東日本大震災から6年。今年の3月11日、午後2時46分もここ名取市役所で迎えました。1分間にわたって鳴り響いたサイレンの音。「あの日」を思い出し、犠牲になられた故人へ黙とうするには短いといつも感じます。
ふんばろう宮城プロジェクトの3月11日は、「閖上追悼イベント2017」(実行委員長・佐々木悠輔さん)と、「Hope for project2017」(代表・高山智行さん)の2つの追悼イベントで全国から集まってくれたボランティアの方々への炊き出しを行いました。例年、突風が吹き荒れる沿岸地域で作業するボランティアへ温かい食事を一生懸命に振舞いました。
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*
「想いを繋ぎ続ける、ということ」
震災から6年目にあたる今年の「3.11」。ふんばろう宮城プロジェクトの仲間と一緒に仙台市若林区・荒浜にて行われた鎮魂イベントへのお手伝いをしてきました。
イベント主催者は「Hope for project」。今は廃校となった荒浜小学校の卒業生たちが立ち上げた団体で、ふるさとの記憶を、そして震災の記憶を繋ぎ続けていこうという思いで、毎年3月11日に参加者が校庭に集まって風船に想いを載せて空に飛ばす活動(バルーンリリース)を行っています。
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前年までは仮設トイレ設置の支援を中心に行ってきたのですが、今年は寒いなか活動するボランティア・スタッフに暖かい豚汁を振舞おうと県外メンバーを含む総勢9名での活動となりました。
イベントでの食事提供は、ふんばろう宮城プロジェクトの最も得意とする支援活動の一つであり、特に段取りをつけずともメンバーが自然と動き出してしまうところが、〝ふんばろう″の凄いところであります。
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できたての豚汁を、スタッフの皆さんが受取るときのうれしそうな顔。寒空のなか準備に走り回っていたので、なおさら喜んで頂けたと感じます。
そして、午後2時46分の黙祷をささげた後のバルーン・テイクオフ。それぞれの祈りを託して幾百ものバルーンが空に飛び立ちます。見る間に彼方へと去っていくバルーンを目で追いながら、今は亡き方々へ思いが届くことを願わずにはいられませんでした。
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震災から7年目に入ったふんばろう宮城プロジェクトの活動。これからも決して声高ではなく、想いを繋ぎ続けていく方々を応援していきたいと思います。(橋本信行)
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「ボランティア同士の支え合いに感謝」
全国から追悼の絵灯篭が送られてくる。灯篭に込められた被災された方を勇気づけるメッセージを見入る度に、「風化」という言葉が立ちはだかることはない―。
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3月11日に開催された「閖上追悼イベント2017」を手伝ってきました。ふんばろう宮城プロジェクトとしては今年で3回目。絵灯篭を設置するために、全国から集まったボランティアへ名取市名産の「せり(芹)」を使った鳥つくね汁150食を振舞いました。
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今回は実行委員会から「せり」の提供を受けたのですが、おいしさが詰まっている根っこの下処理(土を取る)にどうしたものかと悩んでいると、私たちとともに参加者へ手打ちそばや揚げパンを振舞った尚絅学園大学の学生や宮城農業高校の生徒などが、せりの下処理を手伝ってくれました。歯ブラシで丁寧に土を取ってくれたおかげで、せりがたっぷりのつくね汁も大好評でした。
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閖上追悼イベントも年々、素晴らしいイベントに育っていると思います。そして、ボランティアに来られる方々から「去年の豚汁は旨かったねぇ。今年は何を振舞ってくれるの?」と声を掛けられるようになりました。年に一度の再会かもしれないけれど、足を運んでくれる全国のボランティアに私たちも勇気づけられていると感じます。(こせきかつや)
ふんばろう宮城プロジェクトの3月11日は、「閖上追悼イベント2017」(実行委員長・佐々木悠輔さん)と、「Hope for project2017」(代表・高山智行さん)の2つの追悼イベントで全国から集まってくれたボランティアの方々への炊き出しを行いました。例年、突風が吹き荒れる沿岸地域で作業するボランティアへ温かい食事を一生懸命に振舞いました。
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「想いを繋ぎ続ける、ということ」
震災から6年目にあたる今年の「3.11」。ふんばろう宮城プロジェクトの仲間と一緒に仙台市若林区・荒浜にて行われた鎮魂イベントへのお手伝いをしてきました。
イベント主催者は「Hope for project」。今は廃校となった荒浜小学校の卒業生たちが立ち上げた団体で、ふるさとの記憶を、そして震災の記憶を繋ぎ続けていこうという思いで、毎年3月11日に参加者が校庭に集まって風船に想いを載せて空に飛ばす活動(バルーンリリース)を行っています。
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前年までは仮設トイレ設置の支援を中心に行ってきたのですが、今年は寒いなか活動するボランティア・スタッフに暖かい豚汁を振舞おうと県外メンバーを含む総勢9名での活動となりました。
イベントでの食事提供は、ふんばろう宮城プロジェクトの最も得意とする支援活動の一つであり、特に段取りをつけずともメンバーが自然と動き出してしまうところが、〝ふんばろう″の凄いところであります。
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できたての豚汁を、スタッフの皆さんが受取るときのうれしそうな顔。寒空のなか準備に走り回っていたので、なおさら喜んで頂けたと感じます。
そして、午後2時46分の黙祷をささげた後のバルーン・テイクオフ。それぞれの祈りを託して幾百ものバルーンが空に飛び立ちます。見る間に彼方へと去っていくバルーンを目で追いながら、今は亡き方々へ思いが届くことを願わずにはいられませんでした。
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震災から7年目に入ったふんばろう宮城プロジェクトの活動。これからも決して声高ではなく、想いを繋ぎ続けていく方々を応援していきたいと思います。(橋本信行)
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「ボランティア同士の支え合いに感謝」
全国から追悼の絵灯篭が送られてくる。灯篭に込められた被災された方を勇気づけるメッセージを見入る度に、「風化」という言葉が立ちはだかることはない―。
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3月11日に開催された「閖上追悼イベント2017」を手伝ってきました。ふんばろう宮城プロジェクトとしては今年で3回目。絵灯篭を設置するために、全国から集まったボランティアへ名取市名産の「せり(芹)」を使った鳥つくね汁150食を振舞いました。
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今回は実行委員会から「せり」の提供を受けたのですが、おいしさが詰まっている根っこの下処理(土を取る)にどうしたものかと悩んでいると、私たちとともに参加者へ手打ちそばや揚げパンを振舞った尚絅学園大学の学生や宮城農業高校の生徒などが、せりの下処理を手伝ってくれました。歯ブラシで丁寧に土を取ってくれたおかげで、せりがたっぷりのつくね汁も大好評でした。
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閖上追悼イベントも年々、素晴らしいイベントに育っていると思います。そして、ボランティアに来られる方々から「去年の豚汁は旨かったねぇ。今年は何を振舞ってくれるの?」と声を掛けられるようになりました。年に一度の再会かもしれないけれど、足を運んでくれる全国のボランティアに私たちも勇気づけられていると感じます。(こせきかつや)
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