ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

分かる楽しさを積み重ねてほしい/学習支援PJ「学び場★ふんばるんば」

2012-07-21 07:29:07 | 活動報告
 ふんばろう東日本支援プロジェクト「学習支援プロジェクト」では、震災の影響を受けた小・中・高校生たちへの「学ぶ場の提供」を目的に、「学び場★ふんばるんば」というネーミングの学習サポートを実施しています。スタッフは宮城在住の方はもとより、首都圏からも指導経験のある学生や社会人が参加していて、ほぼ毎週末に活動しています。
 今回は、宮城県内での活動として、石巻市立牡鹿中学校での「学び場★ふんばるんば」の実施について報告します。


 牡鹿中学校は、牡鹿半島の鮎川浜に位置する中学校です。校舎は高台なので先の震災による津波の被害は免れましたが、多くの生徒たちは自宅が流され、仮設住宅に入居しています。仮設住宅に入居した生徒たちは自らの勉強部屋を失っただけではなく、仮設住宅のある石巻市街地から30分以上かけてバス通学を余儀なくされ、自主学習の時間が減少している生徒たちも多くいます。そのため、3年生の受験対策として毎週土曜日の勉強会が企画され、ふんばろうもそのお手伝いをすることになりました。

 支援活動は昨年の11月から行っていましたが、昨年度の3年生が卒業し、新3年生はまだ部活が忙しいということで、学習会はしばらくお休みでした。
そして、7月7日(土)から、新3年生との第二期「学び場★ふんばるんば」がスタートすることになりました。

 最初は緊張していた新3年生たちですが、学習支援プロジェクトのスタッフと一緒に勉強していると、だんだん緊張もほぐれてきたのか「数学楽しい!」という声も聞こえてきました。
 英語や数学など、積み上げ型の教科は、被災による授業の遅れや自主学習の時間減が特に顕著に出やすい教科で、生徒たちは苦手意識を持ちやすくなっています。少しずつ、分かる楽しさを積み重ねていき、前向きに学習へ取り組めるような環境を作るお手伝いができればと思っています。


 支援は今後も毎週土曜日(時々お休みあり。夏休み・冬休み期間は不定期)の午前中に行う予定です。
 また、宮城県内では、石巻市鹿妻での小学生を対象とした「寺子屋」のお手伝い、宮城県外では、岩手県大船渡市や福島県相馬市、南相馬市でも活動しています。
 「ぜひ一緒に活動してみたい!」という方がいらっしゃいましたら、下記の問い合わせ先メールアドレスへご連絡ください(学生可・支援には定員があり、必ずしも参加したいというご希望に添えない場合があります)。
 また、仙台駅から牡鹿中学校までスタッフの送迎を担当してくださるドライバーさんも募集しています。ぜひ、一緒に活動してみませんか。(酒井由美)

【問い合わせ先】
メールアドレス:gakushu.support@fumbaro.org
※お名前・住所・電話番号・指導可能な教科(英語中3まで、など)をお知らせください。
※学習支援プロジェクトWallpaperで、今後の支援予定等がご覧いただけます。
http://wallpaper.fumbaro.org/gakushu_support/


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