
開田高原アメダス 今朝の最低気温 +3.4℃ 昨日の最高気温 11.9度
木曽町新開 午前8時の気温 +3℃ 天気 晴れ
もう今日の昼から
大阪に戻らなければなりません。
母の三回忌法要のためです。
今回の木曽は
雪がなく暖かい日が続き
ウォーキングもでき
星の写真も撮れ
充実していたと思います。
開田高原で
以前から気になる
植物があります。

ヤドリギです。
冬のこの時期になると
緑色のボール状の塊が
目立つようになります。


木の枝に根を張り
養分を横取りするだけでなく
自分でも光合成を行う
半寄生植物です。

果実は球形で
半透明の薄い黄色をしていて
熟すとオレンジ色になります。


果実は粘ると言われますが
つぶしてみると
多少粘り気がある程度です。
粘り気のあるのは
種子の周りの透明な部分と
種子を取り巻くような
白い筋の部分が異常に粘ります。

果実を飲み込んだ鳥が
糞を落としますが
地面に落ちた糞の中の
ヤドリギの種子は
発芽できません。
鳥が糞をした時
消化されなかった
粘る白い筋のような部分と
ヤドリギの種子は
鳥のお尻に
ぶら下がったままになります。
ちょうど金魚の糞の状態に
なるわけです。
お尻に種をぶら下げたまま
木の枝にとまると
そのねばねばした種子が
枝に絡みつき
発芽することになるのです。
ヤドリギの種子散布に協力する鳥は
ヒレンジャクやキレンジャクと
言われていますが
残念ながら私はまだ
観たことがありません。
拙宅のシラカバに
粘るヤドリギの種子を
くっつけておきました。
うまく発芽してくれれば
これから低い位置で
芽生えから観察できるのですが・・・。

最後に星の写真を一枚!

NIKON800E 120mmf4、ISO800、80秒 ソフトフィルター・ポータブル赤道儀使用
肉眼で見えるお隣の銀河
アンドロメダ銀河M31です。
大型銀河では
最も近いため
肉眼で見ることができます。
最近になく
きれいに撮れました。