ふんばろう宮城プロジェクト

東日本大震災から発足した「ふんばろう東日本支援プロジェクト」公認団体として2013年4月から活動する復興支援プロジェクト

農事組合法人マイファーム亘理協同組合へ簡易仮設トイレ2台を支援

2012-11-10 14:00:22 | 活動報告
 あす11日は東日本大震災から20回目の月命日。
 さまざまな思いで午後2時46分を迎えられることと思います。

 「被災地の状況をもっと知ってもらいたい。東日本大震災の惨劇を風化させてはならない」という声がさまざまなメディアを通じて発信されています。しかし、被災地で生活している私でさえ、「忘れてしまっているなぁ」と感じる場面に遭遇することが増えているのも現実です。地道にいろいろな場面で発信していくことの大切さ、継続することが本当に必要なのだと思っています。

 先月16日、亘理町でトマト栽培などを手掛ける「農事組合法人マイファーム亘理協同組合」(代表:千葉義昭さん)へ簡易仮設トイレ2台(中古品@6.3万円)を支援させていただきました。
 マイファーム亘理共同組合は、東日本大震災前には亘理の地で活動していたイチゴ農家が集まり、「もう一度、この亘理町で種まきからはじめて次世代につないでいこう」という思いでできた組合です。今年度はトマトや大根を収穫されました。

 また、被災地の現状を感じてもらおうと、早い段階から数多くのボランティアを受け入れており、「被災地の状況を風化させない」取り組みにも大きく貢献されています。※写真はマイファーム亘理HPより引用。

 今回の支援をつないでくれたのはFCCC共生地域創造財団で事務局長を務める蓜島一匡さん。蓜島さんから「周囲に何もないところで作業されているので、トイレの問題が一番の課題です。トマト収穫の最盛期には50人以上が作業されていたので、仮設トイレの支援を何とかできないか」という口添えをいただき、宮城支部メンバーの同意を得て支援をさせていただくことを決めました。

 被災地で活動するボランティア団体の数もだんだん減っています。
 震災直後に全国の皆さんから寄せられた支援金を元に法人化した団体も資金ショートに陥っているところもあります。とても残念なことではありますが、被災者支援の活動は恒久的なものではなく被災された方のフェーズは毎年、毎月変化していくものです。その状況にあわせて、寄り添いながらサポートする活動が求められているのだと思います。身の丈をしっかり見極めながら活動していきたいと思います。

 ふんばろう東日本支援プロジェクト宮城支部では、地元で活動されている他団体とも可能な限り協業し、被災された方や産業復旧・復興の支援を効率的に取り組んでいきたいと考えています。(こせきかつや)


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