地元神社の新築移転にともない製作しました ↓
サイズは幅650mm、奥行き450mmの小ぶりな大きさです。
地杉で製作しています。
今回は、いつものオイルフィニッシュでの仕上げでなく、
設置場所が軒下ということで、雨風に晒されることも考慮してプレポリマー(PS-1000)を使用。
木工業界では、木固めエースという名で木製食器などの塗装で知られているようです。
プレポリマーはこの産業用という位置づけになっています。
説明では、
「木材の内部にすばやく浸透、木材組織のわずかな水分と重合反応して硬化します。
硬化後は人体に無害なポリウレタン樹脂に変化します。
これにより木材内に水分が侵入するのを食い止め、乾燥や温度変化による狂いも防ぐことができます。」
とあります。
これを使用したのは、雨や湿気による木材(特に板材)の膨張を抑える目的です。
仕上がり感は、オイルフィニッシュとウレタン塗装の間くらいでしょうか。
ウレタンのように強固な塗膜はありませんが、オイルフィニッシュのような木の感触が残ることもありません。
塗装後に♯2000のペーパーをかけるのですが、凄くすべすべになります。
もう、そこには木の感触は感じられず、ぬくもりのある家具ではありませんが、
軒下に設置することを考えれば逆に心強く感じられます。
賽銭の文字 ↓
ここだけヒノキ板を使用。
文字はレーザーカットして黒塗装しています。
斜め上から見たところ ↓
こんな感じに控えめに納まりました ↓
製作記録はこちら
賽銭箱の仮組
なかなか進みません