なんか変だ
なんかひっかかる
と、思いつつも、アキルと久しぶりに会えることが楽しみで
Oさんの家にアパートに行き、
言われていたところにあった鍵で中に入った
この時、わかった
Oさん、絶対、以前の状態ではない
少なくとも、3日も家を空けて
しかも、他人が入ることがしっかりわかって出かけるなら
掃除くらいしておくだろうと思うのだが…(+_+)
ちょっとショックを受けながら、奥のフェレット部屋に入ったら
すんごいニオイでびっくりした
エアコンも空気清浄機もかけっぱなしなのに
なんだ このニオイは?
Oさん、もともと掃除は苦手なのは知っていたけれど
これ、ひどすぎ…
その時、彼女はアキルを含めて7本のフェレットを保護していた
アキルは、もう1本のフェレットと一緒のケージに入っており
ほかは1本ずつ、計6つのケージが二段にして置いてあった
けれど、ハンモックは真っ黒に汚れ、トイレもどろどろ
ケージの底までどろどろ
ぼーぜん
ふと我に返って、まずトイレの掃除だ! と、ケージの底部分を外したら
わけのわからん虫がトイレの下にいた
底ごと、どろどろをざっとあけ、お風呂で洗った
全部は一度に洗えないので、3日に分けて洗った。
ずっと放牧してもらってないらしいフェレットが、
かまってくれと足元にじゃれついたが、そんなヒマもなく
ごめんね と、放牧用のフェンスの中に放してやった
一番心配なのは、ノミ
みると、ほかの子はともかく
アキルと一緒だった、一番小さいフェレットの状態がひどい
毛もバサバサ
明らかにノミにやられていた
ということは、アキルも…
…
決めた!
アキルとその子の2本をそこにあったキャリーに入れて持って帰ってきた
こんな環境においておけない
今思えば、この時、7本全員連れ帰れれば
もっと早く、事は片付いたのだけれど
物理的に無理があった
あとでわかったことだけれど、Oさんはこの時、鬱病にかかっていた
やっぱり…
以前の彼女ではなかった
彼女は、ちゃんとフェレットの面倒をみているつもりだったらしい
ノミがいたということを知ってショックを受けていた
つづく