ふんばろう東日本支援プロジェクト「PC(パソコン)設置でつながるプロジェクト(略称PCPJ)」に参加している私は6月10日(日)、福島県本宮市などにある仮設住宅団地15ヵ所へふんばろうメンバーと共に設置作業をしてきました。
PCPJとはなんぞや、と思っている方に説明しますと、仮設団地の集会所を中心にパソコン(以下PCと略します)とプリンタ複合機を無償提供・設置。いずれはパソコン講習も開いて、仮設住宅等での生活に役立てていただこうというプロジェクトです。
※詳しくは、こちらのサイトをご覧下さい↓
http://wallpaper.fumbaro.org/infrastructure
これまで83ヵ所の仮設住宅団地集会所、NPO団体などへ合計329台のパソコンを設置してきました。PCは主にNTTコミュニケーションズ、IBM人材ソリューションなどの企業から提供された中古PCをメンバーがメンテナンス(お掃除)し、マイクロソフトが提供するOSやセキュリティソフトなどをインストールしたものを要望のある仮設団地へ設置しています。
※パソコン内部のクリーニングとセットアップはとても時間がかかります
この日は、浪江町役場からの要請を受けてのPC設置作業でした。私は今年の4月あたりからふんばろうの活動に参加しはじめ、PC設置作業は2回目になります。今回、私は3ヵ所の仮設団地を回りました。仮設住宅の方々の反応はさまざまで、設置(ボランティア)に感謝していただき飲物をくださったり、「なんで設置に立ち会わなければならないのだろう」と設置中の時間を退屈そうにされている方もいらっしゃいます。なかなか設置がうまくいかず、長時間かかることもあるので、そう思われるのは仕方がないと思います。時々設置作業をしていて、この活動が役に立てているのかなぁ—、という心境になることもありました。全体的に高齢の方が多い住宅だったので、「私はパソコン使えないんですよね〜」という声をいただくと、うーん、お役に立てているのだろうか?と思うこともあります。
今はPCPJという大きなプロジェクトを成功させる—ということを目標にふんばっていますが、時々、自分が行っているボランティア活動が本当に被害に遭った方々の役に立てているのか、と疑問を持つこともあります。「ボランティアの押し付けではない、真に必要なボランティア活動」を行えているかなと。仮設住宅の方々のまちまちな反応を見ると、そう思うこともあります。今の被災地ではいろいろなボランティアがありますが、復興ボランティアとして本当に必要なことはどんなことなのだろうかと漠然と心の中で思っています。
※6/24はIBM人材ソリューションの有志15人も設置作業に参加していただきました。石巻バイパス仮設団地の皆さんと
先にも書きましたが、私は今年の4月あたりから、ふんばろうの活動に参加しました。自宅は多賀城市にあり近くにも仮設住宅はありますが、普段の通勤の行き帰りは昨年の大震災から1年以上経ったいま、ほぼ普通の生活に戻っているように感じます。しかし、5月に学習支援として岩手県大船渡市に行き、沿岸部の津波が家々を飲み込んだ跡地(ほとんど、家の土台だけが残って野原のようでしたが)を通ったり、気仙沼市では市街地に残された津波の被害の傷跡を見たりすると、まだまだ復興はこれからなのだとあらためて思います。
所属しているプロジェクトや団体が大きいと自分の行っている活動が直接、被害に遭った方々の役に立てているか見えなくなる時もありますが、PCPJの次なる課題のパソコン講習も段階的に進めてより多くの方にパソコン操作を習得していただければ、このプロジェクトの意義は大きいものになると思います。
今後も自分なりに被害に遭った方々の声に耳を傾けながら、ボランティア活動をできる範囲でふんばっていこうと思います。最後にもっとボランティアメンバーが増えると、活動がより早く進みますので(パソコン講習を待っておられる方々がいらっしゃるのです!)、ボランティアメンバーを随時募集しています。1日のみ参加希望の方も、PCPJを少しでも手伝ってくださる方も随時募集しておりますので、お気軽に問合せください。(鈴木小百合)
***
追伸、その2週後の6月24日(日)、総勢40人が参加(11台の車に分乗)した南三陸と石巻方面のPC設置ツアーに行ってきました。事前にふんばろうが行ったアンケートにより依頼のあった仮設団地への設置でした。PC設置の他にもなるべく役に立てないかと、「何か最近生活で困っていることなどありませんか?」と立ち会って下さった方に聞いてみると「ほやは育てるまでに3年かかるので、初期費用を考えるとなかなか養殖がはじめられません」といった話を聞かせて頂くことができ、はじめて被害に遭った方に少しでも寄り添えたかなぁと思える時間を過ごせました。また、「パソコン講習を待っています」という声も多くいただきました。今は設置をすることで手一杯ですが、設置したパソコンをもっと多くの方に使っていただけるような講習会の開催にも取り組んでいきたいと思います。
PCPJとはなんぞや、と思っている方に説明しますと、仮設団地の集会所を中心にパソコン(以下PCと略します)とプリンタ複合機を無償提供・設置。いずれはパソコン講習も開いて、仮設住宅等での生活に役立てていただこうというプロジェクトです。
※詳しくは、こちらのサイトをご覧下さい↓
http://wallpaper.fumbaro.org/infrastructure
これまで83ヵ所の仮設住宅団地集会所、NPO団体などへ合計329台のパソコンを設置してきました。PCは主にNTTコミュニケーションズ、IBM人材ソリューションなどの企業から提供された中古PCをメンバーがメンテナンス(お掃除)し、マイクロソフトが提供するOSやセキュリティソフトなどをインストールしたものを要望のある仮設団地へ設置しています。
※パソコン内部のクリーニングとセットアップはとても時間がかかります
この日は、浪江町役場からの要請を受けてのPC設置作業でした。私は今年の4月あたりからふんばろうの活動に参加しはじめ、PC設置作業は2回目になります。今回、私は3ヵ所の仮設団地を回りました。仮設住宅の方々の反応はさまざまで、設置(ボランティア)に感謝していただき飲物をくださったり、「なんで設置に立ち会わなければならないのだろう」と設置中の時間を退屈そうにされている方もいらっしゃいます。なかなか設置がうまくいかず、長時間かかることもあるので、そう思われるのは仕方がないと思います。時々設置作業をしていて、この活動が役に立てているのかなぁ—、という心境になることもありました。全体的に高齢の方が多い住宅だったので、「私はパソコン使えないんですよね〜」という声をいただくと、うーん、お役に立てているのだろうか?と思うこともあります。
今はPCPJという大きなプロジェクトを成功させる—ということを目標にふんばっていますが、時々、自分が行っているボランティア活動が本当に被害に遭った方々の役に立てているのか、と疑問を持つこともあります。「ボランティアの押し付けではない、真に必要なボランティア活動」を行えているかなと。仮設住宅の方々のまちまちな反応を見ると、そう思うこともあります。今の被災地ではいろいろなボランティアがありますが、復興ボランティアとして本当に必要なことはどんなことなのだろうかと漠然と心の中で思っています。
※6/24はIBM人材ソリューションの有志15人も設置作業に参加していただきました。石巻バイパス仮設団地の皆さんと
先にも書きましたが、私は今年の4月あたりから、ふんばろうの活動に参加しました。自宅は多賀城市にあり近くにも仮設住宅はありますが、普段の通勤の行き帰りは昨年の大震災から1年以上経ったいま、ほぼ普通の生活に戻っているように感じます。しかし、5月に学習支援として岩手県大船渡市に行き、沿岸部の津波が家々を飲み込んだ跡地(ほとんど、家の土台だけが残って野原のようでしたが)を通ったり、気仙沼市では市街地に残された津波の被害の傷跡を見たりすると、まだまだ復興はこれからなのだとあらためて思います。
所属しているプロジェクトや団体が大きいと自分の行っている活動が直接、被害に遭った方々の役に立てているか見えなくなる時もありますが、PCPJの次なる課題のパソコン講習も段階的に進めてより多くの方にパソコン操作を習得していただければ、このプロジェクトの意義は大きいものになると思います。
今後も自分なりに被害に遭った方々の声に耳を傾けながら、ボランティア活動をできる範囲でふんばっていこうと思います。最後にもっとボランティアメンバーが増えると、活動がより早く進みますので(パソコン講習を待っておられる方々がいらっしゃるのです!)、ボランティアメンバーを随時募集しています。1日のみ参加希望の方も、PCPJを少しでも手伝ってくださる方も随時募集しておりますので、お気軽に問合せください。(鈴木小百合)
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追伸、その2週後の6月24日(日)、総勢40人が参加(11台の車に分乗)した南三陸と石巻方面のPC設置ツアーに行ってきました。事前にふんばろうが行ったアンケートにより依頼のあった仮設団地への設置でした。PC設置の他にもなるべく役に立てないかと、「何か最近生活で困っていることなどありませんか?」と立ち会って下さった方に聞いてみると「ほやは育てるまでに3年かかるので、初期費用を考えるとなかなか養殖がはじめられません」といった話を聞かせて頂くことができ、はじめて被害に遭った方に少しでも寄り添えたかなぁと思える時間を過ごせました。また、「パソコン講習を待っています」という声も多くいただきました。今は設置をすることで手一杯ですが、設置したパソコンをもっと多くの方に使っていただけるような講習会の開催にも取り組んでいきたいと思います。