汚れた写真きれいに 富士フイルム社員洗う
4月17日(日)21時17分
富士フイルム社員に技術を教えてもらい
汚れた写真を洗うボランティアたち
4月17日(日)21時17分
富士フイルム社員に技術を教えてもらい
汚れた写真を洗うボランティアたち
天皇、皇后両陛下は17日午後、
東日本大震災の日米連携協議などのために来日したクリントン国務長官を私的なお茶に招き、皇居・御所で懇談された。
津波から、自分の命を守り抜いた子供たちがいる。
岩手県釜石市立の14の小中学校全校は、
校内にいた児童生徒約3千人全員が無事。
掛け替えのない命を救った独特の防災教育に注目したい。
釜石市で防災教育に携わってきた群馬大学の片田敏孝教授(災害社会工学)は
子どもたちに呼び掛け続けてきた。
ハザードマップを手に通学路の危険な場所を点検する片田敏孝・群馬大学教授と子供たち=岩手県釜石市
要点は三つ。
一つは
「その想定を信じるな」と教えた。
想定に頼れば、想定外の事態に対応できなくなるからだ。
二つ目は「その状況下で最善の避難行動を取ること」。
事前にどんな想定をしても、実際の津波は単純ではない。
三つ目は「率先避難者たれ」。
人のことは放って置いてもまず自分の命を全力で守ること。「必死で逃げる姿」が周囲への最大の警告になるからだ。
【東日本大震災】
内戦による多くの地雷が残るカンボジアで、
綿の栽培や加工によって細々と暮らす人たちから、
東日本大震災の被災地への義援金とお守りが届いた。
彼らの綿製品作りを支援する日本のNPO法人は
「額は少ないかもしれないが、貧しい彼らにとっては大変なお金
苦しい中、日本のことを思ってくれる気持ちに感激した。
彼らの思いを被災地に届けたい」と話す
東日本大震災の人道支援をする米軍「トモダチ作戦」の指揮に当たったトス空軍大佐が15日、電話で記者会見し、日米同盟の意義を強調、
「戦時だけでなく人道支援のために行っている(日米合同の)訓練」が役立ったと指摘した
。復旧作業した仙台空港近くを米軍機で飛行中、浜辺に木を並べたアルファベットの「アリガトウ」の字が見え感動したとも振り返った
ドキュメンタリー映像を残そうと取材するアン・マクドナルドさん(右)
=13日、宮城県気仙沼市で
東日本大震災からの復興を目指す宮城県気仙沼市の姿をドキュメンタリー映像に残そうと、被災地の撮影を続けるカナダ人女性がいる。
来日して20年間、日本の漁村の研究を続けてきた国連大学の研究者、アン・マクドナルドさん(45)。
変わり果てた“第二の故郷”の姿に心を痛めながらも、「再起しようとする人間の力強さを記録に残したい」と漁業関係者にインタビューを重ねている。
<福島第1原発>
地下水汚染7日間で10倍 1・2号機
東京電力は14日夜、福島第1原発1、2号機のタービン建屋付近にたまった地下水中の放射性物質の濃度が、1週間で10倍前後に増えていることを明らかにした。
この水を意図的に放出してはいないが、「海側に漏れている可能性も否定できない」と説明している
岩手県釜石市の釜石港近くで、地元紙・岩手東海新聞社の記者、千葉東也さん(36)が津波にのみ込まれる場面を、国土交通省釜石港湾事務所職員が撮影していた。
千葉さんは奇跡的にすり傷や打撲だけで生還。写真には、いくつもの車とともに流され、肩まで水に漬かりながらもカメラを手放さない千葉さんが生々しく写っている。