木曽Now2

木曽の自然と大阪の自然を日記風に

ヤマトリカブト 巧妙な花のつくり

2022-10-01 06:22:23 | 木曽Now

開田高原アメダス   今朝の最低気温 4.8℃  昨日の最高気温 22.0℃       
木曽町新開      午前6時の気温 5.0℃    今朝の天気 晴れ

今朝も寒かった!
4.8℃は
全国5位の
最低気温です。


トリカブトの仲間は
ユニークな花を
つけています。


かぶとのような
頭巾を被って
蜜が盗まれないような
構造になっています。


紫色をした部分は
すべて萼片だそうです
花を後ろから見ると
確かに萼片らしいものは
見あたりません。


と言うことは
萼片の中に花弁が
あるということです。


それならば
トリカブトの花を
分解しない訳には
いきません。


かぶとの部分を
開いてみました
一対の花弁が
出てきました。


花弁の上部は
クルリと巻いていて
距(きょ)になっています
ここに蜜が
たまっているようです。


花を分解してみました
上萼片は
雨を防ぐ傘の
役割をしているようです。


下萼片は
マルハナバチが
とまる足場として
役に立っています。


マルハナバチの仲間が
顔を突っ込んでも
距の中にある蜜に
口吻が届くのは
ギリギリかもしれません。


必死で蕊の塊を
脚で押し付けながら
吸蜜するとき
大量に花粉が
体につくのでしょう。


何とも
巧妙な花のつくりに
なっているものだと
感心しました。