香山 リカ著
と言っても、立ち読みだ・・・。(笑)
斜め読みってやつかな?
某深夜テレビ、とある方が発言された雅子妃は「新型うつ病」
というものに対する彼女の見解だと思った。
彼女は、新型うつ病ではなく、うつ病もしくは、双極性Ⅱ型を
疑っているようだ。
これは、私も同感である。
雅子妃は、初めの1年は全く外出することが出来ないほどの
状態だったことを考えれば、非常に疲れきった状態、
又は、長い間緊張した時間を過ごしていたのだろう。
無理をしていた時間が長いほど、療養時間は長くなるのだ。
雅子妃の真面目さを私自身が感じたのは、お妃として宮内庁が
発表して初めてカメラの前に姿を現した時。
それまでは、ダークな色合いに、ピシッとしたキャリアファッション
だった彼女が、前髪を立ち上げて、お嬢様ファッションで現れたとき。
「あ~~この人は、自分の立場や立ち位置をすごくよく知っていて
すぐにそれに合わせる事ができるんだ~~」
と、感心していた。
ご成婚の後、中東ご訪問の折に、深夜まで訪問国の勉強をしているという
話を、母から聞いたときは「すごいなぁ~。笑って、手を振っているだけに
みえるのに・・・」と、私は思っただけだったが、母が
「あの子は、何事も真面目に取り組むから、可哀想や・・・」
と、言っていたのを最近思い出した。
母は、こんな状態を予感はしていなかっただろうが、何か感じるものが
あったのだろう。
最近、雅子妃のことを良く書いている本を読んだが、びっくりしたのは、
お妃教育が始まって、歴代の天皇が何をしたか・・・という
お勉強で本を渡された彼女は、約1ヵ月後の授業で、大学ノート60冊ほどに
内容をまとめて、質問や疑問を先生に投げかけたらしい。
一ヶ月で、大学ノート60冊って・・・一日2冊ペースだ。
おまけに、そればかりしていたわけでないことを考えると、
すごい真面目で勉強熱心だ。
もちろん、皇太子もこんなことを知っているから、優しく見守って欲しいと
再三述べているのだろう。
先週発売の週刊文春で林真理子氏が、雅子妃を、言ってはならないことらしいが
と、断りつつ、彼女の病気をうつ病だとし、又、今上天皇も、皇太子時代、
家庭ばかりに目が行っていると、批判された事実も踏まえて、
皇太子の取っている行動を称賛し、また、こころの病を知った
新しい皇太子妃が、新しい皇室を作られるだろうと・・・とのべていた。
一年も全く外出できないほどの病状で疑われるのは、うつ病。
ただし、それまでの頑張りや、外務省時代徹夜もいとわなかった・・・
というエピソードは、双極性も疑われる。
療養が長引いた原因の一つは、初めの1年、内科による診療だったことが
大きいかもしれない。
精神科の医師を宮内庁に呼ぶことに抵抗があったのだろうか・・・。
美智子皇后が、やはり精神的に落ちたときには、精神科医の
神谷 美恵子医師が行ったのに・・・・。
ともかく、今の主治医はうつ病の有名な医師だし、日本に認知療法を
広めた医師なので、その方面からも治療が進んでいるだろう。
とにかく、焦らないことが一番の治療だから、ゆっくりしていただきたい。
でも、ちょっと外出されると、あ~~良くなったんだな~~って、
ついつい気になってしまうのだけど、この国民の目が彼女の病状を
なかなかすっきりさせないのだろうな。
で、話題の新型うつ病は、病気の初めから、仕事や学校だけ行けないで、
後の場面は非常に元気。
おまけに、うつ病の人が、ひどいときには、極度の自己否定観念にとらわれるのに
対して、驚くほど周りが悪いと攻撃的なのが特徴らしい。
なので、医師自体も、今までのうつ病の患者と違って、
感情移入しにくい、というか、理解しにくいのだそうだ。
これは、若い人に増えている病気なので、これから、会社等で
大きな問題となりそうだ。
って、普通のうつ病ですら、めちゃ難しい世の中ですが・・・・。(笑)