ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

大崎市で放射線量に関するニーズを把握/エブリー♪おおさきイベントへ参加

2012-08-20 10:36:06 | 活動報告
 東日本大震災からちょうど1年5ヵ月経った8月11日、大崎市・吉野作造記念館で開催された「エブリー♪おおさき『出会う・つながる・好きになるファンリレーション』」へ参加させていただきました。

 当日はお盆休み初日であるにもかかわらず、大勢のお客さんで会場が賑わいました。津軽三味線の演奏や空手の演舞などのステージパフォーマンスのほか、各種飲食コーナー、クラフト、古着、ネイルアートなどさまざまなブースが並び、イベントを盛りあげました。ふんばろう宮城支部も被災地の手仕事グッズの販売、支援金の受付、そして私はガイガーカウンタープロジェクトが展開する線量計無料レンタルの案内をしてきました。

 私の参加した目的のひとつは、大崎エリア(及び周辺)での放射線量に関するニーズの把握で、大崎の人々が放射能の影響についてどのような捉え方をされているのかを知ることでした。ガイガーカウンタープロジェクトでは通常、線量計レンタルの受付をふんばろうのホームページか電話経由で受け付けていますので、こうしたイベント会場での「出前形式」の受付は初めての取り組みです。
 ブースには放射能の測定方法の手引きや、複数台の線量計を並べました。一体皆さんがどのような反応を示されるのだろうかと、すこし緊張しながら待ち受けていたのですが、概ね放射能については過大な心配をされていないということが分かりました。この理由は、その方のご年齢、居住環境、考え方などさまざまでしょうが、やはり福島の原発事故からも1年5ヵ月が経過し、皆さんが正確な情報や知識を得たことによる結果だと思います。

 今後は「より線量計を必要とする地域とそうでない地域」の色分けが大切になり、必要とする地域にはレンタルの他、寄贈という形で線量計を配分して行くことになると感じています。

 しかし、他方では比較的線量が高いと言われている宮城県北部・南部地域からのリクエストがあまり聞こえてきていないことも気になっています。もちろん、行政やほかのボランティアが提供している線量計を使って対応済みであればよいのですが、もしそうでなければ、遠慮せずにふんばろうガイガーカウンタープロジェクトへリクエストしていただきたいと思います。同時に、県北・県南地域でのプロジェクトメンバーも募集しています。ご興味のある方はお気軽にエントリーしてください。
※エントリーはこちらから→http://geiger.fumbaro.org/report/join


※イベントへ参加したふんばろうスタッフ
 今回のイベントは大変有意義なものでした。ガイガーカウンタープロジェクトとしてある程度の目的が達成できたことのほか、大崎の方々をはじめ、たくさんの新たな「つながり」を持つことができたことがうれしい収穫でした。「出会う・つながる・好きになる ファンリレーション」をキャッチフレーズにした“エブリー♪おおさき”さんの今回のイベントは大成功だったと思います。
 大崎の皆さん、関係者の皆さん、ほんとうにありがとうございました。(猪俣 剛)


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