サイプレス

鬱病になり不安定な毎日。今は宝塚熱が再燃して、これがいい処方箋になっています。

2月 宝塚大劇場 花組公演

2014年03月23日 | 宝塚・エンタメ
現在の宝塚で貴重な男役芸を持っている人だと思う 男役 蘭寿 とむ の退団公演。

彼女を観ることができるのも最後・・・ということで、

3回見ました。

お芝居は、生田 大和の大劇場 デビュー作。

ストーリーよりも、セットの転換が、盛り込みすぎ?なんじゃないの?と、思うほど、

めまぐるしく、そこで疲れた私。

スーツ姿の蘭寿は「これぞ宝塚の男役!!」と、納得してしまうほど格好いい。

椅子に座っているときの足の組み方や腕の角度やら、イチイチ格好いい。

これぞ、男役芸!!と、思わせてくれる。

退団公演らしく、お芝居も退団仕様で、そこに泣いてしまう。(笑)

ストーリーに・・・、というより、個人的感情が・・・・勝ってしまいました。


ショーは、斉藤 吉正。

彼は、お芝居もショーも書く演出家。

ショーは、彼のオタクな世界観が満載になることがファンの間でも

ある種の了解事項。(笑)



なんか、ゲームやら、アニソンやら・・・・そこから派生する衣装やストーリー。

そのこと自体は別にいいけど、「それが新しい宝塚のショーなんだ!!」なんて彼が思っていたら、

「それは、勘違いです」と、言いたい!!

私が、名古屋 中日劇場での「シトラスの風」を見た直後の正直な感想は、

「これは、ひどい。やっちまったなサイトー君」だった。

実際、ロビーでもそんな声が聞こえていた。

音楽は、聴きなれたものが多いので、なじみやすさはあるかもしれない。

まあ、それも諸刃の剣となりますが。

全く盛り上がれない中詰め。

あれは、どうにかして欲しい。

それでも、回数を重ねてみているうちに、彼女たちの頑張りで、

いいショーになっていましたが・・・。

生徒には、力があるので、そんなところに頑張らせないで欲しいけれど。

ただ、後半の蘭寿の軍服姿からの流れは良かったです。

宝塚の代名詞「男役の黒燕尾」。

これは、格好いいし、下級生が蘭寿を意識して集中して踊っていることが

ひしひしと客席に伝わってくる。

ほんとあの、緊張感を持つ場面は、是非劇場で多くの人に見て欲しい。

テレビでも再現したりしているけれど、あの空間の中で、

黒燕尾の男役を感じて欲しい・・・と、いつも思う私です。


蘭寿は、春に東京公演で退団してしまうけれど、

最後に、いろんな感動を与えてくれたことに、感謝の気持ちをこめて、

ありがとう。









1月の宝塚大劇場 星組公演

2014年03月23日 | 宝塚・エンタメ

3月も下旬に入って過去を振り返るのは、どうかとも思うけれど、

1月は、100周年幕開きの公演ということで、

現在宝塚を代表する 小池 修一郎作の「眠らない男 ナポレオン」が

上演された。

音楽は、宝塚でも上演された「ロミオをジュリエット」を作った

プレスギュルビック氏が担当。

演目発表から、大々的に宣伝し、公演前から劇団が

「世界へ発信するミュージカル」をつくると息巻いていた作品。

でも、私は醒めていた。

小池先生のオリジナルは、危険。(笑)

おまけに、恋愛至上主義の話は、記憶にないほど、書いていない。

だからなのかナポレオンの少年時代から最後まで描くなかで、

ジョゼフィーヌとの恋愛を絡めてのストーリーだと知ったときに、

「これは、無い!!」と、決め付けてしまった私。

はい、本当に「無い!!」でした。

ナポレオンは、起伏にとんだ人生を歩んでいる人なので、

エピソードも多い。

そのエピソードが、写真のように、ハイ1枚、ハイ1枚と続くので、

個人的には、誰にも感情移入できずに終わりました。(笑)

まあ、私にとっては、「記念公演だった」ということだけが残った演目となりました。



褒められたい私。

2014年03月23日 | 美味しい物




3月初めに、「どうしてこんなに疲れているのに、ケーキを焼いている?私はおかしい!」

なんて思いながら、仕事が終わり帰宅してから、いそいそケーキを焼いたのを

皮切りに、毎週ケーキを焼いている。

ケーキが焼けているときの甘い香りが、ホッとするのが一番の原因だと思う。

この水曜日に、私用でどうしても昼から休まないといけなかった私。

ただし、この昼から丸々休むことには、不安がつきまとう私。


発病してからの社会復帰途上の中で、初期の頃は

『無理せず、集中しだすと、体の疲れを感じにくくなり、バタンと寝込んでしまう』ので、

「真ん中あたりで、休暇を・・・」という、Drやカウンセラーからのアドバイスや

職場の人の理解もあって、昼から丸々休んでみたら、私自身が感じていなくても

やはり疲れていることは確かで、家に帰ってぐっすりと寝てしまい、

夜に目覚めて、そのままリズムが狂って次の日もダメになる・・・というパターンが続いた。

なので、今度は『真ん中あたりで、1~2時間早く帰らせてもらう・・・』と言う風に

変えて試してみた。

これだと、リズムが狂わないというということが判り、いつのまにか

そういう自分のパターンが出来てしまった。

この方法で、なんとか乗り切れるようになってしばらくたつけれど、

やはり半日丸々休むのは、 「正直怖いな」 と思っていた。

私用が終わった後の私の時間をどう過ごすか・・・・?と、

そこばかりを考えていた。

で、最近マイブームになっている「ケーキを作る!!」という行動で、

『魔の時』夕方を乗り切った。(笑)

えらくたいそうに書いているが、仕事に行くのは当たり前。

でも、こんな当たり前のことが出来なかったときの挫折感は、深い。

だからこそ、不安がつきまとう。

ケーキは、簡単にできるヴィクトリアン・ケーキ。

春らしくマーマレードのジャムとココナッツをあわせてみました。

当たり前のように、職場にもって行き、女子限定で食しました。

ここで、皆に、「褒めてもらえるのが嬉しい」

そんな褒められたい私です。(笑)