
家庭用品の危険シリーズ 暮らしに潜む家庭用品からの病
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ぜんそく(9)/原因除去を最優先する寺澤メソッド
ぜんそく原因の解決8・食後すぐの運動を避ける
アナフィラキシーを起こさないために運動は食後に時間をおいてから
公開されている寺澤メソッドを、投稿者が補足・簡易化した内容です。
■“エピペン注射”対策やアレルギーを起こす食品を避ける
投稿者より/寺澤政彦医師のぜんそく・治療メソッドの8回目(最終回)、先生は「食後の運動をやめること」とおっしゃっています。過去には下記の例の他にも、小学女子児童がアナフィラキシーに陥り、学校側の対処が悪く亡くなることが発生しました。
ここから寺澤医師の治療メソッド/ある高校の生徒が休み時間に“早弁”をし、その直後の体育の授業で息が苦しく気分が悪くなった。意識を失い、救急車で運ばれたが死亡した。原因は食後に激しい運動をしたため、「食物依存性運動誘発性アナフィラキシー」だったと見られる。

アナフィラキシーというのは、アレルギーを起こす物質を食べたり触ったりした際にアレルギー反応に歯止めが掛からなくなって激しい症状を起こすこと。重篤化・死亡するケースがある。この高校生のように、食事と運動で誘発されるアナフィラキシーの原因となる食品は、小麦やエビ・イカなどの魚介類だ。

食事と運動の間隔を、どのくらい時間の余裕を見ればよいか難しい。食後4時間が経過してからアナフィラキシーを起こした例もあるからだ。1度でも食後に症状が出た人は、(前述の)アレルギー反応を起こす食べ物を避けることだ。また十分に、時間をおいて運動するしかない。

アナフィラキシー対策に、「エピペン」(エピネフリン注射液)による自己注射が認められている。専門医に処方してもらい、親・生徒・先生による学校との協議によって、事前に対策を講ずることが望ましい。