木曽Now

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アオサギの受難。

2016年12月16日 06時26分11秒 | 散歩道の鳥たち
散歩道を歩いていると
頭の上を「グウァ」と
大きな声で鳴きながら
アオサギが飛んでいく。

翼を広げた長さは
2メートル近くあるのだろうか?!
首を曲げて
餌の魚を探しながら
いつもの場所を
目指しているのだろう。

最強の寒気が南下
さすがの大阪も
今朝は寒い!

折り返しの公園で
Uターンする頃
腰に上着を巻く。

今日はやけに
アオサギが目立っている。
いつもはコサギが多いのに。

そのうちの一羽が
脚をあげている。
確か行きも上げてたか?
よくよく見ると
脚にテグス?が
絡まっている。

この川で
釣りをする人は
いないはずなのに。
どこか違う場所で
絡ませたまま
飛んできたのだろうか?

何とか自力で
外して欲しいと
願いながら
散歩を終えた。

無理して咲いているのですか?

2016年12月15日 06時30分31秒 | 日記
散歩道で
セイヨウタンポポ
咲いています。

よく見ると
まったく首が
ありません。




首は変ですね?!
花茎がなく
地上すれすれで
咲いています。

背が高くなると
きっと寒いのでしょう!
地面の熱を利用して
花を咲かせています。




セイヨウタンポポは
春から秋にかけて
咲くだけではなく
昆虫の活動が鈍る
真冬でも花をつけます。
 
受粉しなくても
種が出来る単為生殖という
増え方をします。

自家受粉ではなく
受粉すら
必要がないのです。

だから
決して無理して咲いている
わけではありません。

少し過保護すぎませんか?

2016年12月14日 06時10分39秒 | 日記
散歩道の公園に
プラタナスの木が一本ある。

夏には大きな葉で

涼しい木陰を
つくっていたはずですが
ご多分に漏れず
お役所仕事で
毎年強剪定され
見る影もありません。

こんなゴツゴツした
樹形ではないのですが・・・。

日本には
スズカケノキ
モミジバスズカケノキ
アメリカスズカケノキ
の三種類が知られていますが
総称して学名のプラタナスと
呼ばれています。


普通植物は
葉のつけ根に
新しい芽をつくります。

この時期どの木も
冬芽と言われる芽が
大きくなり目立っています。

このプラタナスの冬芽は
どこにあるのでしょうか?



見当たりませんね!

実は葉が落ちると
現れるのです!




プラタナスの冬芽は
葉柄の根元の膨らみの中で
夏から秋遅くまで
守られて過ごし
冬になって葉が散ると
ようやく姿を現すのです。




このような芽を
「葉柄内芽」(ようへいないが)
と呼んでいます。

少々過保護かも
しれませんね?!

頑丈な花です。

2016年12月13日 06時01分53秒 | 日記
ツバキの花の花粉を
運ぶのは鳥です。

メジロやヒヨドリを
呼び寄せ
花粉を運ばせています。

鳥たちは
暖かい時期
餌となる虫が多く
花の蜜など
見向きもしません。

虫が少なくなる
この時期に
ツバキが花を咲かせるのは
とても理にかなっているのです。

鳥を呼び寄せるため
ツバキの花の構造にも
秘密がたくさんあります。


雄しべは
下半分がくっついていて
筒状になっています。


筒状の雄しべは
花弁にぴたりと
くっついています。

少々のことでは崩れません。




その奥にキラリと光る
蜜があるのです。




鳥が蜜を吸おうと
嘴を入れると
嘴のまわりに
べったりと花粉がつきます。

花の横から鋭い嘴で
花弁の根元を壊されないように
丈夫な萼でガードしています。


サザンカと違って
花弁がバラバラに
散ることなく


花全体が落ちるのは






花をバラバラにして
蜜を奪われないように
萼を中心に
花弁や雄しべが
しっかりスクラムを
組んでいたからなんです。

艶やかな葉は・・・

2016年12月12日 06時35分42秒 | 日記
ヤブツバキは
シイやカシがしげる
照葉樹林帯に生える
それほど大きくない
樹木です。

ツバキの頭の上は
自分より背の高い
常緑の木々で
覆われています。

そのため
ツバキの葉まで
届く太陽の光は
わずかしかありません。

ツバキの葉は
わずかな弱々しい光でも
光合成ができるように
葉緑素をたくさん持った
厚い葉になったと
言われています。


葉の表面が
ツヤツヤしているのは
その表面がクチクラ層に
覆われているからです。


この層は
ロウのような性質を
持っているため
乾燥から身を
守ってくれます。

冬に葉を落とす
落葉樹には
ほとんどありません。

ツバキの名前の由来は
諸説ありますが
厚葉木(アツバキ)
艶葉木(ツヤバキ)から
ツバキになったと言う
説もあります。


もっともらしいですね!?

どうして冬から咲き始めるの?

2016年12月11日 06時51分04秒 | 日記
ツバキの花が
咲き始めました。

ツバキには
たくさんの園芸品種が
ありますが
日本の代表的なツバキは
ヤブツバキです。

ヤブツバキは
東北地方より西の
暖かい地域に
生育する花です。
ツバキは暖かい場所を
好む花だと言えます。

ではどうして冬になる
この時期から
咲き始めるのでしょう?

人からたずねられると
「餌の少なくなる時期に
鳥たちに来てもらいたいから」
「ツバキに聞いてみないと分かりませんね」
などとごまかしてきました。

ネットでなるほどと
思う記事が載っていたので
紹介します。

ツバキは休眠の眠りが浅く
少し暖かくなるだけで
目を覚ましてしまう
敏感な花なのだそうです。

桜など日本に
古くからある花は
夏ごろから花芽を
つくり始め
秋の9月頃になると
活動をやめ
深い眠りにつきます。
つまり休眠するのです。

そして春
気温が上がり始めると
再び活動を始め
花を咲かせるのです。

一方ツバキのルーツは
日本のはるか南にあります。
日本のように
四季がはっきりせず
眠りがとても浅い花として
進化して来ました。

厳寒の時期
気温がわずかに上がるだけで
眠りから覚めて
花を咲かせてしまうのだそうです。

なるほどとも
思いますが
本当のところ
どうなんでしょう?

やはりツバキに聞いてみないと
分かりませんかね?!

大切な染料になります。

2016年12月10日 06時45分31秒 | 日記
トベラが植えられている隣に
シャリンバイが植えられています。


漢字で書くと
「車輪梅」。
葉や枝が輪生して
花がウメに似るからとか。
バラ科の樹木です。


果実はブルーベリーの様な色で
表面は白い粉をふいています。




果実の皮をむいてみると
大きな茶色い種子が出てきます。


むいた皮をかじってみると
ほんのり甘さがありますが
食べられる部分は
ほとんどありません。

この種子は
鳥散布なのでしょうか?

鳥だとしても
ヒヨドリ以上の大きな鳥でないと
丸飲みできないと思います。

シャリンバイと言えば
奄美大島の大島紬の
染料として有名です。

シャリンバイの樹皮を
チップ状にして煮詰めて
タンニンを抽出して
泥の中の鉄分と
結合させて染めるそうです。

乾燥や大気汚染に強く
公園や道路の植え込みに
多く使われている
シャリンバイですが


奄美市では
市の花にも指定され
伝統産業を支える樹木として
大切にされています。


早すぎませんか?

2016年12月09日 06時18分13秒 | 日記
散歩道で
黄色い花を見つけました。
「えっもう咲いている?!」


初見は確か2月頃
だったはずなのですが。

カタバミ特有の葉に
紫褐色の斑点が
つくのが特徴です。




オオキバナカタバミ
もう咲き出した。
花茎を長く伸ばした先に
大きな黄色い花を
数個つけています。


中をのぞくと
橙色の雄しべの葯が
5個のぞいています。

んっ?まだある!




萼と花弁を
そうっとはがしてみると
5本の柱頭のある雌しべ
そのまわりに
長い雄しべが5本
その外側に
短い雄しべが5本あります。

雌しべの柱頭は
小さな花火が
開いたようです。

結構複雑な蕊を
持った植物です。


国立環境研究所の
侵入生物データーベースに
『花がきれいなため駆除されずに
残りやすいので注意する』
と記載されています。

園芸をされる方は
カタバミの厄介さを
ご存じだと思います。

根が広がると
抜いても抜いても
いつの間にか生えてきます。

その繁殖力の強さが
家が絶えないことに
通じるので
戦国時代から
「片喰紋」(家紋)は
人気があったとか・・・。

面白い話ですね。

エコ上手です。

2016年12月08日 06時18分55秒 | 日記
公園の植え込みに
ヒヨドリだろうか
二羽が飛び込んだ。


帰り道のぞいて見ると
黄色っぽい果実に混じって

3つに裂け鮮やかな赤い種子が
のぞいている果実が見える。




このトベラの種子を食べるため
植え込みに入ったんだ!
と納得した。

トベラは本州の海岸に
自生する雌雄異株の木だが
乾燥や公害に強いため
道路や公園の緑化に
よく使われる。

写真を撮るため
種子に触れると
指にベタベタとくっつく。
トリモチを
まとっているようだ。


このネバネバの種子を
食べるのはまるで鳥が
納豆を食べるようなものだ。
きっと嘴にくっつくだろう。


調べてみると
トベラの種子は
「果実擬態」だと
言われている。
鳥が好きそうな
色をしているのだが
全く栄養はないそうだ。

トベラは栄養豊かな
果肉をつくらず
鳥を欺き
エコな種子散布を
しているわけだ。

「果実擬態」を持つ植物は
ニシキギや
ツルウメモドキなどがある。


トベラはネバネバで
鳥の嘴にまでくっつき
栄養のある果肉をつくる
エネルギーを省略するなど
賢い戦略をとっている。

ちなみにトベラの学名は
「tobira 」で
扉を意味している。

またヒイラギと同じように
節分の日に
扉に挟んだり
火に入れて燃やしたりして
鬼を追い払う
地域もあるそうだ。

綺麗な花を咲かせます!

2016年12月07日 06時22分41秒 | 日記
子どもの頃
火傷をしたとき
母が植木鉢の
アロエの葉を開いて
貼ってくれました。

「医者いらず」
と呼ばれていたと
記憶しています。

そのアロエは
まだ路地で
育っています。
花は今まで
咲いたことがありません。

散歩道の川沿いで
アロエの花が咲いています。


多肉質の葉と葉の間から
花茎を伸ばしています。


下から順番に
朱色の筒状の花を
咲かせています。
花が咲くと
下を向くようです。




花を見ると
ユリの花と同じ
つくりをしています。




花弁と蕚の区別がないため
花被片(かひへん)と呼びますが
外花被片が3枚
内花被片が3枚あります。
雌しべ1本
雄しべは6本です。


花被片をはがすと
緑色の大きな
子房がのぞき
蜜が溢れだします。




指にたっぷりついた
蜜を舐めてみると
「甘い!」
かなりの甘さです。

この大量の蜜を
鳥や昆虫が
放っておく筈はない
と思うのですが
毎朝見ていても
誰も求蜜に来ていません。

もったいないです!
細いストローを持ってきて
吸いたいくらいです。

この場所で
アロエの果実が
できているのは
見たことがありません。

ひょっとしたら
日本では花粉を媒介する
鳥や昆虫がいないのかも
しれません。

続けて観察してみます!

少々せっかちな樹木です。

2016年12月06日 07時01分49秒 | 日記
散歩道の川沿いに
大きなアキニレ
植わっています。


風が吹くたび
ハラハラと舞っています。


うん!?
これは種なのか?
種子か果実かどっちだ?


先っぽに
雌しべの柱頭の跡が
ありました。


正確には
アキニレの果実なのです。

果実には翼があり
風によって飛ばされ
散布されます。


確かこの木は
9月頃白い花を
咲かせていました。

と言うことは
約3ヶ月で
結実させる訳ですね。
かなりせっかちな
樹木だと言えます。

同じ仲間の
ケヤキやエノキは
春に花を咲かせ
秋までじっくり時間をかけて
結実させています。

ケヤキの葉

エノキの葉

アキニレの葉は
ケヤキを小型に
したような形を
しており「カワラゲヤキ」とも
呼ばれます。


ニレ科の葉の基部は
左右対称になっておらず
歪んだ形をしているのが
特徴です。




第13回琵琶湖一周ウォーキング

2016年12月05日 06時53分52秒 | 琵琶いちぶらり旅
JRマキノ駅  ~  長原駅 (11.5㎞)

天気予報は昼から雨。
先週の日曜も雨で延期した。
雨に祟られているようだ。

JR マキノ駅10時50分着。

思いのほか沢山の人が降りる。
みんな琵琶湖一周???
そうなんだ!
ニュースでやっていた
メタセコイア並木の紅葉
並木はちょうど見頃だそうだ。

沢山の人と別れて
11時駅前を真っ直ぐ
湖畔に向かう。

「湖のテラス」を左折し
西浜の町を歩く。

海津の町外れから
海津大崎の岩礁地帯を
歩くことになる。



ここからは
樹齢70年以上の
ソメイヨシノが
およそ800本並んでいる。



山手を見ると
サルが沢山いる。
車が通ることなど
気にする様子はない。

12時早めの昼食をとり
整備された渚の遊歩道を
快適に進む。



車の通る道路に上がると
目の前にトンネルが現れ
左山手には
大崎寺の階段が見える。
奈良時代に
泰澄によって
開基されたと言う。

いくつかの歩道の無い
トンネルを通り抜け
長浜市に入る。
竹生島が   
大きく見えてくる。



空は雲が低くなり
今にも雨が降りそうに。

入り江が狭くなり
水鳥の数が多くなる。

大浦川を渡り
すぐ左折すると
JR の架線が
遠くに見える。
と同時に雨が
ポツリポツリと
落ち始めた。

15時15分長原駅到着。
雨に少し降られたが
入院後初めての
ウォーキング
何とか歩き通せた。

全歩数 20,178歩。
少々疲れた!


まだまだ元気です。

2016年12月04日 06時14分36秒 | 日記
昨日は小春日和
大阪の最高気温16.6℃
暖かい一日でした。

朝の散歩で
久しぶりに
汗をかきました。

こんな時期になって
ヒメツルソバの群落が
勢いを増しています。


写真を撮っていると
ヒメアカタテハが飛んできて
蜜を吸い始めました。


きっと翅は傷んで
ぼろぼろだろうと
思いましたがまるで
羽化したてのようでした。


この公園には
ヨモギの群落がある。
ヨモギの葉を編んで
ヒメアカタテハの幼虫がたくさん
巣をつくっていた。
そこでつい最近
羽化したのに違いない。

このまま
成虫越冬するのでだろうか?!

波平さんは1本ですが・・・

2016年12月03日 07時24分08秒 | 日記
日だまりの
ヤツデ酒場」は
相変わらず
大にぎわいだ。


ひっきりなしに
ハエなどがやってくる。




よく見ていると
ヤツデの蜜を
舐めている。
舐め終わると次の花へ
たくさんの花が
あるので蜜の宝庫のようだ。


11月の中頃
咲き始めた
ヤツデの花には
5枚の花弁と
5本の雄しべが
目立った。

今その花には
花弁も雄しべも
落ちてしまい
雌しべが
目立つ。




磯野波平さんは1本。
オバQ(少々古いですが)は3本ですが
ヤツデの頭には
毛が5本立っています。


やはりヤツデの花は
雄性先熟の花!
冬寒さに負けず
活動を続ける
昆虫たちの
貴重な蜜源に
なっているのです。

カメリア・サザンカ

2016年12月02日 07時01分59秒 | 日記
学名で覚えている
数少ない植物
サザンカです。




camellia·sasanqua
カメリア・ササンクァ
が学名です。

散歩道で
サザンカの花が
満開になりました。




ついつい口ずさみます。
「さざんか さざんか 咲いた道 たき火だ たき火だ おちばたき あたろうか あたろうよ しもやけおててが もうかゆい」
たき火もしもやけも
もはや死語でしょうか。

サザンカは
日本原産の植物で
野生種は
白い一重の5弁花で
自生地は
沖縄
九州
四国の
暖地性の山地に生えています。

本州自生地の北限は
山口県萩市萩城跡指月公園です。

野生種のサザンカが
生える指月山(しづきやま)は
貴重な照葉樹林帯として
国指定の天然記念物に
指定されています。

ちなみに
ツバキも
日本原産の植物で

学名も
camellia·japonica
カメリア・ジャポニカです。



咲き始めたら
またアップします。