奪える」
という考え方に基づくマネーゲームが、短期的な利益を求めて他を食い荒らしていることこそが
企業を長期的視野で育て、多くの雇用を生み出し、国全体が繁栄し底上げされることを阻害していると思います
グリーンシルの投資ビジネスは、相手の会社の経営権を奪わない。。。という点は聞こえがいいのですが
売上金を担保にすることで、短期的な資金回収を可能にしている分、やはり短期的利益に重点を置いたものだと思われます
ウォ-レンバフェットという投資家が、長期的視野で投資を行って、最終的に企業の経営を再建しているように
多くの雇用を生み、地域の人も繁栄する仕組みを作ることが、投資の最終的な理想でなければいけないと、私は思います
それが社会的責任を果たすということだからです
合理性だけを追求し、投資していくのは、投資家の利益追求の最大目的ですが
それだけではなく、長期的な視野で「企業を育てる」という視点を持った、「投資家の欲に左右されない」長期信用銀行が
日本には必要だと、私は思います
の企業舎弟であることが徐々に明らかになってきたソフトバンクグループですが
色々な情報を総合して判断してみると、かなり窮地に立っていることが分かります
例えば、最近、アメリカでIPOを利用して上場したDiDi(滴滴出行)という中国企業があります
これは、ウーバーの中国版と言うべき企業で、配車サービスを運営するアプリ企業であり、まあ個人タクシーを配車する会社なのですが
ここが最近になって、「中国の個人情報を他国に引き渡している」という容疑で、中国当局から処分を受けています
中国当局は、DiDiのアプリの新規ダウンロードを停止させる処置を講じました
これを受けてDiDiの株価はガクッと値下がりしたようです
そして、このDiDiに大口投資して株式を購入していたのが、ソフトバンググループのソフトバンクビジョンファンドだったと言われています
上場前に株を買っていたのかもしれません、詳しいことは私も知らないのですが、重要なことは
このDiDiへの圧力が、単なるスパイ容疑であるわけがない、ということですね
DiDiは、伝えられるところによると、習近平と敵対する長老、江沢民派の系列企業だと言われています
今後どうなるか?目が離せないことになりそうです
ソフトバンクがらみでもう一つ、ウォールストリートジャーナルの記事からこちらをご覧ください
実は、このグリーンシルの破綻こそ、長年の付き合いのあるソフトバンクとクレディ-スイス銀行の関係破綻の原因になったと言われています
このグリーンシルに大口投資していたのが、ソフトバンク・ビジョンファンドだったのです
ブルームバーグの記事によると、グリーンシル氏の創業したグリーンシル・キャピタルに孫正義氏が15億ドル(約1600億円)を投資したといいます
このグリーンシルの破綻は、ソフトバンク・ビジョンファンドの歴史(大した歴史でもないが)の中で最悪の結果になっている模様です
グリーンシル氏の投資会社は、主に「売り掛け債権」を担保にしてお金を貸す投資ビジネスで
投資先が経営権を奪われることなく、気軽にお金が借りられる、というメリットを生かしたものだったようです
分かりやすく言うと、その企業の、将来発生する売上金を担保にして、先に資金が借りられるというものだったようで
新型コロナの蔓延を機に、企業の業績が下がり、ビジネスモデルに陰りが出たものだと思われます
それ以前から問題があったのかもしれませんが。。。
もう一つ、同じくブルームバーグの記事によると、アメリカに起業家向けのワーキングスペース(コワーキング;会議室などのスペースの共有)
を提供する新鋭企業にWeWork(ウィーワーク)という会社があります
このウィーワークの企業業績が非常に低迷しているわけですが、今期第1四半期(1月~3月)の決算は20億6200万ドル(約2200億円)の赤字
であり、新型コロナの影響が、シェアオフィスビジネスに大きくかかわっているものと思われます
ソフトバンクグループは、このウィーワークにも多額の投資を行っており、先行き不透明な状況に陥っているようです
こうした投資の短期的な行き詰まりによって、件のクレディ―スイス銀行との不和が生じたと思われます
私は、企業も大きくなれば、多くの人の雇用に関わっており、社会的責任が生じてくると思っています
企業に公共性を求める考え方は、古く感じるかもしれませんが、今の「株取引によって、M&Aで簡単に経営権を奪える」
という考え方に基づくマネーゲームが、短期的な利益を求めて他を食い荒らしていることこそが
企業を長期的視野で育て、多くの雇用を生み出し、国全体が繁栄し底上げされることを阻害していると思います
グリーンシルの投資ビジネスは、相手の会社の経営権を奪わない。。。という点は聞こえがいいのですが
売上金を担保にすることで、短期的な資金回収を可能にしている分、やはり短期的利益に重点を置いたものだと思われます
ウォ-レンバフェットという投資家が、長期的視野で投資を行って、最終的に企業の経営を再建しているように
多くの雇用を生み、地域の人も繁栄する仕組みを作ることが、投資の最終的な理想でなければいけないと、私は思います
それが社会的責任を果たすということだからです
合理性だけを追求し、投資していくのは、投資家の利益追求の最大目的ですが
それだけではなく、長期的な視野で「企業を育てる」という視点を持った、「投資家の欲に左右されない」長期信用銀行が
日本には必要だと、私は思います