山行年月日:2019年2月10(日)、静穏、晴れ
参加者:G.G.他9名
アクセス:うぬまの森駐車場に集合
沿面距離≒9 km/所要時間≒5:00(昼食、休憩時間などを含む)
コースタイム:うぬまの森駐車場 9:30→12:35八木山、昼食13:05→14:30苧ヶ瀬池駐車場
GPSトラック図:
苧ヶ瀬池駐車場に車を2台デポ、帰路は車でうぬまの森に戻る。
特段の危険ヶ所、難所があるわけでないが、金比羅山と八木山~愛宕山の2山塊を踏破するルートであり、想定以上に手強かった。
標高図:
金比羅山頂前後の斜度は大きく見えるが特段のことはない。八木山登山口から
八木山まで標高差は少ないが小ピークが3ヶ所あり、中には岩峰もあり以外と手応えがある。
なお、スマホのGPSアプリの起動を初めに忘れたため、金比羅山前半の標高図が欠落している。
山行リポート:
■後日、木曽川辺りの伊木山から当日歩いた山並みを遠望。標高は同じように見えるが金比羅山は各務原市の最高峰で標高は382mで一番高い。
■鵜沼のPを出発して明王山に向かう途中で、未整備道と看板がある所から直接、金比羅山に登る道を辿る。
看板の標記どうりで道は自然のままでよろしい。
■金比羅山頂にはハイカーが1人おり、金比羅の祠に向かって頻りに何かお祈り唱えている以外は静かな山頂であった。これといった展望はない。
■金比羅山を後にして、下山し、少しの間、車道を歩き八木山登山口に至る。
■八木山登山口から八木山までの距離は1.5 km位であるが小ピーク3つもあり、1つは岩峰で手応えは十分で
侮れない。
■この時期、目を楽しませる彩りはないが、八木山近くに一株のクチナシがあり、真っ黄色の実を着けていたのが印象的であった。
■八木山山頂で濃尾平野を眺めながら30分程、まったりと昼食を摂ってから山頂を後にする。
何時も見慣れている風景で特段の感慨はないが雄大で気持ちが宜しい。
■愛宕山で小休止した後はひたすら、苧ヶ瀬池を目指して下山する。
途中、下山口近く、薬王院の裏山にひっそりと「中国人殉難塔」が建っている。碑の裏には戦時中、徴用され当地で亡くなった20余名の中国人の名が刻まれていた。年配の方ならご存知であろうが、各務原市には戦時中、陸軍の飛行場があり(現在は航空自衛隊の飛行場として使用されている)、その関連の工事で当地に連れてこられその間に亡くなられた方々を慰霊するため地元の有志が碑を建立したようである。
雑 感:
■冬枯れの殺風景な山行で、感動的な出会いなどは無かったものの穏やかな陽気で、気持良いハイクであった。
■存在を知る人も殆ど無い「中国人殉難塔」がひっそりと山中に建立されているのを見ると、このような平和な片田舎にも戦時中に悲惨な暗い歴史があったことに重苦しい感慨を覚えた。
■下山後に反省会をした喫茶店「わたぼうし」のマスターの人柄と店の雰囲気が良く、気持ちが軽くなった。
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