そもそも確信犯とは・・・と言うことになると
本来「政治的・宗教的等の信念に基づいて正しいと信じてなされる
行為・犯罪又はその行為を行う人」という意味で使われるようだが
現在はそういうケースよりも「悪いことであるとわかっていながら
なされる行為・犯罪又はその行為を行う人」という意味で使われる
ことが多々あり、そういう風に理解している人が多いという分析も
あるようだ。
こんな定義のようなものを確認するためではなく新型コロナウィルスの
感染拡大について私も一般的に理解されているような意味での
確信犯についての苦言を呈したい。
それは・・・
休業要請に応じない飲食店、パチンコ店への人の移動や各地の
漁業組合が潮干狩り中止を決めた場所での採貝行為や
神奈川県の湘南エリア、鵠沼、江ノ島海岸、千葉県の海岸への
サーファーの集中や立ち入り禁止の場所への侵入について。
連日『来ないでほしい』というメッセージや海岸封鎖が伝えられている中、
ストレス解消という理由で柵を乗り越えたり違法駐車をしたりして
海岸へ入る人たちがいっこうに減っていないようだ。
報道関係者がインタビューあるいは禁止行為について聞き取りを
すると悪びれた様子もなく『休むべき筈のパチンコ店がやっているから・・』
とか『いけないこととは解っているけど暇だから・・』『店が開いているから・・』
『ストレス解消のため』などと無責任に応答。
罰則がないことを理由に平然とマナー違反を犯すこれらの人々を
放置していていいのだろうか。
多くの人が自ら犠牲を払ってもコロナの拡大防止に協力しようとしている時に
程度の差はあれ民意に逆らう非常識な行為ではないだろうか。
明らかな『確信犯』と思われる件については早急に法律を作り場合によっては
罰則を科すべきだと思う。
昨日も都内で161人もの感染者数が発表された。
戦争による砲撃、集中砲火、空襲を受けることと違い、外出自粛によって
自分で危険回避、安全確保のための行動がとれるのだから自分勝手な
行動は断じて控えるべきだろう。
自分のことよりも他への配慮をするよう大人の対応をとることを全員が心がけ、
それに違反するような場合は残念ながら時には容赦なく罰則を・・・という
強い方針を打ち出すことも必要なのかもしれない。
(本来は自制心を高めるような方針、対策などがいいのだが・・・)