屋久島島外からのご注文です。
普段は、このような大型家具を島外へ出すことは積極的では無いのですが、
今回のお客様は屋久島にご縁が有り、何度か当店へ足を運んで頂いてお話することができ、
杉の手作り家具についてよくご理解頂いたことから実現しました。
お客様よりこんな感じのテレビボードをというイメージを頂いて、
その後、テレビのサイズや家具の寸法を決めていきました。
送料や配送途中の破損リスクを考慮して、ノックダウン式の家具設計としました。
組立家具をいくつか経験された方なら、+ドライバー一本で、1時間くらいで組立可能ですが、
初めての場合は、少々のコツが要り、難しいと思います。
打ち合わせを重ねる中、飾り棚に照明を取り付けたいというご要望が加わり、
最終的に棚用LED照明を3箇所取り付けることにしました。
また、壁につけて設置するため、壁の幅木やコンセント位置など、
写真と寸法をメールにて送って頂き、それに基づいて寸法入りの図面を描いて、
お客様に再確認して頂いてから制作しました。
ただ、後日談なのですが、お客様がテレビボードを組立設置して、
さあ、ディスクレコーダーを中央キャビネット内に入れようとしたところ、
レコーダーが大きくて入らないというトラブルが発生したとのこと。
私もテレビばかりに気を取られて、レコーダー寸法は、現行販売モデルの
寸法から設計していたのが仇になってしまいました。
お客様の方では、ディスクレコーダーも購入してから年月が経っており、
新しいものを購入すると言うことで気持ちを入れ替えられたとのこと。
今回の反省点となりました。
家具そのものについては、ご満足頂けた様子がわかる、大変嬉しいメールを頂きました。
中央キャビネット ↓
はめ込んであるガラスは、強化ガラス5mm厚。
中の棚板は、3段階の高さ調節可能。
ソフトダウンステー ↓
動画はこちら ソフトダウンステー開閉
抽斗 CD の場合 ↓
抽斗 DVD の場合 ↓
仕切り板がついています。
スライドレールがついていますので、動きがスムーズです。
動画はこちら スライドレール抽斗 着脱
棚板上部に埋め込んだLED照明 ↓
棚板埋め込み用の照明器具です。
排熱用の溝があり、厚みが10mmと薄いので、板厚が30mmほどあれば、
このようにすっきりと納めることができます。
照明を点灯させたところ ↓
テレビ背面の照明は100mm間隔で高さ調節できます。
照明器具付きの家具は、配線をうまく納めるのに苦労します。
製作の様子
仮組みと動作確認
ダボ棚受け金具
TVボード制作 塗装と金具
スライドレール取り付け調整
テレビボード 組立手順
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます