2006年7月27日
Oさんは、最近フェレット保護に取られる時間が予想外に多くて、
なかなか仕事にも行けないでいる
彼女が働いてくれないと、保護フェレたちに即響いてくる
「なんでも手伝うから、仕事に行って!」
とお願いして、アキルをしばらく預かって、通院も引き受けることにした
手術してから二週間がたち、そろそろ抜糸の時期。
アキルの傷口は完全にふさがり、うっすら毛も生え出している
アキルも痒いらしく、傷口が気になって仕方がない
よく食べるので、ふっくらしてきた
腕さえ見えなければ、普通の健康的なかわいいフェレット^^
抜糸当日、雨だったせいか病院は空いていて、すぐに診てもらえた
看護師さん2人がアキルをおさえ、先生がハサミで糸を切る
最初にうちこそきょとんとしていたアキルだが
途中から、キュンキュンと鳴き始めた
そりゃ痛かったろう
3日後にはお風呂に入れてもいいとのこと
ずっと洗えていなかっから、ニオイが気になっていたところだ
往復2時間、
狭いキャリーに閉じ込められた上に痛い目に遭わせて! と
アキルは不満顔
ご機嫌をとるべく、家に着いて、さっそく放牧した
絨毯以外のフローリングではコロンコロンとよく転ぶ。
傷のことを全然気にしていない様子なので、存分に遊ばせることにした
そうすれば失った腕の分、ほかの三肢の筋肉も鍛えられるだろう
そのうち、1本足がたりないことなどわからないくらい
元気に走り回れるようになれるかも?
ねこじゃらしを向けてみたら、まあよく遊ぶこと
元気元気、その調子その調子^^
たぶん、アキル、保護した当時は2歳くらいだったと思われる
健康診断も問題なかった
これだけ元気で性格のいいお嬢さんが、なぜ捨てられたのか?
アキルの場合、捨てられた上に、腕を一本失っている
これからは、幸せに時を送ってほしいと思った
毛がだんだん生えそろって、傷口も見えなくなり、
アキルは、Oさんのところに帰って行った
Oさんとは、家が同じ町にあったこともあり
お出かけなどの用事があるときには、フェレを預けたり預かったり
という助け合いの関係だったが
この後、約1年、そういう必要もなく、行き来はなかった
時折電話で彼女と話すくらいで
アキルのことも、別に心配してはいなかったのだが…
つづく